Good FrIend!

気軽に集まれるみんなのブログサイト。

国産アメリカン。(番外編vol.302)

2013年07月30日 09時00分47秒 | Weblog
アメリカン・スタイルのバイクは名前の通り、

アメリカで生産されてるバイクのフォルムのことです。

このフォルムは大陸という環境から自然に生まれたもので、

長距離を快適に走れることを年頭に造られているのですが、

ヨーロッパで生まれたヨーロピアン・スタイルとは大きく異なり、

異質なもので、性能より風格ばかりが先行するものだったりします。

バイク開発初期の日本はどちからと言えば、そういったイメージもあってか、

ヨーロッパのバイクを模倣していたのですが、

70年代あたりからアメリカン・スタイルのバイクにも目を向け始めます。

しかし当初のものはヨーロピアンバイクをちょこっとフレーム加工しただけの、

なんとなくアメリカンでした。

ホンダ「GL」やカワサキ「LTD」、ヤマハ「Mスペシャル」などかそうです。

当時の目線で見てても見本となるハーレーと比べ、明らかに××でしたからね。(笑)

これを飛躍的に向上させたモデルが88年に登場したホンダ「スティード」です。

「スティード」はロング&ローというアメリカン独特のスタイルをかなり忠実に再現してて、

90年代に始まるアメリカンカスタムの主流となっていきます。

これに習ってヤマハからは「ドラッグスター」、カワサキからは「バルカン」が登場。

国産メーカー各社がアメリカンの開発に力を入れ始め、

「スティード」の一人勝ち状態を切り崩していくんですよね。

この頃の国産アメリカンは既に本家を上回るレベルになっていて、

性能では、はるかに上を行くモノでした。

90年代後半には一大ムービメントを築いた流行も落ち着き始め、

国産車は単気筒やスーパースポーツ、ビッグスクターなどに矛先が向くようになっていきます。

現在では返り咲き中年ライダーのハーレーブームがあるため、

国産アメリカンは一部のマニアにのみ受け入れられている状態で、

どこかハーレーの模倣バイク、ハーレーの偽モノという、

あまり良くない印象的が付いてしまってる感じです。

唯一、ヤマハ「ドラッグスター」に関しては独自のバリューがあって、

その偏見も少ないようですが、

これは国産アメリカンがあまりにハーレーに似すぎたために起こった現象と

ボクはとらえています。

逆にボクは高性能で壊れない国産アメリカンはハーレーと比較せず、

独特のステータスがあってもおかしくないと思っています。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿