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中型に負けてた、Z1000Mk2。(番外編vol.627)

2014年09月26日 08時34分47秒 | Weblog
1978年にZ1の後継モデルとして登場したカワサキ「Z1000Mk2」です。

この「Z1000Mk2」は海外輸出モデルで、

国内ではZ2の後継モデルとして「Z750FX」が登場しています。

1975年から法律改訂されて、この頃は限定解除の初期時代。

う~んと、大型免許が遠かったこともあり、中型バイクが人気を博していた頃です。

なものだから、同時期にあった姉妹車の「Z400FX」が大人気車種として扱われ、

「Z1000Mk2」はたまに見かける逆輸入車という感じだったようです。

また、Z1の時のようなセンセーショナルもなくなり、

ただ、次のモデルですよ、という見られ方でもあったようですね。

バイク自体は「Z400FX」の人気を考えると良かったと思われますが、

派生モデルとして(Z1000ST・Z1000-H1・Z1000LTD・Z1R-2)など、

似たようなバイクが多く出た事もあり、完全に不人気車として扱われていました。

エンジンは空冷式4スト4気筒DOHCの2バルブで排気量が1.015cc。

最高出力は93hpで基本構造は新設計ではなくZ1のボアアップエンジンです。

多分ですが、この頃のカワサキは大型バイクの方向を模索していたように思われます。

Z1の成功を経て、次にどうするか迷っていたんじゃないかと…。

結果的にはレーサーレプリカという結末となっていくのですが、

大型バイクとしてのカワサキ・ブランドを失いたくなかったんでしょうね。

しか~し、今じゃ不思議なもので「Z1000Mk2」超人気モデルとなっています。

Z1同様に古き良き大型バイクとして、価値の高いレアな1台となってます。

想像するに、当時の若者だった人たちに愛されているようで、

「Z400FX」に乗っていた人たちが大型免許を取得し、返り咲きを果たして、

この「Z1000Mk2」に乗ってるんじゃないかと思われます。

台数も多くないので中古市場での流通も限られています。

カスタムベースにもなってて、今風にカスタムされたものも多いようですね。

もし、愛車として乗ってたら確実に一目置かれるでしょう。

まぁ、時代の移り変わりって不思議ですね!(笑)