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変更著しい時代!カワサキ・Z400GP。(番外編vol.587)

2014年08月05日 09時10分25秒 | Weblog
大人気車種となっていたカワサキ「FX400」の後継モデルとして登場した、

カワサキ「Z400GP」です。

登場は1982年で1年間だけ生産されました。

翌年1983年には「GPZ400」が登場し、1985年には「GPZ400R」が登場します。

とにかくモデルチェンジが著しく起こった時期で、

それだけ世の中のバイク事情が変化した時代だったんですよね。

世間のニーズを追いかけるようにカワサキの400ccモデルもフルチェンジされており、

「GPZ400R」でようやく落ち着いたといった感じでした。

その革命的時代の狭間にあった「Z400GP」はどちらかというと、

70年代のバイク志向で作られており、

80年代から起こるレーサーレプリカブームとは違うバイクでした。

イメージとしても「FX400」の印象を色濃く残しており、

攻めるバイクというよりは市販車という位置づけです。

ただし改良点は多く、リヤサスペンションはオンロードバイクで初めてとなる、

モノショック式スイングアーム「ユニトラック」が採用されていました。

また、当時の流行とも言えるマイコン制御の液晶モニターが装備されており、

近代的な雰囲気を醸し出していましたね。

同一車種となる排気量違いの「Z1000R」は有名で、

アメリカのAMAでエディーローソンが優勝したバイクです。

この「Z400GP」も大幅にカスタムして耐久レースなどにも使われていましたが、

スズキが1983年に送り出したGSX400Rの出現で、

400cc4スト4気筒クラスは大きく変化をとげることとなります。

「Z400GP」の存在は一瞬の出来事の中に埋もれてしまった感じですね!