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B級グルメ道41 何度来ても美味、うなぎの「たち木」

2011年01月28日 05時27分30秒 | Weblog

          たち木 - 店内写真:店内  たち木 - 店内写真:店内
 送別会も兼ねて、新橋のおいしい鰻を食べさせる、立ち飲み屋「たち木」に行った。この店は、2年以上通っているが、実にうまい鰻を提供してくれる。鰻は、すべて1本串に刺さったもので、焼き鳥風なのである。鰻の身を四角く切って串刺しした「短尺(たんじゃく)」(300円)、身を渦状に巻いた「くりから」(500円)、鰻の頭の「かぶと焼」(180円)、肝を串刺しした「肝焼」(200円)と、非常に安い上に、おいしいのである。この串焼きを食べながら飲むビールは、格別。ここには生ビールは置いてないので、大瓶のビールのみ。そのほか、チューハイや酒もある。
 ここで、豆知識。「くりから」とは、何か?倶利伽羅剣(くりからけん) から来ており、これは不動明王が右手に持つ、竜が巻きつき炎に包まれた剣のこと。貪瞋痴の三毒を破る智恵の利剣である。この剣のように、本来は鰻を竜が巻きついた格好のように串に刺すのであるが、ここ「たち木」は、丸くして焼いているので、本来のくりからとは、多少異なる。
          たち木 - 料理写真:串焼き たち木 - 料理写真:くりから焼き
 ここの鰻は、関東独特の蒸して焼く鰻ではない。完全に関西風なのである。要するに、身をそのまま炭火で焼くので、歯ごたえ感とジューシーさがある、香ばしい焼鰻なのである。鰻は蒸して焼く、ホクホク感が良いという御仁もいるが、やはり、関西風の焼のみの鰻のほうが、香ばしさを感じれると思うのである。
 寒かったこともあり、冷えたビールは終了し、燗酒に切り替えた。この店では、やかんで燗酒が来る。自分のコップになみなみと燗酒を注ぎ、また返却するのである。この辺も、気取らず、至ってシンプルなもの。こんな所にも、下町感が漂っている。安い理由でもある。