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レガシーワゴンの悪夢。

2011年06月01日 09時49分04秒 | Weblog
89年より発売開始されたスバルのドル箱カー「レガシーワゴン」が

今まさに、窮地に追い込まれています。

現行型の5代目が、まぁ全然売れないんですよね。

しかもその予兆は4代目「レガシーワゴン」から既に始まっていました。

しかし何故?

そもそも、初代「レガシーワゴン」がどうしてあんなに爆発的ヒットを飛ばしたのか?

そこから探る必要があります。

まず大きな要因の1つとして、ワゴン専用のワゴンというコンセプトにありました。

通常、メーカーはセダン開発先行で後からセダンの車体を流用してワゴンを作るのが、

セオリーだったものを、ワゴン主体にして作ったからなんですよね。

その象徴はリアからくるシルエットに見事に反映されていました。

流れるサイドラインからリアゲートまでのデザインが、

とても美しかったからなんですよね。

これはレガシーがワゴン主軸に作られた証と言えます。

これに消費者は飛びつきます。

2代目、3代目とその印象を保ちつつ、上手くフルモデルしてきましたが、

4代目あたりからそのリアデザインに陰りを落とし始めます。

性能は優れているし何故?そんな言葉もありますが、

消費者は結局「レガシーワゴン」のリアデザインに注目していたんですよね。

あと他の理由として言えるのは、クルマ自体の位置づけ。

ミディアムカーとしてお手頃感があった初代から3代目に比べ、

4代目から急に高級志向が強まりました。

BMWに負けないクルマ作りという考えがそうさせたのですが、

これもある意味失敗だったように思えます。

クルマが高くなりすぎたんですね!

確かにハイテク装備満載で乗り心地も走り良いのですが、

そちらにばかり力を入れすぎて、高級車にしてしまったのが失敗でした。

圧倒的理由であるリアデザイン、そして高級志向からくる高額化。

この2つが「レガシーワゴン」を悪夢にした最大の理由と言える気がします!

お陰で自立経営が困難になりトヨタ傘下へ、また軽自動車部門の撤退という

悲しい実情が襲ってくる羽目になってしまったんですよね。





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