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ジョン・エクロード。(番外篇vol.379)

2013年11月01日 09時48分19秒 | Weblog
70年代から80年代にかけて活躍した南アフリカ人ライダー「ジョン・エクロード」選手ですよ。

10代の頃よりヨーロッパに渡りイギリスなどの

国内エリア選手権などに出場していたのですが、

75年に念願のヤマハ・ワークスと契約しWGPフル参戦を果たします。

77年には350ccクラスで総合3位を獲得し、78年は総合4位、

日本の片山敬済選手などと争っていたんですよね。

79年は成績がふるわず80年からヤマハ・ワークスより

プライベーターチームのビモータ・ヤマハチームに移籍します。

このビモータ・ヤマハチームはビモータのシャーシに当時のTZ350エンジンを搭載したもので、

メーカーからの支援を受けずに結成されたチームでした。

しかし、この年なんと「ジョン・エクロード」選手はこのマシンで3回の優勝を果たし、

350ccクラスでワールドチャンピオンに輝くことになります。

さらに81年も2回の優勝、4度の表彰台をゲットし総合2位を獲得。

全盛期を迎えるのですが、ここでビモータ・ヤマハチームがレース活動を休止してしまい、

事態は一変します。

シートを失った「ジョン・エクロード」選手は各チームと交渉し、

なんとか82年シーズンをチ-ム・カジバから参戦することが出来たのですが、

不慣れな500ccクラスからの参戦もあって思うような成績を残すことが出来ず、

結果この年をもって引退してしまいます。

80年に獲得したプライベーターチームからの参戦は近年のWGPでは珍しく、

ワールドチャンピオンに輝いた数少ない選手の1人です。

これは賞賛に値することだと言えますね!


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