あれは昔、まだマルが小学生だった頃の話。
ある時近所の爺さんが亡くなった。
その家は隣りに抜ける峠の辺りにあってな、
4年程前に婆さんを亡くしてから、
1匹の猫と一緒に、ひとりっきりで暮らしてた男だった。
爺さんと言っても、歳は60くらいだったか。
働き者で、朝早くから夕方遅くまで、
毎日毎日野良で稼いでいるのをみんな知っていた。
爺さんには息子と娘、ふたりの子供がおったが、
息子の方は、 . . . 本文を読む
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