Good FrIend!

気軽に集まれるみんなのブログサイト。

暴走族20年史。

2011年04月06日 10時13分26秒 | Weblog
60年代後半に突然のように登場した「暴走族」。

直間マフラーでバリバリ走ることからカミナリ族とも言われてました。

70年代には関東を中心に大型化され、多くのグループが登場します。

この暴走現象が始まった背景にはクルマやバイクが一般に普及し始めたことや、

環状線など高速道路の整備が出来たことが理由に上げられます。

もちろん若い世代が何か強い刺激を求めていることも理由です。

初期の彼らは仲間同士で走りを競ったり、

集団で走ることで世間の目を引くことが目的でした。

しかし、70年代後半から80年代中盤にかけてはその様子も様変わりし、

暴力、抗争などが地方にまで飛び火し各地で勃発します。

例えばチーム同士の抗争や、

大型化しすぎたグループ内の仲間同士のケンカなどです。

その後、さらににその行為はエスカレートし、

警察とのイタチごっこ、犯罪、死亡事故、殺人まで起こします。

ヤクザをバック置き、走り以外の暴力が主軸に変わっていくんですよね。

まさに暴走族の中でも愚連隊と言われた人達です。

その経緯には警察との関わりが大きく影響してると言われています。

暴走行為を止める警察に対して彼らからの宣戦布告と言った感じですね。

ただ走って目立ちたいって心理が大きく変化した瞬間です。

しかし、事態を重く見た政府が事態収拾のため

警察での大がかりな検挙などが始まりその行為も次第に沈黙し始めます。

90年代には、ほぼ集団的なものは無くなり抗争や暴力も減ってきます。

細かな暴走行為だけが小さく残った感じですね。

しかし、クルマとバイクがある限り、

暴走族はいなくなっても、

暴走行為はいつの時代でも無くなるものではないのかもしれませんね。