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単気筒レーサー。スズキ・グーズ!(番外編vol.586)

2014年08月04日 09時17分07秒 | Weblog
1991年に登場したスズキ「グース」です。

まず最初に350ccが発売され、翌年1992年に250cc版が登場します。

250ccは同等のエンジンのプラグ径と冷却フィンのサイズを小さくした仕様でした。

搭載されたエンジンは油令式4スト単気筒SOHCで350ccモデルで最高出力が33ps。

当時はネイキッドブームで、カワサキ・ゼファーが旋風を巻き起こしていた時期です。

スズキからも同じコンセプトの4気筒モデルを登場させ始めていたのですが、

さらに新たなジャンルを開拓するカタチで「グース」は登場します。

そのコンセプトは「曲がる単気筒」。

スタイルもそうですが、それまでの単気筒と比べ一番違うのは足回り。

レーサーレプリカ系から持ち込んだ足回りは、

コーナーリング性能を大幅にアップさせるものでした。

コンパクトにまとめられた車体に単気筒エンジンをうまく組み合わせたものです。

発売当初は多少売れたようですが、

峠ブームが去ると実用性の低いバイクとされてしまい、

あっという間に不人気車になってしまいます。

250ccモデルに関しては登場した翌年1993年に生産中止。

350ccモデルは細々と売られ続け1999年に生産中止となってしまいます。

特に後継モデルが登場することなく終わってしまうんですよね。

とにかくチャレンジするスズキにあって、

他では出てこないバイクだったです。

速くよく曲がる単気筒バイクという考えは、ある意味間違いじゃない気がしますが、

大きな需要にはつながらなかったですね。