先日、山で働いていた時に、
どこかでネコの鳴き声がしたものだから、
かすかに聞こえるその声を追って、
ずっと、ずっと、歩いてみた。
そしたら、斜面の藪の中で、
ミーコがひとり、泣いていた。
こんなに離れた山の中で、
なぜにか、ひとり泣いていた。
おかしいと思いながら、軽トラで
家に連れ帰って来たけれど、
どうしてあんなに家から離れた山の中で、
ニャッ、ニャッ、とひとり
泣いていたのか、わからない。 . . . 本文を読む
今日は猫家の猫では最年少の、ちょびひげタインを紹介します。
タインが猫家の一員に加わったのは、ある雪の降る寒い朝。小さい体がプルプル震えながらも、必死に生きようとしていたのを思い出します。
それでは、小さな物語の始まり、始まり・・・。
タインは去年の12月の寒い朝、小さなスーパーの買い物袋に入れられて近所のお婆さんに連れられ猫家に来ました。
猫家は山のどん詰まりに近いので、時々捨てられた犬や猫 . . . 本文を読む
田舎に暮らしていると「集落共同作業」というものがある。
道路の草刈やゴミ拾い、地区の運動場の整備や河川清掃などに、一年に7~8回は借り出されて無料奉仕をする。もちろん各戸1名実質的絶対参加。
もし仮にそれに参加しなかったらどうなるか・・・・・うぅっ!考えるだに恐ろしい。その事実はその日の午前中にはJAの運営する有線電話を伝わって集落中に広まり・・・。
いや、その先はあえてノーコメント。現実には未だ . . . 本文を読む
ここでは、このblogでたびたび登場した猫家のネコの総元締め・ミーコを紹介します。
ミーコは現在猫家に籍を置くネコたちの先代に当たります。
猫家の歴史は、私とミーコとともにありました。
では始まり始まり・・・。
ミーコとホルスは花巻の「猫の国」(猫が何十匹も野飼いにされていたところ)で生まれました。
ちょうどその頃、猫家に引っ越すべく花巻に仮住まいしていた私とマルヴィーナ(当時の居候)が . . . 本文を読む
雨降る昼下がり
ニャアニャア 軒下で大騒ぎ
何ごとか? と扉を開けると
フニャア~と ミーコがびしょぬれになって入ってきた
ネコたくさんの我が家では ネコは一日中家に入れない
寝るのも外 遊ぶのも外
たとえ真冬でも家の外
そうしないと家中毛だらけおしっこだらけになっちゃうからね
そうか おまえ雨の日はオレが家にいるって知っていて
帰ってきたんだな
まあいいや とりあえず上がって毛でも乾かすと . . . 本文を読む
あぁいそがしい!
ふと隣りを見たら、ミーこが大きく口を開けてあくびをしていた。
・・・・・
そういえば我が家には人間はひとりしかいないけど、口の数だけは多い。
猫が8匹、犬が1匹、にわとりが9羽・・・。
(ゆえによって多くの食糧を要する!)
自足生活を目指してあれこれするうちに、いつのまにかこんな大家族になってしまった。
もし我が家の猫たちに、忙しいから手を貸せ!といったらどうだろう?
そりゃ . . . 本文を読む
私は今ひとり暮らしだけれど、たいして寂しくない。
私のそばにはいつも犬や猫たち、ニワトリたちがざわめいているし(ひとりと18匹だぁ~。これは寂しくない!)、一歩家を出れば隣近所の人たちが田んぼだろうが畑だろうが声をかけ、挨拶をしてくれる。
この山村に引っ越してまだ3年も経ってないのに、猫家と家族ぐるみでつき合ってくれる人たちがもう何軒もある。その時々に必要なものはみんなのお陰でほとんど手に入った。 . . . 本文を読む
朝起きたら、庭も畑も一面雪に覆われていた。
もう4月も下旬、この時期にこれだけの雪が積もることは珍しい。なんてまあこのところ異常気象続きなことか。雪は朝の8時頃まで降り続いていた。
ヤマトが帰ってこなくなってからもう1週間ほど経つ。
我が家で最初に生まれた猫たちのひとり。ミーコとクマの子供で全身黒くふさふさした毛をしている。今いる子猫たち(とはいってももう生後1年経っているけれど)の父親。甘え . . . 本文を読む