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バイクチューナー・ポップ吉村。(番外編vol.308)

2013年08月06日 09時00分14秒 | Weblog
「ポップ吉村」さんと言えば誰もが知る「ヨシムラ」の創設者であり、

世界でも有名なチューナーとして広く知られてる人ですよね。

経歴としては戦時中、航空技師としてエンジンの整備技術を学び、

戦後、九州の実家で鉄工所を経営していた父親のもとで働いていた時代、

駐屯していた米軍兵士のオートバイをチューニングするようになり、

独自のバイクパーツを生産する町工場を運営することとなります。

カムシャフト、マフラーを主に手がけていて、

集合管を世界で始めて開発したのも「ポップ吉村」さんです。

開業当初はホンダと提携し、ホンダのレーシングマシンのパーツを手がけていたのですが、

ホンダが独自でHRCを設立したことで会社は窮地に追い込まれます。

仕切り直しを計りアメリカへ進出するのですが、

詐欺や工場の火事など不運が続きで帰国。

息子の不二雄さんや森脇さんらと一からやり直しを計り、

幸運にもスズキからパーツ供給を受けるようになります。

このことで再度アメリカへ進出。

AMAアメリカスーパーバイク選手権でスズキGS750を手がけ、

いくつかのレースで優勝します。

帰国後も鈴鹿8時間耐久レースに第1回大会から参戦し、

強豪のホンダやヤマハワークスと戦い勝利します。

「ポップ吉村」さんは戦争経験から何に対しても命がけでチャレンジする人で、

家族の反対も押し切り、努力で成り上がった人物です。

それだけに自伝も多く、新しい世代の人たちに尊敬されています。

95年で亡くなっていますが、スピリッツは息子さんや森脇さんへ引き継がれているんですよね。

見習うことの多い偉人ですね!


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