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考えさせられる、映画『リメンバー・ミー』ー死と家族の絆

2018年09月01日 11時38分40秒 | Weblog

映画『リメンバー・ミー』を見た。

 この作品は、メキシコの「死者の日」を題材に描かれているのであるが、日本の「お盆」にかなり類似している。日本では、お盆に先祖が自分の家に帰ってくる。そのため、早く戻って欲しい子孫からすれば、馬を模したきゅうりで作る乗物に乗ってもらい早く帰ってきてもらう。帰りは、ゆっくりと帰ってもらうために、牛に模したナスの乗り物で帰ってもらう。お盆では、このような意味合いで、きゅうりやナスに足をつけて祭壇に掲げる風習があるのである。その意味からすれば、メキシコも「死者の日」に自分の写真の掲げることで、その死者が家族の家に帰れるということのようである。死者を想う気持ちが重要であり、その気持ちが形になって遺影を飾ることで、死者と家族を結びつけているのである。

 劇中でうたわれる「リメンバー・ミー」もかなり感動する。あの「アナと雪の女王」の「レット・イット・ゴー ありのままで」を手がけたクリステン・アンダーソン=ロペス&ロバート・ロペスが担当ことで、作品の品格を高めている。                     

 「トイ・ストーリー3」でアカデミー賞を受賞したリー・アンクリッチ監督が、陽気でカラフルな「死者たちの世界」を舞台に描いたピクサー・アニメーションの長編作品。日本におけるお盆の風習にあたるメキシコの祝日「死者の日」を題材に、音楽を禁じられたギター少年ミゲルの冒険や家族との強い絆を、数々の謎と音楽を散りばめながら描いた。物語の鍵を握る劇中歌「リメンバー・ミー」の作詞・作曲を、「アナと雪の女王」の「レット・イット・ゴー ありのままで」を手がけたクリステン・アンダーソン=ロペス&ロバート・ロペスが担当。第90回アカデミー賞では長編アニメーション賞および主題歌賞を受賞した。天才的なギターの才能を持つ少年ミゲルはミュージシャンを夢見ているが、過去の悲しい出来事が原因で、彼の一族には音楽禁止の掟が定められていた。ある日ミゲルは、憧れの伝説的ミュージシャン、デラクルスの霊廟に飾られていたギターを手にしたことをきっかけに、まるでテーマパークのように楽しく美しい「死者の国」へと迷いこんでしまう。ミゲルはそこで出会った陽気で孤独なガイコツのヘクターに協力してもらい、元の世界へ戻る方法を探るが……。 

 この作品には、音楽に惹かれて家を飛び出してしまう父親の顔を破り取られた写真が重要なポイントである。また尊敬していた有名歌手デラクルスが、実は父親が作詞・作曲した歌を横取りし、自身で作って歌ったことにすることで著名になっていたことが分かる。しかも、父親を殺害していたという衝撃な事実も判明するのである。
 家族の反対を押し切りながら、音楽の道に突き進むミゲル、最終的には父に出会い、父の本心を聞くことで父親を尊敬することになる。家族の絆が、強く描かれた作品で、久々に感動してしまった。


JAPANESE - Remember me (Ernesto) w/S&T【リメンバー・ミー(橋本さとし)】


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