Ｂ級グルメ道３６ 新鮮な北海道の味「えぞ料理ユック」

　　　　　　　　　
　昨日は、日帰りの北海道・札幌出張があった。年齢的でもあるが、長距離の日帰り出張、特に飛行機による日帰り出張は、大変な疲労感がある。まして、この時期の北海道は大変寒い。場合によっては、氷点下の気温になることもありえる。出張前日の天気予報では、雪マークの表示になっていたので、大丈夫かと心配した。最悪、札幌上空から、近隣の空港に緊急避難的に着陸する場合も、天候悪化によってはありえる話なのである。この点は、大丈夫だった。寒かったが、天気は雲ひとつない快晴だったのである。遥か遠方の山の上は、絨毯状の雲が垂れ下がっており、吹雪になっているような感じだった。あの雲群がこちらにきたら、大変な吹雪になっているところだったので、本当に良かった。
　　　　　　　　
　出張の帰りには、多少の憩いの時間がある。それは、新千歳空港内での夕食時間なのである。今回も、タイトなスケジュールの中で、僅かな時間の間隙を縫い、夕食にありついた。新千歳空港ビルの３Ｆに、「えぞ料理　ユック」がある。２０時近い飛行機であり、食事も最後の集団に近いため、料理の値段が半額近くに値下げされていた。かに、うに、いくら等の新鮮な海産物がたくさん盛られた料理が、半額に近い値段であるのは、とてもラッキーなのであった。私の場合は、北海道ならではの料理として、うに・いくらは絶対食して帰ろうと決めていたので、「うに・いくら丼定食」に決めた。うに・いくらが、運動会のようにどんぶり内のご飯の上に乗っており、それに、てんぷら、かに味噌汁、お新香が付いたものなのだ。そして、再度、メニューに目を移すと、プリプリの食感゛生がき゛の文字が躍っていた。３個で６３０円。これは頼まない手はない。ついでに、生ビールも注文。こんなことで、ひとりだけの、大宴会になってしまった。テーブルの上は、海産物たちが、フォーク・ダンス状態なのだ。お互いに手を取り合って、楽しげに踊っているようだ。彦麻呂風に言えば、「うにやいくらのメリーゴーランド状態や～！！」と言うことになるのかも？？私は、ビールを片手にほろ酔い気分。フォーク・ダンスを自らプロデュースしているようなものである。楽しげにダンスをしている海産物たちを、順番に口に運ぶ。「う～～ん、美味！！実に新鮮でうまい！！」。気分は、エベレストの頂上で、雄叫びを上げたい気持ちになったのであった。