AKB48をめぐる妄想

AKB48にハマった私「カギ」が、好き勝手なことを述べるブログです。

無自覚の邪悪に食い物にされる善意

2012-02-09 04:36:58 | Weblog
現代社会では、未成年は保護される存在、という建前になっています。それは私も承知しています。しかしそれは抽象化された一般論であり、あくまでも建前です。それを頭から信じ込み、予めその枠に現実をあてはめるように個別事例を見ようとするのはどうかと思います。現実には未成年者であれ、どうしようもないタチの悪い人間はいます。

さらには、善悪の判断がつかず、と言うよりも、そもそも悪という概念すら持たず、すなわち無自覚に、ただ自分の欲望を振り回し、周囲がそれを抑えようとすると暴力で押し通そうとするモンスターのような未成年者も存在します。ここで言う暴力とは、直接的に肉体を殴ったり蹴ったりすることだけではありません。ここでは、社会規範を逸脱した行為で他者の生活を脅かすことが暴力である、と捉えてください(分かりやすい例で言えば、暴走族の暴走行為は一種の暴力であるといった文脈です)。以下、今回の事例がそうだと断定はできませんので、私の妄想ということで参考までにお読みください。

このような「モンスター(=無自覚に邪悪な子供)」に対しては、他者に譲歩する心優しき善意の大人ほど、いいように食い物にされがちです。言い分を受け入れてやれば、少しはこちらの言い分も聞き入れてもらえるかも知れない、暴力的な行為を控えておとなしくなってくれるかも知れない。大人どうしならそういう暗黙の取り引きが通用するでしょうが、無自覚に邪悪な子供にとっては、自分の欲求を押し通すことが当たり前であり、引き換えに何かが必要だなどとは考えません。つまり、大人の側が期待する取り引きは成立せず、むしろさらに増長して暴力的に振る舞うでしょう。

そのようなモンスターが、超有名アイドルの家族に取り入って、何を要求すると思いますか。その中で何を守るために、何を差し出さなければならなかったと思いますか。どういう暴力的な状況にさらされて、どれほど絶望して言いなりにさせられたと思いますか。それでも善意の大人であればこそ、そんなひどい状況に対してさえ、最後まで責任を持とうとします。常識ある大人だからこそ、自分の側が悪かったと口にしてしまうのです。

さて、このような事態に対して、事態をきちんと解明することなく、法を型通りに適用するべきでしょうか。本人が認めているのだからと、法の精神を無視した表面的な解釈だけで、事務的に犯罪者を作り出すことが社会正義ですか。警察は捜査においてどこまでも正しく、決してやっつけのお役所仕事などしない組織でしょうか。マスコミはろくに検証もせず、それどころかわざわざ余計なプライバシー情報まで付加した上で面白おかしく書き立てていれば良いのでしょうか。

他のマスコミがほとんど報道しないことに疑問の声もあるようですが、まともな感覚の報道関係者だったら、この事態がおかしいことに気づくでしょうし、裏取りもしないまま情報を右から左に流したところで無価値であるばかりか、むしろ有害だと言うことは理解できるはずです。それでも有名アイドルの家族なんだから、スキャンダルとして流すべきですか。マスコミはそういう覗き根性に下世話に迎合すべきなのですか。

あー結局また寝付けないまま書いちゃったよ。明日、というかもう今日だが、また仕事が大変そうだ(^_^;)。