自称「一般的な会社員」

どこにでもいる、一般的な会社員の日常

6月24日

2009-06-24 | バイク
続きの続き。

【3日目】晴れ時々曇り。
ん?昨日は右の鼻が詰まっていたのに、今日は左の鼻が詰まっているぞ!
そのおかげか、昨日より味がわかる。
味がしないご飯はもういやだお…。

今日の目的地は竜飛崎。
津軽海峡冬景色でございます。
ごめん、違った。
津軽海峡梅雨景色でございます。
幸いにして、3日目にして初めて太陽を拝めました。

北上する前に、温泉のおばちゃんにものっそい薦められた『立佞武多(たちねぷた)の館』なる場所へ寄り道。
寄ってみて、なんでおばちゃんが猛プッシュしたのかがよくわかった。
青森市の『ねぶた』や弘前市の『ねぷた』と比べて、五所川原のねぷたは歴史が浅い。
戦後しばらくは歴史が途切れていたらしく、10年くらい前に復活したみたい。
ずーっと続いていた青森と弘前への敵対意識がビンビンに伝わってきた。
ねぷたのサイズは土台が約10m、人形が約12mの計約22m。
人形だけでF90以降のガンダムよりちょっと小さめ、土台を含むとZZガンダムくらい。

軽く30分くらい眺めて帰ろうと思ったのに、じっくり1時間も観てしまった…。
予定よりも大幅に遅延したけど、竜飛とか見るとこないだろうから取り返せるだろ。

続いては霊験あらたかな『川倉賽の河原地蔵尊』。
レビューによると、ものすごく重い空気を感じられるらしいのですが…霊感ゼロな私には特に何も感じなかった。
つか、もともと有名なお坊さんが拓いて、地元の人たちの憩いの場的な場所だったみたいだし。
そこへ、大飢饉で食料を求めて南下してきたけれど亡くなってしまった人たちを大量に葬ったことから、こういう場所になったみたい。
もともと良い場所なら問題ないでしょう。
竜神様も祀られていたので、旅の無事を祈願しておきました。

さらに次は十三湖。
シジミが超有名らしい。
ここのシジミラーメンを一度は賞味すべし!と聞いていたので、道の駅で食してみました。
美味しくなかった。
しょっぱい塩ラーメンにシジミが乗ってるだけ。
出汁とか出てない。
やっぱりちゃんとしたところで食べないとダメか…。

ここから一気に登山。
竜飛崎は山の上にあるらしい。
地元ライダーさんたちに追い抜かれながら、展望台に到着。
青い海、超綺麗。
風、超強い。

そこから山を一気に降って、そしてまた登山。
竜飛崎ってどこなのよ?
よくわからん青函トンネル記念館とかに迷い込んで、受付のおばさんのやる気のなさと、広大な駐車場にポツンと止まっているSkyWaveに哀愁を感じた。
この駐車場が埋まる日はあるのだろうか…。

迷いに迷って、やっと竜飛崎の灯台に到着。
しかし、目的地は灯台ではなく竜飛崎の先端。
早々に灯台の観光を終えて先端を目指すが、iPhone先生の地図がどうもおかしい。
いくらうろうろしても、降りるための道路が見つからない。
仕方がないので観光がてら道を探す。
日本唯一の階段国道とか歩いたよ。
往復は超疲れた…って待てよ、もしかして…。
あいふぉ~ん先生、階段国道は国道だけどバイクは走れません。
そりゃいくら探しても道がないわけだわ…。

大きく迂回して先端に到着するが、大して見るべきものはなかった。
無駄に時間をロスしただけな気がして、なんか損した気分。
でも北海道らしきものは見れたので許す。
天気が良くてよかった…。

あとは一路青森市を目指す。
その途中で東京から1000kmを突破したよ。

青森市についたら、目指すは『青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸』。
青函連絡船って、電車も運んだって知ってた?
私は初めて知りましたよ。
これは見てみるしかないでしょ。
やっぱり迷子になりつつもなんとか到着したんですよ。
受付のお姉さんに説明してもらって、実際に八甲田丸の中を見学したわけですが…。
上映しているシアターは微妙でした。
展示物は興味をそそる物も多かったのですが、説明してくれる機械とかが壊れすぎ。
船のパネルをじっくり見すぎると後のほうの展示物まで集中力がもたんわ。
ブリッジとか初めて見たけど、ちょっと古臭いもののグッとくるものがあるね。
ちゃっちい操舵体験機みたいのがあったけど、あれもどうかと思うよ。

煙突の中に入ったり、無線室・機関室・電気室を通って、ついに車庫へ。
実際に列車が入ってたよ。
何十トンもある列車をいくつも積んで走るとか、ちょっとロマンじゃない?
線路と接続するためには、かなり高度な接岸技術が必要なんじゃない?
要は海の上の線路だろ?
とかちょっと興奮した。
興奮してたら思ったより時間が経っていたらしく、出口に立ち入り禁止の札が立ってた。
あれ、パンフの最終入場時間まであと30分あるんだけどな…。
つか出ていいの?出るけど。

夕食はアスパムなる観光物産スポットで、郷土料理を。
だいぶ鼻も復活しており、味が良くわかる。
味わえるって、幸せなことなんだなぁ…。
お値段の割には微妙な味だったけど、この地方の味を味わえたわけだから文句は言わぬ。
夕闇の青森港は、なかなかに幻想的でした。

食事からホテルへ帰る途中にもイベントがあったのですが、泣きながら帰る羽目になったよ。

今日は観光よりも走っている時間のほうが長かったかな。
特に竜飛崎に行く途中で何度も迷ったのが痛かった。
あと、ホテル竜飛のバス、氏ね。
ゆっくり走るのはわかるよ、お客を乗せてるだろうし。
だったらせめて前に行かせろ。
こっちは貴様の排気ガスを吸い続ける羽目になるだろうが。
追い越そうとすると加速しやがって…クソが。
もう一度言う、ホテル竜飛のバス、マジで氏ね。