時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

裁判員制度、候補者への通知開始

2008年12月04日 | 社会問題
裁判員制度の候補者名簿に登録された人が、通知が届いたことをインターネットのブログで公開するケースが相次ぎ、なかには候補者の氏名を特定できるブログもあることが分かったという。
裁判員法は候補者の個人情報を公にすることを禁じており、匿名のブログなら大きな問題はないが、個人が特定できるものについては、罰則はないものの、同法違反と見なされることになる。
通知書が各家庭に届き始めた10月29日以降、ネット上では通知書を受け取った感想や封筒の写真を載せたブログが次々に現れた。
なかには、ブログで氏名や顔写真を公開したうえで「通知が来た」と書いた男性もいたそうだ。まったくバカな「裁判員候補」もいるものである。違法行為を平気で行う、このような人物に裁かれる被告人は不幸としか言いようがない。
裁判制度改革の1つとして、できるだけ多くの国民の立場から意見を求めようとする気持ちは理解できるが、準備も不十分で、国民への啓蒙もまだまだ不足している。
もう少し、時間をかけて準備すべきではなかったろうか。