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フレディ・スペンサー。(番外編vol.316)

2013年08月19日 09時18分00秒 | Weblog
82年からWGPにフル参戦し83年、85年とシリーズチャンピオンを獲得した、

アメリカ・ルイジアナ州出身の「フレディ・スペンサー」選手ですよ。

「ファースト(速い)フレディー」としてバイク界では超有名人ですよね。

特に85年シーズンは500cc、250ccのダブルチャンピオンに輝いた実績を持っています。

元々、少年時代にダートトラックレースをしてた経験から、

自然と身につけたであろうスライド走法をロードレースで始めてやってのけた人物です。

これはそれまでの常識を覆すライディングで、

コーナーリングの速さで他を圧倒するものした。

なものだから彼の勝ちレースはほとんどがブッチギリでその速さは圧倒的でした。

特に当時「キング」と呼ばれたケニーロバーツ選手を引退に追いやった人物でもあります。

また、80年からアメリカスーパースポーツ選手権(AMA)で乗った、

ホンダCB750Fはカスタムの代名詞にもなっており、

カワサキZ1000Rのローソンレプリカと共に人気のカスタムだったりします。

そんな「フレディ・スペンサー」選手ですが、

86年シーズンから煩い始めた右手の腱鞘炎のため、

フル出場が困難となり、まだ若かったのですが最終的には引退に追いやられていまいます。

このことに関しては、当時正式なコメントがなかったため、

周りを振り舞わす結果となり悪く言われた時期もありましたね。

もし、この持病がなければ多分まだ多くのレースで勝っていた可能性があるのですが、

同じ走法で走れる次世代のウェイン・レーニー選手やケビン・シュワンツ選手に

勝てたかどうかは、もう想像するしかないです。

短い期間でしたが、その速さからあまりに強いインパクトを残した、

天才ライダーだったことは間違いないですね!


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