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●《この国の為政者たちが誰を見て誰のために政治をやっているのか、憲法改定をはじめとする諸政策が目指す方向性とも深くかかわっている》

2022年09月13日 00時00分27秒 | Weblog

[※ 統一教会との関係 「わからなかった」から「答える必要はない」まで 国会議員たちの弁明 (週刊金曜日 1390号、2022年08月26日号) ↑]


(2022年08月29日[月])
統一協会…《自民党の政策決定や政権運営にどのような影響があったのか、真相を解明して再発防止策を講じる》べきなのに、全くその気無し。

 長周新聞の記事【国葬より政界のカルト除染が先 壺の沼に国民を巻き込むな 萩生田光一は更迭でよろしく】(https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/24307)によると、《自民党とカルト教団・統一教会(世界平和統一家庭連合)との持ちつ持たれつの深い関係性が、安倍元首相銃殺事件を契機に芋づる式に明るみに出ている。国の中枢を司る行政府が丸ごとカルト宗教に冒されていたという笑えもしない仰天事実だが、それはタブーとして触れられてこなかっただけで戦後何十年も半ば公然とくり広げられてきた。少しばかり関係していたというよりも初めから一心同体といえるほど歴史性をもった深い因縁がある。多くの人々にとっては知り得ようのない魑魅魍魎の世界ではあるが、この国の為政者たちが、誰を見て、誰のために政治をやっているのか、憲法改定をはじめとする諸政策が目指す方向性とも深くかかわっている。人々を欺いてきた戦後政治のタブーを引きはがし、抜本的にメスを入れることが求められている》。
 《この国の為政者たちが、誰を見て、誰のために政治をやっているのか、憲法改定をはじめとする諸政策が目指す方向性とも深くかかわっている》訳ですが、キシダメ首相や自公政権、自公お維コミ(立憲にも居られるようですが)の議員の皆さんは、統一協会が《諸政策》にどのような影響を及ぼしたのか、解明する気はあるのでしょうか? アベ様が票の差配までもやっていた訳ですから、選挙にどのような影響を及ぼしたのかの解明も必要です。
 汚染責任者アベ様という壺の蓋が割れた瞬間に、自民党“統一協会汚染”物質が壺から噴出…衆参院議長、防衛相、文科相、国家公安委員長…。自民党とズブズブじゃん。《いまや閉じてきた壺のフタが吹っ飛んで、ズブズブの壺の中身が丸見えになってしまった》。もう、後戻りはできませんし、後戻りさせてはいけません。

   『●《少数意見を尊重し、歩調を合わせようと努めて議論を重ね、成り
     立ってきた戦後民主主義ではないか。それを「聞かない」とは。…》
   『●《メディアコントロール》は続いている…《だからといって、政治》と
     統一協会の《関係について徹底追及がおこなわれているわけではない》
   『●武田砂鉄さん《繰り返し問題視されてきた団体…付き合いが深い議員…。
      再発防止のためにも、宗教と政治の関係を洗い出すのが必要不可欠》
   『●つまり、アベ様は《堂々と、司法の場でも違法性が指摘されている》
     統一協会の《実質トップの名前を自ら挙げ、敬意を表したのである》
   『●キシダメ首相は「民主主義を断固守る」ために国葬を行うというが、
     (政界地獄耳)《よほど民主主義を逸脱し独裁的ではないのか》?
   『●統一協会名称変更問題…《実体が変わらないのに、名称を変えることは
         できない》はずなのに、《あり得ない》ことがなぜ可能になったの?
   『●元文科相からして、統一協会とズブズブだったのではないのか? 反面
      教師として、文科省道徳教育教材『わたしたちの道徳』に載せては?
   『●伊達忠一前参議院議長が元総理に統一協会票を依頼したと驚きの証言…
     《今回…安倍さんは…。『井上(義行氏)をアレ(支援)するんだ』…》
   『●汚染責任者アベ様という壺の蓋が割れた瞬間に、自民党“統一協会汚染”
      物質が壺から噴出…衆参院議長、防衛相、文科相、国家公安委員長…
   『●《暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団または
     個人》=統一協会…《自民党が大っぴらに反社とつながっていることに》
   『●茂木敏充幹事長、統一協会と「党としては一切関係がない」…《その
     爛れた関係が岸信夫防衛相や二之湯智国家公安委員長、末松信介文科相…》
   『●《法外な寄付を集め、家庭を崩壊させるような活動が問題に…次々と関与が
       判明する自民党こそ、教団との関係を国会の場で丁寧に説明すべき》
   『●《このように安倍氏の一存で統一教会の組織票の差配が決まっていたと
     すれば…》…もはや開いた口が塞がらないよ。どこまでズブズブだったの?
   『●安田菜津紀さん《安倍政権とは何だったのか…「強きにすり寄り、
      弱きをへし折る政権」…「引き継がれた『膿』を出し切るのはこれから」》
   『●統一協会汚染議員一掃…《支持者こそが提言しなければならない善後策
      …あれだけ奉り続けた…元首相が、彼らのせいで殺されたのだから》
   『●斎藤貴男さん《安倍政治の最大の罪は、民主主義を完全に形骸化し、
     日本社会を根底から腐らせたこと…》《ネポティズム》《冷笑主義の蔓延》
   『●《〈関連団体とは存じ上げませんでした〉…「統一教会の何が問題
     なのか正確に承知していません」…しらじらしいにも程がある》お維
   『●悍ましい構図…さらには、アベ様が票の差配までするほどズブズブ
       ヅボヅボだった訳ですが、そんな自民党に投票するとはねぇ…
   『●統一協会…《自民党の政策決定や政権運営にどのような影響があった
     のか、真相を解明して再発防止策を講じる》べきなのに、全くその気無し
   『●憲法53条…《本来国会は開かなければならないが、安倍内閣では
     その要求を無視し続けていたことがある。岸田政権も応じる気がない》
   『●《自民党右派…政界の右派のみならず、それを支える日本最大の右派
     改憲団体、日本会議など》も統一協会と《「蜜月」関係を築いてきた》??
   『●統一協会が《法令に反するなどの例》は山のようにある訳で、《実体が
       変わらないのに、名称を変えることはできない》ことに何の問題?
   『●第2次キシダメ改造内閣の悲惨な船出 ―――― 統一協会非汚染者
     による組閣や役員人事もままならない、ズブズブヅボヅボな自民党…
   『●《安倍元首相の側近で、安倍派内ではポスト安倍の一番手》だった
     萩生田光一政調会長は加計学園問題等だけでなく、やはりヅボヅボだった…
   『●《保守の安倍が反日カルトとつながった》? 《保守ではなく、反日の
     エセ保守…支持してきたのは新自由主義勢力と政商とカルトの複合体》
   『●【適菜収 それでもバカとは戦え/戦後を代表する“ホラ吹き”安倍
    元首相の「思い出に残るデマと嘘」】…息吐く様にウソをつくアベ様
   『●《他人の不幸に付け込み…壺などを売りつけ、信者の家庭を破壊する
     カルト教団に「信教の自由」などないことを、メディアは自覚すべき》
   『●臨時国会どうなった? ゴルフをやってる場合だったのか? 質問したい
       「右派記者」と質問する気のない「左派記者」ももっと突っ込んでよ
   『●票の差配をするほどズブズブヅボヅボなアベ様という壺の蓋…《壺の蓋が
            吹っ飛んで…中から…熟成された汚物が出てくる、出てくる…》


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https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/24307

国葬より政界のカルト除染が先 壺の沼に国民を巻き込むな 萩生田光一は更迭でよろしく
政治経済 2022年8月27日

 自民党とカルト教団・統一教会(世界平和統一家庭連合)との持ちつ持たれつの深い関係性が、安倍元首相銃殺事件を契機に芋づる式に明るみに出ている。国の中枢を司る行政府が丸ごとカルト宗教に冒されていたという笑えもしない仰天事実だが、それはタブーとして触れられてこなかっただけで戦後何十年も半ば公然とくり広げられてきた。少しばかり関係していたというよりも初めから一心同体といえるほど歴史性をもった深い因縁がある。多くの人々にとっては知り得ようのない魑魅魍魎の世界ではあるが、この国の為政者たちが、誰を見て、誰のために政治をやっているのか、憲法改定をはじめとする諸政策が目指す方向性とも深くかかわっている。人々を欺いてきた戦後政治のタブーを引きはがし、抜本的にメスを入れることが求められている。この間、明らかになった事実をもとに記者座談会で論議した。


人の不幸の上に築いた権力構造

 A 安倍晋三の銃撃事件から1カ月半余りが経過した。当初は、「一強」とか「戦後最長の総理」と崇められ、退いた後も政界の「キングメーカー」として振る舞うであろうと思われていた人物が、思いもよらないあっけない終わり方をしたものだから世間は騒然としたし、メディアも「悲劇の元宰相」として神格化キャンペーンに熱をあげて追悼ムードを演出した。

 だが、犯人である山上某の銃撃動機が、安倍晋三の政治信条への反発や安倍本人への直接的な恨みではなく、家庭を蝕み崩壊させた統一教会への私怨を拗らせたものであり、「(安倍晋三が)現実世界で最も影響力のある統一教会のシンパ」(山上)であることも「思い込み」ではなく、祖父の岸信介と教祖・文鮮明の時代から親子3代にわたってズブズブの関係にあったことや、さらには統一教会は清和会(安倍派)を中心に自民党との濃厚な関係を築き上げ、自民党にとって重要な存立基盤となっていることが白日の下にさらされ、銃撃事件の背景だけにとどまらず、近年の安倍一強や右傾化なるものの根底にあったものまでがズルズルと引きずり出されてきた。


      (第2次岸田内閣の面々)


 首相側近をはじめ、防衛大臣、文科大臣、経産大臣などの閣僚、反社組織を取り締まる国家公安委員長にいたるまでが統一教会と浅からぬ関係を築いており、選挙で教団組織や信者たちから献身的な支援を受ける見返りに、教団が望む名称変更(統一教会であることをカモフラージュできる)を許可したり、多数の被害者を生み出している霊感商法や家庭を破産させるほどの法外な献金ノルマなどの違法活動の摘発をせず、野放しにしてきた。取り締まるどころか教団の各種イベントの実行委員長になったり、韓鶴子総裁を「マザームーン」と崇め立てて花束を贈呈したり、安倍晋三みたく教団を全面的に支持するメッセージを送ってみずから広告塔になっていたのだ。異常であるがゆえにタブーとされてきた両者の契りが、近年はむしろそれを誇示するように公然とおこなわれていたわけだ。いまや閉じてきた壺のフタが吹っ飛んで、ズブズブの壺の中身が丸見えになってしまった。


 B 当初、自主規制を敷いたメディアは「(統一教会といわず)特定の宗教団体」とか「犯人の思い込み」と真相をぼかしていたが、霊感商法や献金被害者の救済にとりくんできた弁護士やカルト研究者たちが暴露した政界汚染が広く知れ渡ると、雪崩を打つように統一教会と自民党との関係性を報じるようになった。「安倍一強」のもとで数々の不祥事を積み上げてきた清和会からのシフトチェンジの力も働いているようにみえる。NHKは最後まで統一教会を名指ししなかったが、「NHKも相当に壺に毒されているのではないか?」との世間の疑念を膨らませ、慌てて方針転換した。それでもまだ腫れものに触るような報道に終始している。


 C 世間一般からすればドン引きもいいところだ。むしろ怒りに変わっている。「マザームーン」「真の父母様」あたりから、追悼ムードはサーッと潮が引くように沈静化したし、8月頭の世論調査(共同通信)では「国葬」実施に「反対」が過半数をこえ、統一教会と政界との実態解明が「必要」が80%以上にものぼった

 これまで統一教会といっても、70~80年代に各地の大学ではびこった原理研究会(サークルを装った布教活動)とか桜田淳子の合同結婚式などが社会問題になった時代を知らない世代としては、数ある怪しげな新興宗教の一つくらいの認識しかなかったが、今でも全国に数万人もの信者を抱え、教団の内部資料で1999~2008年までだけ見ても、日本の信者から年間600億円もの献金を韓国の教団本部が召し上げていたというのだから驚かされる。一般信者だけでなく、企業ぐるみの一大コンツェルンができあがっているのではないかと思うほどの巨額献金だ。

 山上一家のように家庭内の不幸につけ込まれて入信させられ、「この世の不幸は地獄にいる先祖からのメッセージ」「地獄で苦しんでいる先祖を救うために徳を積め」と献金を迫られ、身ぐるみを剥がされて家計も家族関係も破綻するような家庭がゴロゴロしていることも弁護士たちの発信によって顕在化した。

 教義でも、旧約聖書になぞらえて「韓国はアダムの国、植民地化をやった日本は(禁断の果実を食べた)エバの国であり、エバはアダムを支えなければならない」と説き、日本の信者からむしりとれるだけむしりとって韓国や米国の教団支部に配分して世界的な布教戦略を展開していたわけだ。これを「日本をとり戻す!」「戦後レジームからの脱却を!声高にいってきた自民党や安倍界隈が崇め奉り、さまざまに便宜を図ったり、二人三脚で選挙をやってきたのだから、いい加減にしろ! と思う。よくいえるものだ、と。


日本の右傾化の推進役 自民党と統一教会

 D
 矛盾だらけで、にわかに理解しがたいものがあるが、統一教会の成り立ちから探れば、韓国では親米独裁政権を敷いた朴正煕(岸信介と満州時代からの師弟関係)の時代にKCIA(米CIAをモデルにした国家諜報機関)と結びついて勢力を拡大し、米国では反共主義を掲げるニクソン政権のころから共和党保守派を買収し、日本では戦犯を免れてCIAに抱えられた岸信介や児玉誉士夫、日本財団の笹川良一といった右翼人士と繋がって、「反共」を旗印にした国際組織として形成している。要するに、米国を中心にした戦後の権力構造の一翼を為していたわけで、それを維持するためにカルト宗教を利用したし、教団としては権力に支えられることで財を成して勢力を拡大した。

 だから「美しい国」「日本をとり戻す!といいながら、「日本はエバの国」というようなマザームーンを崇め立てる矛盾に満ちた関係が生まれるのだ。いずれにせよ、日本に生きる人々は搾取の対象でしかなく、どれだけ人々が苦しんでいようが、家庭が崩壊しようが関係ない教義からして「日本人は苦しめ!」という教団とタッグを組んで、日本社会を蝕んでいたわけだ


 B SNS上でも、普段はあれほど「反日パヨク」とか「北の工作員」といって他者を攻撃するネトウヨが、この「反日カルト」の統一教会に対しては一斉に口をつぐんでいる。以前、自民党から資金提供を受けて世論煽動に勤しんでいたツイッターアカウント「Dappi」などが問題になったが、ネトウヨの正体って壺なんじゃね? と臭わせるものがある。

 やれ従軍慰安婦徴用工問題は「反日プロパガンダなどと声高にいっていた杉田水脈衆議院議員(なぜか自民党山口県連所属)も、統一教会の関連団体で講演していたり、「旧統一教会から支援や協力を得ることは何の問題もない」と開き直っている。なるほど持論の「子どもを産まないもの(LGBT)は生産性がない」は統一教会の主張そのものでもある。


 A そもそも安倍晋三自身が、一度か二度メッセージを送ったことがあるという程度の関係ではなく、まさに統一教会そのものだった。死後になって、参議院議員の青山繁晴とか、元参議院議長の伊達忠一、統一教会の支援を得られずに出馬を辞退したことがある宮島某などの自民党関係者が、「教団票」の割り振りを安倍晋三自身がやっていたことを暴露しているし、統一教会幹部の講演録画でも、統一教会のイベントにメッセージを送るに至った安倍晋三との生々しいやりとりを勝共連合の梶栗会長みずから明かしている。壺の中で統一教会と抱き合っていた自民党議員らが「名前が違うのでわからなかった」としらばっくれているが、そのための名称変更の承認もすべて安倍政権下でおこなわれてきたことなのだ。


     (統一教会が韓国・ソウルで開催した大規模な
      安倍晋三追悼セレモニー(12日))


 C 統一教会としても、教団本部がある韓国ソウルで大規模イベント(12日)を開き、「統一と平和のための運動にご尽力」(教団)した安倍晋三を弔うセレモニーを大々的にやっている。壇上には安倍晋三の「平和は人から与えられるものではない。勝ち取るものだ」という言葉が写真とともに映し出され、献花する儀式がおこなわれた。安倍晋三がどれだけ教団にとって重要人物だったかを物語っているし、統一教会葬そのものだ。トランプが動画メッセージを送ったほか、カナダのハーパー前大統領、ポンペオ前米国務長官などが参列して献花するなど、いまさらこれに輪を掛けてわざわざ「国葬」をする必要があるのか? と思わせるものがある。


行政府に巣喰う壺議員 「日本を神の国に」とも

 A
 報道や世論の変化で泡を食っているのが岸田政府で、支持率低迷に慌てふためいて内閣改造を1カ月前倒し、自身を除く19閣僚のうち統一教会との関係を認めた閣僚7人を交代させ、閣僚や副大臣や政務官に対しても「教団との関係を点検・見直すことを求め、了解した者のみを任命した」と説明した。だが、フタを開けてみると、政務三役(大臣・副大臣・政務官)のうち少なくとも30人以上が統一教会と何らかの接点をもっていたことが明らかになっている。閣僚級では10人、そして副大臣、政務官54人のうち半数を占める24人にのぼる【表参照】。

 しかも、その直後、統一教会と閣僚ら政務三役の関係については「個人の政治活動に関するもので、調査を行う必要はない」とする答弁書を閣議決定。元首相銃撃にまでいたった統一教会との政界癒着の除染はおこなわず、そのまま闇に葬ることを宣言した。

 さらに浮上したのが、政調会長の萩生田光一と統一教会との蜜月関係で、先の参院選では、自民党が東京選挙区に擁立した元タレントの生稲晃子候補を連れて統一教会の教団施設に出向いていたことが露呈。さらに統一教会との関係を掘り下げると、萩生田が八王子市議だったころからの30年来の付き合いで、落選中の2009年~2012年には毎月1、2回、教団施設の礼拝や会合に出席し、青年部を相手に説教や講演をおこなっていたことが教団サイドの資料から明らかになっている。


     (萩生田光一生稲晃子


 TBS『報道特集』が報じた信者たちの生々しいインタビューでは、「私もご父母様(総裁夫婦)の願いを果たせるように頑張るから、皆さんも一緒に頑張りましょう。一緒に日本を神様の国にしましょう」とか、「あなたたちの信仰で、日本の未来がかかっているから死ぬ気でこの自民党を復活させてほしい」と若手に力説していたと信者たちが赤裸々に語っていた。

 長年来、教団や信者から幹部以上の扱いを受けていたのに、今になって萩生田自身が「そんな事実は一切ない」「お願いしたこともない」と知らぬ存ぜぬをやるものだから、腹を立てた信者たちが「私は選挙で電話がけとか決起大会のスタッフで誘導や案内係をやってました」「ウグイス嬢も教会員」「いつもポスター貼りは青年部の仕事です」「国際勝共連合のスタッフも選挙事務所に常駐しています」など、ボロボロと内幕を暴露している。

 そのため萩生田も、今後はきっぱり「関係を絶つ」とはいえず、「適切な対応をする」と言葉を濁すほかなく、いまさら掌返しは通用しない。閉じていたはずの壺のフタはいまや全開しているわけだ安倍晋三にかわる自民党と統一教会とのパイプ役といわれ、ポスト安倍として有力視された人物の生態が暴露されたことは大きい。

 政調会長といえば、党内で政策や法律を立案して予算案に反映させるうえでのとりまとめ役であり、カルト教団の代理人が国の舵取りをしているに等しい。こんなものを党三役ポストに起用すること自体、壺の、壺による、壺のための政府を今後も続けていくことであり、岸田政権への世間の目は厳しいものがある。


国葬費用は天皇以上か 総額37億円とも

 B 国民の過半数が反対している国葬だが、国として国民に弔意の強制はしないものの、「企業や学校などに対し弔旗掲揚や葬儀時間中の黙とうを要請するかどうか、葬儀の在り方は現在検討中」などと報じられている。実際7月には、山口県では安倍晋三の葬儀の時間にあわせて「哀悼の意を表すため半旗掲揚すること」を求める教育委員会から通知が県内の小中高校や特別支援学校にもなされた。「強制はしないのなら、なぜそんなことをやるのか?」と現場で気持ち悪がられている。

 国葬を定義する法律は存在せず、そもそも法的根拠はない。そんなものを全額国費でやるという。それでも実施にこだわる理由は、自民党内の安倍派を繋ぎ止めるという党利党略があるだけで、それ以上でも以下でもない。しかも、国葬の責任者である森首相補佐官がかつて乱倫パーティーに参加していたとか、運営業務を担うのはまた電通といった情報も噴き出して、壺内閣の迷走とあいまってカオス状態となっている。悲嘆に暮れている自民党や壺関係者の合同葬にしておけばいいものを、わざわざ国葬にこだわるばかりに胡散臭さが増している印象だ。

 C 国が全額負担する国葬の費用についても、献花用の菊の花だけでも2000万円とされ、警備費用では、昭和天皇の「大喪の礼」では24億円、今上天皇の「即位礼正殿の儀」では28億5000万円がかかっているといわれる一方、今回は6000人も集めるうえに時節柄、警備を強化せざるを得ないので35億円はかかるという試算もある。武道館の会場費や設営費、海外からの来賓の接待費などを含めると、少なくとも37億円になると見積もられている。安倍晋三が天皇以上の扱いというのだから呆れる。

 この一件だけみても、誰を見て、誰のための政治をやっているのか、疑うべきものがあるし、国民としては黙祷どころか激怒する案件だ。

 しかも日本中がコロナ禍第7波で過去最多、世界最多の感染者で溢れ、医療現場も保健所などの自治体現場はひっ迫して悲鳴を上げている。高齢者など救える命が、入院すらできずに亡くなっている緊急事態に、政治は一体何をしているのか?だ。

 壺に冒されたあげく、コロナまん延を手放しで放置し、人々の生命や社会を危険に晒す為政者こそ駆逐されるべき“サタン”そのものではないか

(8月22日付)
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●《〈関連団体とは存じ上げませんでした〉…「統一教会の何が問題なのか正確に承知していません」…しらじらしいにも程がある》お維

2022年08月21日 00時00分32秒 | Weblog

【↑ 『適菜収 それでもバカとは戦え真相究明と責任追及を“大阪ノーサイド”なんて冗談じゃない』 (2020年11月14日、日刊ゲンダイ)】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281280


(2022年08月07日[日])
それでもバカとは戦い続けなければ…

   『●トンデモなお維とカルトな統一協会、なんという相性の良さでしょう…
      「統一協会の反社会的行動を批判」が「宗教弾圧」だと叫ぶ「ト」なお維

 日刊ゲンダイのコラム【適菜収 それでもバカとは戦え/カルトはどこまで政界に食い込んでいるのか 議員から湧き出るしらじらしい釈明】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/309018)によると、《松井一郎は、勝共連合が統一教会系とは知らなかったとすっとぼけた。勝共連合が1968年に創設されたときの名誉会長は笹川良一である。松井の父親の良夫は笹川の側近だ。松井が知らないはずはなく、本当に知らなかったとしたら、また別の問題である。同じく維新の足立康史は統一教会系の世界戦略総合研究所で講演していた件について〈関連団体とは存じ上げませんでした〉とツイートし、「統一教会の何が問題なのか正確に承知していません」と釈明。56歳の元官僚が知らないわけがない。しらじらしいにも程がある》。

 再度、リテラの記事【維新も統一教会とズブズブ! 松井一郎から、馬場伸幸、藤田文武、音喜多駿まで。足立康史は「宗教弾圧」と統一教会擁護】(https://lite-ra.com/2022/07/post-6217.html)によると、《足立康史福田達夫「何が問題かわからない」発言に「敬意」を表し、統一教会追及を「宗教弾圧」と攻撃 …挙げ句、〈関西生コンはほとんど報道しないマスコミが、統一教会ではお祭り騒ぎのよう。宗教団体よりメディアの方が問題かも〉だの、福田発言を問題視する日本共産党に対し〈宗教弾圧してる暇があるなら〉だのとも投稿。つまり、政治と統一教会の関係を追及することは「宗教弾圧」だというのだ》。
 相変わらずだ。正気なのかね? お維も、底なしのズボズボヅボヅボ。自公お維コミを支持できる理由を聞いてみたいものだ。

   『●「統一協会、暴力団、日本会議に神道議員連盟…どうするの」と
     ヤジり返して、アベ様にそれらの真偽を確認してもらうべきだった
   『●あとの祭り…《故人の過大評価、美化・神格化…「安倍元首相の悲願は
        憲法改正」「憲法改正が安倍元首相の夢だった」》の垂れ流し…
   『●《二〇二一年時点で民主主義国は八十九で、権威主義国は九十。世界人口
       の七割の約五十四億人が権威主義下で暮ら》す…91国目に堕ちる?
   『●《私は意見を言いません、強いものの近くにいたいのです、という宣言
      に、音楽業界の偉い人がすり寄っているという光景は、あまりに…》
   『●前川喜平さん《「暴力と言論」…言論の衰退と暴力の増長の悪循環を
     止めるには言論を立て直すしかない。だから今言論が委縮してはいけない》
   『●《メディアコントロール》という置き土産 … 《新聞・テレビはこの
      宗教団体の名前を報じていないが、ネット上では「統一教会」…》
   『●《彼のしたこと、しようとしてきたことはただただカネ儲け、戦争が
     できる国への道づくりだった》…それを支持する「1/4」と「2/4」
   『●《「民主主義への挑戦・冒涜」という点で言えば、それこそ安倍政権の
        8年とは、まさに民主主義への挑戦と冒涜、否定の連続であった》
   『●《元首相の死によってすべての疑惑を闇に葬り去るどころか、安倍氏を
     神格化しようとしている》…「民主主義を断固として〝破壊〟する決意」
   『●「不気味な兆候」は既に現実になっている…《まさに言論の砦たる
        メディアとメディア人の役割が問われています》(青木理さん)
   『●《少数意見を尊重し、歩調を合わせようと努めて議論を重ね、成り
     立ってきた戦後民主主義ではないか。それを「聞かない」とは。…》
   『●《メディアコントロール》は続いている…《だからといって、政治》と
     統一協会の《関係について徹底追及がおこなわれているわけではない》
   『●武田砂鉄さん《繰り返し問題視されてきた団体…付き合いが深い議員…。
      再発防止のためにも、宗教と政治の関係を洗い出すのが必要不可欠》
   『●つまり、アベ様は《堂々と、司法の場でも違法性が指摘されている》
     統一協会の《実質トップの名前を自ら挙げ、敬意を表したのである》
   『●キシダメ首相は「民主主義を断固守る」ために国葬を行うというが、
     (政界地獄耳)《よほど民主主義を逸脱し独裁的ではないのか》?
   『●統一協会名称変更問題…《実体が変わらないのに、名称を変えることは
           できない》はずなのに、《あり得ない》ことがなぜ可能になったの?
   『●元文科相からして、統一協会とズブズブだったのではないのか? 反面
      教師として、文科省道徳教育教材『わたしたちの道徳』に載せては?
   『●伊達忠一前参議院議長が元総理に統一協会票を依頼したと驚きの証言…
     《今回…安倍さんは…。『井上(義行氏)をアレ(支援)するんだ』…》
   『●汚染責任者アベ様という壺の蓋が割れた瞬間に、自民党“統一協会汚染”
      物質が壺から噴出…衆参院議長、防衛相、文科相、国家公安委員長…
   『●《暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団または
     個人》=統一協会…《自民党が大っぴらに反社とつながっていることに》
   『●茂木敏充幹事長、統一協会と「党としては一切関係がない」…《その
     爛れた関係が岸信夫防衛相や二之湯智国家公安委員長、末松信介文科相…》
   『●《法外な寄付を集め、家庭を崩壊させるような活動が問題に…次々と関与が
       判明する自民党こそ、教団との関係を国会の場で丁寧に説明すべき》
   『●《このように安倍氏の一存で統一教会の組織票の差配が決まっていたと
     すれば…》…もはや開いた口が塞がらないよ。どこまでズブズブだったの?
   『●安田菜津紀さん《安倍政権とは何だったのか…「強きにすり寄り、
      弱きをへし折る政権」…「引き継がれた『膿』を出し切るのはこれから」》
   『●統一協会汚染議員一掃…《支持者こそが提言しなければならない善後策
      …あれだけ奉り続けた…元首相が、彼らのせいで殺されたのだから》
   『●斎藤貴男さん《安倍政治の最大の罪は、民主主義を完全に形骸化し、
     日本社会を根底から腐らせたこと…》《ネポティズム》《冷笑主義の蔓延》

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/309018

適菜収 作家
近著に「ニッポンを蝕む全体主義」「日本人は豚になる」「思想の免疫力」(評論家・中野剛志氏との対談)など、著書45冊以上。「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。本紙連載が書籍化「それでもバカとは戦え」好評発売中

それでもバカとは戦え
カルトはどこまで政界に食い込んでいるのか 議員から湧き出るしらじらしい釈明
公開日:2022/07/30 06:00 更新日:2022/07/30 06:00

     (早急に検証すべきだ(旧統一教会の渋谷本部)
      /(C)日刊ゲンダイ)

 ソムリエがワインはブドウからできていると知らなかったと言ったらどうか。化学者が水は水素と酸素からできていると知らなかったと言ったらどうか。くだらない冗談としか思わないだろう。しかし、その類いの連中が次々と現れた

 政治ジャーナリストの田崎史郎は、安倍晋三と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関係について「安易に結び付けない方がいい」と発言。

 日本維新の会の松井一郎は、勝共連合が統一教会系とは知らなかったとすっとぼけた。勝共連合が1968年に創設されたときの名誉会長は笹川良一である。松井の父親の良夫は笹川の側近だ。松井が知らないはずはなく、本当に知らなかったとしたら、また別の問題である。

 同じく維新の足立康史は統一教会系の世界戦略総合研究所で講演していた件について〈関連団体とは存じ上げませんでした〉とツイートし、「統一教会の何が問題なのか正確に承知していません」と釈明。56歳の元官僚が知らないわけがない。しらじらしいにも程がある

 自民党と統一教会の関係は「ずぶずぶどころではない

 元参議院議員の有田芳生のツイートによると〈統一教会の関連組織から、国会議員(事務所)に「取材があったら、知らなかったと答えてください」と連絡が行われている〉とのこと。また、有田芳生事務所はツイッターで〈統一教会の内部文書。摘発されないために警察に力を持っている議員への工作や裁判対策費用が「毎月1億円」これらは霊感商法や信者たちからの献金です〉と明らかにしている。

 また有田は警視庁公安部の幹部が統一教会を摘発できなかった理由について、「政治の力と語ったと証言。

 元参議院議員の舛添要一は〈私は、衆参両院の自民党議員の選挙応援に駆り出され、仲間のために何度も街頭演説を行ったが、右寄りの議員の集会に勝共連合や日本会議のメンバーが大挙して応援に駆けつけているのを何度も見ている〉〈こうして、政権党に食い込んでいった統一教会は、検察の捜査の対象から外されるという大きな成果を得ているのである〉と記している。

 参議院議員の青山繁晴は、ある派閥の長から今回の参院選での「統一教会の票の割り振り」について聞いたと証言。カルトはどこまで日本の政界に食い込んでいたのか。早急に検証すべきだ。
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●茂木敏充幹事長、統一協会と「党としては一切関係がない」…《その爛れた関係が岸信夫防衛相や二之湯智国家公安委員長、末松信介文科相…》

2022年08月13日 00時00分10秒 | Weblog

[※ 「自民党と旧統一教会の闇」(週刊金曜日 1386号、2022年07月22日) ↑]


(2022年07月30日[土])
桜を見る会は、事実上の有権者買収》だったことに加えて、統一協会など反社もご招待していました、アベ様は。
 リテラの記事【安倍元首相と統一教会の直接的な深い関係が発覚!「桜を見る会」にも統一教会関係団体幹部を招待】(https://lite-ra.com/2022/07/post-6216.html)によると、《しかも、統一教会の政界汚染が明るみに出るきっかけとなった安倍晋三・元首相についても、ここにきて、統一教会との深い関係がどんどん明らかになっている。たとえば、「しんぶん赤旗 日曜版」7月31日号では、安倍事務所の内情に詳しい関係者が、こんな証言をおこなっている。安倍さんが首相になる前から、山口・下関の地元事務所には旧統一協会の関係者が出入りしていた選挙になると、関連団体を名乗る30〜40代の女性が数人、事務所に来て、有権者に投票を呼びかける電話作戦などを熱心にやっていた。女性たちは安倍晋三後援会が主催する『新春の集い』にも来ていた」》。
 さらには、(リテラ)《このように安倍氏の一存で統一教会の組織票の差配が決まっていたとすれば…》…もはや開いた口が塞がらないよ。

 政敵を落選させるため暴力団につながる方に依頼、また、私怨で買収資金1.5億…民主主義の根幹《選挙というルール》を破壊していたのは一体誰ですか? そして、《桜を見る会は、事実上の有権者買収》…公職選挙法・政治資金規正法・財政法を無視して国会議員で居続けるデタラメでした。民主主義の根幹《選挙というルール》を破壊していました。《田村智子参議院議員…「今やっていることは国家の私物化。国家まるごと安倍総理が私物化しているに等しい」「民主主義の問題として、これで終わらせていいんですかと問いかけていきたい」》。

   『●《桜を見る会は、事実上の有権者買収》…公職選挙法・
     政治資金規正法・財政法を無視して国会議員で居続けるデタラメ

 さて、サクラを呼ぶ会問題で、《政府は、反社会的勢力の定義について「…限定的・統一的な定義は困難だ」…閣議決定》したことがありました。
 アベ様御妃の「私人」を閣議決定…それに次ぐ名作・閣議ケッテェ~シリーズの一つ。《全閣僚が合意して政府の方針を決定する手続き》が閣議決定なのに、酷かったねぇ。そして今、いつもは全くグズグズなキシダメ首相が、アベ様の国葬だけは即決、閣議決定…国会は3日間で、聞く耳持たず。やってることは、アベ様と何も変わらない。

 当時の《安倍と周辺の一味は嘘に嘘を重ね、時間を稼ぎ逃げ切ろうとしてきたが、ついには「その時々の社会情勢に応じて(反社会勢力の定義は)変化し得るものであり、限定的・統一的な定義は困難だ」とする答弁書を閣議決定これはテロリストがテロの定義はないと言い張るようなものだ。安倍の悪事は最後の一線を越えた》という適菜収さんの言葉は、アベ様の銃撃事件への不気味な予言になっていないだろうか? 結果として皮肉なことに、《民主主義ならぬ「ご都合主義」国家》に堕ちた、そのしっぺ返しだ。

   『●《民主主義ならぬ「ご都合主義」国家》…《私人》、《調査・
     研究》自衛隊中東〝派兵〟などデタラメ閣議ケッテェ~を乱発
    《反社会的勢力の定義は困難って、そんな馬鹿な。実際、2007年に
     政府がまとめた企業が反社会的勢力による被害を防止するための
     指針」では、〈暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を
     追求する集団または個人はっきり定義しているからだ。
     そして、この定義をもとに金融庁は各金融機関や業界団体に
     「反社データベース」の充実などを求め、民間企業でも
     反社会的勢力との関係遮断に取り組んできた。
     しかも言っておくが、この指針を出したのは第一次安倍政権だ
     つまり、安倍首相は自ら定義したものを、いまになって政府は
     「定義は困難」だと言い出したのだ
》(リテラ)

   『●《要するに悪党が総理大臣をやっていたのだ》、〝「犯罪者」が
        総理大臣をやっている〟…それを象徴するトドメのサクラ
    《安倍と周辺の一味は嘘に嘘を重ね、時間を稼ぎ逃げ切ろうとして
     きたが、ついには「その時々の社会情勢に応じて(反社会勢力の
     定義は)変化し得るものであり、限定的・統一的な定義は困難だ
     とする答弁書を閣議決定これはテロリストがテロの定義はない
     と言い張るようなものだ。安倍の悪事は最後の一線を越えた》
     (適菜収さん)

   『●「桜を見る会」税金接待というアベ様模倣犯・世耕弘成経産相
         …関西電力〝濁流〟問題でも《関電受注企業から献金》
    「全ての《個人情報の塊》を公開する必要などあるのですか?
     ジャパンライフの皆さんや、《限定的・統一的な定義は困難だ
     そうですが反社の方々を含めて、
     《各界において功績・功労のあった方々》なんでしょ? 共産党の
     宮本徹さんに公開の請求を受けた途端に、なぜに慌てて廃棄し、
     データの復元もできません!、なんて言い出すの? 
     さっさと復元して、公開を」

   『●トドメのサクラ…「私人」にオトモダチ招待「枠」?
     《政府は「首相夫人は公人ではなく私人」とする答弁書を閣議決定》
    《推薦枠は首相夫人の昭恵氏も持っていたという。学校法人「森友学園
     への国有地売却を巡り学園と昭恵夫人の関係が問題となった際に、
     政府は首相夫人は公人ではなく私人とする答弁書を閣議決定した。
     公的行事の招待権限私人に与えていたことになり、
     「私物化を政府自ら認めたことになる

 かつて、日刊ゲンダイのコラム【適菜収 それでもバカとは戦え/最後の一線を越えた…7年間にも及ぶ国と社会に対するテロ】で、適菜収さんは《要するに悪党が総理大臣をやっていたのだ。この究極の売国奴・国賊を支えてきたのが産経新聞をはじめとする安倍礼賛メディアであり、カルトや政商、「保守」を自称する言論人だった。「桜を見る会」には、統一教会の関係者、悪徳マルチ商法の「ジャパンライフ」会長、反社会的勢力のメンバー、半グレ組織のトップらが呼ばれていたが、安倍とその周辺による国家の私物化が象徴的に表れていたので、ここまで注目されたのである》と。

 日刊ゲンダイの記事【旧統一教会とズブズブ…かつて安倍政権が「反社会的勢力」の定義を“撤回”した本当の狙い】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/308916)によると、《■「反社会的勢力」の定義について閣議決定したものの… そんな中、ネットで拡散されているのが、《反社定義「撤回」の本当の狙いは、統一教会隠しだったのか》との声だ。一体どういうことなのか。》《<暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団または個人──なんて、今まさに問題視されている旧統一教会の活動そのもの。つまり、07年の定義を撤回しなければ、自民党が大っぴらに反社とつながっていることになるため、曖昧にしたのではないのか》? 《やはり闇は深い》。

   『●「統一協会、暴力団、日本会議に神道議員連盟…どうするの」と
     ヤジり返して、アベ様にそれらの真偽を確認してもらうべきだった
   『●あとの祭り…《故人の過大評価、美化・神格化…「安倍元首相の悲願は
        憲法改正」「憲法改正が安倍元首相の夢だった」》の垂れ流し…
   『●《私は意見を言いません、強いものの近くにいたいのです、という宣言
      に、音楽業界の偉い人がすり寄っているという光景は、あまりに…》
   『●前川喜平さん《「暴力と言論」…言論の衰退と暴力の増長の悪循環を
     止めるには言論を立て直すしかない。だから今言論が委縮してはいけない》
   『●《メディアコントロール》という置き土産 … 《新聞・テレビはこの
      宗教団体の名前を報じていないが、ネット上では「統一教会」…》
   『●《彼のしたこと、しようとしてきたことはただただカネ儲け、戦争が
     できる国への道づくりだった》…それを支持する「1/4」と「2/4」
   『●《「民主主義への挑戦・冒涜」という点で言えば、それこそ安倍政権の
        8年とは、まさに民主主義への挑戦と冒涜、否定の連続であった》
   『●《元首相の死によってすべての疑惑を闇に葬り去るどころか、安倍氏を
     神格化しようとしている》…「民主主義を断固として〝破壊〟する決意」
   『●「不気味な兆候」は既に現実になっている…《まさに言論の砦たる
        メディアとメディア人の役割が問われています》(青木理さん)
   『●《少数意見を尊重し、歩調を合わせようと努めて議論を重ね、成り
     立ってきた戦後民主主義ではないか。それを「聞かない」とは。…》
   『●《メディアコントロール》は続いている…《だからといって、政治》と
     統一協会の《関係について徹底追及がおこなわれているわけではない》
   『●武田砂鉄さん《繰り返し問題視されてきた団体…付き合いが深い議員…。
      再発防止のためにも、宗教と政治の関係を洗い出すのが必要不可欠》
   『●つまり、アベ様は《堂々と、司法の場でも違法性が指摘されている》
      統一協会の《実質トップの名前を自ら挙げ、敬意を表したのである》
   『●キシダメ首相は「民主主義を断固守る」ために国葬を行うというが、
      (政界地獄耳)《よほど民主主義を逸脱し独裁的ではないのか》?
   『●統一協会名称変更問題…《実体が変わらないのに、名称を変えることは
        できない》はずなのに、《あり得ない》ことがなぜ可能になったの?
   『●元文科相からして、統一協会とズブズブだったのではないのか? 反面
      教師として、文科省道徳教育教材『わたしたちの道徳』に載せては?
   『●伊達忠一前参議院議長が元総理に統一協会票を依頼したと驚きの証言…
     《今回…安倍さんは…。『井上(義行氏)をアレ(支援)するんだ』…》
   『●汚染責任者アベ様という壺の蓋が割れた瞬間に、自民党“統一協会汚染”
      物質が壺から噴出…衆参院議長、防衛相、文科相、国家公安委員長…
   『●《暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団または
     個人》=統一協会…《自民党が大っぴらに反社とつながっていることに》

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https://lite-ra.com/2022/07/post-6216.html

安倍元首相と統一教会の直接的な深い関係が発覚!「桜を見る会」にも統一教会関係団体幹部を招待
2022.07.28 09:57

     (首相官邸HPより)

 次々と明らかになっている自民党議員と旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の関係。自民党の茂木敏充幹事長は「党としては一切関係がない」と言い張り、所属議員と統一教会との関わりについて調査さえおこなおうとしていないが、その爛れた関係が岸信夫防衛相や二之湯智・国家公安委員長、末松信介・文科相などといった現役閣僚にまで及んでいる事実を踏まえると、このまま有耶無耶にできるはずがない。

 しかも、統一教会の政界汚染が明るみに出るきっかけとなった安倍晋三・元首相についても、ここにきて、統一教会との深い関係がどんどん明らかになっている

 たとえば、「しんぶん赤旗 日曜版」7月31日号では、安倍事務所の内情に詳しい関係者が、こんな証言をおこなっている。

 安倍さんが首相になる前から、山口・下関の地元事務所には旧統一協会の関係者が出入りしていた選挙になると、関連団体を名乗る30〜40代の女性が数人、事務所に来て、有権者に投票を呼びかける電話作戦などを熱心にやっていた。女性たちは安倍晋三後援会が主催する『新春の集い』にも来ていた」

 安倍氏の実弟である岸信夫・防衛相も、統一教会との関係について「付き合いもあり、選挙の際もお手伝いをいただいている電話作戦など、ボランティアでお手伝いをいただいたケースはあると思う」と説明していたが、安倍元首相も同様に、選挙運動において統一教会の支援を受けていたというのである。

 だが、安倍元首相の場合、たんに選挙支援を受けていただけの関係ではない。というのも、本日発売の「週刊新潮」(新潮社)では、自民党のベテラン秘書が「選挙で誰が統一教会の支援を受けるかは、安倍さんの一存で決まるといわれていました」と証言しているからだ。

 このベテラン秘書は、統一教会の組織票は約8万票であり、その力が発揮されるのは参院の全国比例であるとした上で、「どの候補を応援するかは、安倍さんの意向がかなり反映される落選しそうな意中の候補がいれば、安倍さんから“彼を頼む”といった具合です」と語っている。


■統一教会の選挙支援の対象は“安倍元首相の一存”だった! 安倍元首相と統一教会の関係

 先日、自民党の青山繁晴・参院議員が「派閥の長が当選圏内に届かない候補に統一教会の票を割り振るなど差配している」といった旨の証言をおこなっていたが、この「週刊新潮」の取材によれば、そうした差配は「すべては安倍氏の一存」だったというのである。

 安倍応援団である作家の門田隆将氏などは〈統一教会の“天敵”だった安倍晋三氏〉と主張し、〈真逆の“シンパ”に仕立てあげる地上波とアベガーの酷さ〉などとメディア報道を攻撃しているが、「統一教会の天敵」どころか、安倍氏は相当に統一教会と選挙において「ズブズブ」の関係だったといえるだろう。

 実際、「週刊新潮」では、「過去に統一教会系の団体から推薦を受けた元議員」がこんな証言をおこなっている。

「推薦を受けるにあたって団体のトップと面談をします。そこでは、不倫スキャンダルや金銭トラブルがないことが条件で、さらに安倍元総理が応援している候補であれば、ほぼ確実に支援してもらうことができます選挙の直前になると、統一教会系の施設で泊まりがけの研修を行います。自分の場合は妻同伴で2泊3日でした

 安倍氏が応援する候補は、ほぼ確実に支援してもらえる──。しかも、これを裏付けるような内部文書もある。それは、安倍氏の子飼い議員である北村経夫・参院議員が初当選した2013年参院選をめぐる内部文書で、統一教会について取材するジャーナリスト・鈴木エイト氏が公開しているものだが、そこには〈首相からじきじきにこの方を後援してほしいとの依頼があり〉という一文が出てくるからだ。

 その上、衝撃的なのは、「統一教会のダミー団体のトップとの面談」や「統一教会系施設での泊りがけの研修までおこなわれているということだろう。先日おこなわれた参院選でも、安倍氏の元首相秘書官で、全国比例で出馬し当選した井上義行氏が選挙期間中に統一教会系の集会に参加、教会関係者が「うちの教会、うちの組織もたくさんの問題がありますこの問題を整理してくださる方が井上義行先生でございます!」「井上先生は、もう食口(信者)になりました」と紹介され、井上氏も「私は同性婚反対を、信念を持って言っていますから!」などと呼応していたことが報じられているが、集会への参加や面談、泊りがけの研修などを経て“統一教会の代理人”として培養されていくシステムが自民党内には出来上がっていたのではないか。

 ともかく、このように安倍氏の一存で統一教会の組織票の差配が決まっていたとすれば、安倍氏は統一教会に“相当な恩”があったことになる。つまり、2019年に統一教会系のイベントにわざわざビデオ出演し、統一教会の韓鶴子総裁を褒め称えるようなスピーチをおこなったのも、そうした選挙協力に対する恩返しの意味合いもあったのではないか。


■安倍政権が統一教会のダミー団体幹部を「桜を見る会」に招待していた!

 しかも、安倍氏による統一教会への“恩返し”ではないかと見られている問題が、もうひとつある。

 というのも、安倍氏への選挙支援を報じた「しんぶん赤旗 日曜版」7月31日号では、安倍氏が首相時代に主催していた「桜を見る会」に、統一教会のダミー団体である「世界戦略総合研究所」で現在事務局長を務める小林幸司氏が招待されていた、と報じているからだ。

 これはジャーナリストの鈴木エイト氏が以前より指摘していたものだが、小林幸司氏は「世界戦略総合研究所」の事務局次長時代である2013年から2016年に自身のFacebookで「桜を見る会」に参加したことを報告。たとえば2013年には安倍首相の名前が入った招待状を投稿し、2014年には当時の菅義偉官房長官と一緒に写した写真などを投稿していたのだ。

 「桜を見る会」は「各界の功績者・功労者を労う」目的で、国民の血税を使って開催されてきた公的イベントだ。にもかかわらず、そこに反社会的団体とされる統一教会のダミー団体の関係者が招待されていたとは──

 しかも、安倍元首相は自民党下野時代の2010年と2012年、「世界戦略総合研究所」が主催した特別集会やシンポジウムに講師やパネリストとして出席していたことがわかっている。つまり、悪徳マルチ商法としてこれまでにもたびたび社会問題化してきたジャパンライフの創業者で元会長である山口隆祥氏が“総理枠”と見られる区分で「桜を見る会」に招待されていたように、「世界戦略総合研究所」の事務局次長だった小林氏も“総理枠”で招待されていた可能性があるのだ。

 さらに、本日発売の「週刊文春」(文藝春秋)によると、小林氏は統一教会の名称変更問題で疑惑の渦中にある下村博文・元文科相の事務所が作成した「2014選挙名簿」という支援者名簿にも名前が登場。この支援者名簿には統一教会のダミー団体の幹部の名前が小林氏を含め5名が記載されていたというが、安倍元首相や下村元文科相と統一教会のただならぬ関係が、18年間も認められなかった統一教会の名称変更に影響を与えたのでないかと疑われても不思議はない。

 統一教会の被害を拡大させた可能性もある名称変更問題に、公的イベントである「桜を見る会」への統一教会系団体関係者の招待。こうした重大な疑惑を、もはや看過することはできない。そして、これらの問題をはじめ、自民党議員と統一教会の関係を追及するには、安倍元首相と統一教会の関係に深くメスを入れるほかない。今後もメディアの徹底した追及が必要だ。

(編集部)
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●COVID19対策に「せんにん」するため粛々と政権を無責任に放り出してアベ様を《継承》し、一体どこが「国民のために働く。」政権か?

2021年09月10日 00時00分48秒 | Weblog

[※歴代自民党内閣は「国民のために働」いていなかった!? 縁故主義・政権の私物化もアベ様から《継承》 (日刊ゲンダイ 2020年10月14日)↑]


(2021年09月07日[火])
一体何が「国民のために働く。」だったのか? 無責任に政権を放り投げることまでもアベ様を《継承》。
 《専念》ではなく「専にん」ね。「専任」「仙人」「選任」「先任」「千人」、どの「せんにん」なのか知らんが、言い直せばいいのにね。間違ったということに気づいていないのかな。
 《会見は2分程度。質問を受けず、マイクの前から去った》…アベ様やカースーオジサンによる《メディアコントロール》の大罪。ぶら下がりの記者達も情けない…。
 琉球新報のコラム【<金口木舌>「できないことは、やらない」政権】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1387210.html)によると、《「菅義偉首相が総裁選不出馬」の一報を聞いたのは与那原町内の取材先から那覇へ向かう車中であった。同乗者が言った。「1年って短いね。コロナで失敗したからかな」 ▼午後1時すぎ、菅首相の記者会見をテレビで見た。不出馬の理由は「新型コロナ対策に専念したい」。コロナ対策と総裁選とは両立できないとも言った。会見は2分程度質問を受けず、マイクの前から去った。あっけに取られたのは記者だけではないはず …▼官房長官を7年半務め、存在感を発揮した菅氏だが、政権は短命に終わる。沖縄への強権姿勢が県民に記憶されよう。最近は聞かなくなったが、「粛々と新基地建設を強行したことに変わりはない ▼在任中の来県はなかった。今年の全戦没者追悼式に寄せたビデオメッセージでは安倍晋三前首相と同様、「できることはすべて行う」と発言した。結局は「できないこと、やりたくないことはやらないという意味ではなかったか ▼党内事情も絡み、菅首相は政権を放り投げた格好だが、国民の安心、安全まで放り投げられてはたまらない。言葉通り、新型コロナに専念してほしい。人の命がかかっている》。

 8年8カ月の数多のデタラメの責任をとれ。
 毎日新聞の記事【中島岳志さんに聞く 「安倍・菅政権が徹底的に破壊したもの」とは】(https://mainichi.jp/articles/20210906/k00/00m/010/230000c)によると、《菅内閣が持ち直す可能性がたった一つあった。それは臨時国会を開き、本気でコロナ対策に取り組むことだった。8月中旬、保坂展人・世田谷区長をはじめとする東京都内の区市長6人が、与野党の「政治休戦」を求め、臨時国会を開いて新型コロナウイルス対応で協力するよう提言を発表した。これに立憲民主党の枝野幸男代表は呼応し、与野党の党首会談を含めた協力の意思を示した。政局よりもコロナ対策を重視した枝野代表の決断は、菅首相にとっては「救いの手」になる可能性があった。しかし、首相はこの呼びかけを無視し、党内の権力闘争に奔走した。そして、万策尽きて政権を放り出した》。

   『●自民党総裁? 誰でも同じ ――― 野党による政権交代を! 数多の
     アベ様案件の解明、公文書の開示だけでも、十分に政権交代の意義はある

 《この人にそういう羞恥心はない。…山口4区の有権者に聞きたい。「投票用紙にまた安倍晋三と書くのですか」と。》(前川喜平さん)。
 リテラの記事【菅首相辞任も…元凶を作った安倍晋三は何の批判もされずキングメーカーに! 岸田河野高市、誰がなっても安倍の言いなり】(https://lite-ra.com/2021/09/post-6009.html)によると、《問題は、この国の状況をここまで悪化させた最大の原因をつくった挙げ句、菅首相を生み出した張本人キングメーカー気取りでチョロチョロ動き、後継候補を操ろうとしていることだ。ほかでもない安倍晋三・前首相のことだ》。
 品格羞恥心も無し、ミーン》ばかりだ。典型例 ⇨《この人にそういう羞恥心はない》アベ様や、ウルトラ差別主義者の副首相・財務相だ。福岡8区山口4区の彼らの支持者や投票者の皆さんの民度も疑うね。

   『●まだまだ続くのか、ウルトラ差別主義者の失言・暴言
         …福岡8区の皆さん、いい加減に落選させてください
   『●《この人にそういう羞恥心はない。…山口4区の有権者に聞きたい。
     「投票用紙にまた安倍晋三と書くのですか」と。》(前川喜平さん)

 それにしても、スッゲェなぁ、自民党の総裁候補ら。その中でもアベ様が推すのがねぇ? まさかニッポンの首相にするつもり? 正気かね?
 リテラの記事【安倍が支援、高市早苗の問題はヒトラー礼賛本推薦だけじゃない!「さもしい顔して貰えるもの貰おうという国民ばかり」と弱者攻撃発言】(https://lite-ra.com/2021/09/post-6010.html)によると、《菅義偉首相が退陣表明をおこなったと思ったら、さっそくあの男が動き出した。安倍晋三・前首相が自民党総裁選で高市早苗・前総務相を支援すると打ち出し、細田派幹部にも支援を求めたと報じられたからだ》。
 日刊ゲンダイの記事【高市早苗氏まさかの自民新総裁“爆誕”も タカ派人気とアベ・ファーストで現実味】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/294353)によると、《突然の菅首相の不出馬により、候補者乱立の様相を呈する自民党総裁選。大混戦が予想される中、エラソーにキングメーカーを気取る安倍前首相が、子飼いの高市早苗前総務相のバックアップに動いた。初の女性宰相“爆誕”の可能性が高まっているが、高市氏といえば危ういタカ派思想の持ち主。このままだと、トンデモないことになりかねない》。
 経歴詐称の話は以前からあるし、ナチス礼賛本の件や、閣僚(総務相経験者)としての能力への疑問などもあり、《危ういタカ派思想の持ち主。…トンデモ》な御方であることは間違いなく、このままでは傾いた国がさらに壊れる。

   『●「恥」の三重塗り: 高市早苗氏・稲田朋美氏の
        「ネオナチ」写真問題・「在特会」機関紙執筆問題

   『●日本社会は歪んでる: ネオナチやヘイトスピーチ集団に
                    「信奉」される議員が取り巻くアベ様
    《第2次安倍内閣の命取りになりかねないのが女性大臣や党幹部と
     極右活動家とのつながりだ。高市早苗総務相と稲田朋美政調会長が
     「国家社会主義日本労働者党」の代表者・山田一成氏と撮った
     ツーショット写真が海外メディアに報じられてしまった

   『●大水害被害者は癒えず……そんな時に 
     極右ネットテレビに出演して御自身が「癒される」アベ様の神経とは?
    《それはコンテンツを見れば一目瞭然。シリーズで行っている企画は
     「この憲法でいいのか!?」「中国に立ち向かう覚悟」
     「事実と歴史を歪めた朝日新聞」「原発と日本再生」
     番組ゲストも百田尚樹に竹田恒泰、金美齢、青山繁晴など
     ネトウヨ支持率の高い論客揃いで、政治家も「ヒゲ」こと佐藤正久
     高市早苗稲田朋美萩生田光一など安倍チルドレンが多数出演。
     ちなみに、安倍首相の生出演が終わったあとに始まったのは、
     「WiLL」(ワック)編集長・花田紀凱による
     「WiLL場外論戦 花田編集長の右向け右!」。
     …どうしてこんな極右しか見ないであろう番組に出ることが、
     国民に広く説明する」ことになるのか

   『●斎藤貴男さん、大新聞社は「自分たちだけは例外。
        権力にオネダリして、そうしていただいたのである」
    「アベ様に逆らう者は「誰一人残っていなかった」…という惨状な
     ジャーナリズム。「電波」な「凶器」高市総務相の暴走と「報道現場…
     の声」から見えてくるのは、「自粛」「忖度」「委縮」…が「内部から」

   『●前川喜平さん《総務相…経験者…高市氏は「最終決裁者は大臣ではなく
      局長だ」とあぜんとする言い訳をした…。法律は政治家に甘すぎる》


 取り巻き連中による同情論、お疲れ様論って、アホか。8年8カ月の数多のデタラメの責任をとらせてから言ってくれ。
 リテラの記事【堀江貴文竹中平蔵だけじゃない 菅首相に「がんばった」「かわいそう」と同情論噴出! 辞任したとたん権力者を許す世論】(https://lite-ra.com/2021/09/post-6011.html)によると、《コロナ下で多くの国民の命が危機に晒されているなか、国会も開かずまともな対策も取らず、権力闘争に明け暮れ、結果、総裁選不出馬に追い込まれた菅首相。ところが、こんな無責任かつ無能な総理大臣に対して、擁護や評価の声が上がっている。その筆頭がホリエモンこと堀江貴文氏。堀江氏は自身のYouTubeチャンネルでなんと「歴代首相の中では非常に優れた首相」とまで絶賛した》。

 さらには、アノ総裁候補、ワクチンデマまで流すデタラメ閣僚だ。
 リテラの記事【本日の会見も…河野太郎のワクチン”総裁選利用”が露骨に! はじめしゃちょー相手に「ワクチン打てば人に感染さないとデマも】(https://lite-ra.com/2021/09/post-6012.html)によると、《ところが、そうして緊急におこなわれた会見で、河野大臣は「(ファイザー製ワクチンは)すべて10月中に輸入が完了する」と宣言し、「(接種済みと配送完了分、配送予定分を合わせれば)12歳以上の人口の8割が接種を受けるのに必要な回数が出ている」などと明言。総裁選についての質問も飛んだが、「きょうはワクチンのほうに(説明の)的を絞る」とし、ワクチン供給の話題に終始したのだ》。
 河野太郎氏が脱原発?? 一時期、反核燃サイクルを唱えただけですが…それが、いまや「核武装」支持派です。
 日刊ゲンダイの記事【河野氏は総裁選出馬で「脱原発」の封印を解くのか? それでも拭い去れない“悪太郎”の本性】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/294347)によると、《「3.11以前から『脱原発』が持論で、政府の原発政策をブログなどで批判してきましたが、2015年の初入閣と同時に持論を封印ブログも削除し、『大臣のイス欲しさにそこまでやるか』と党内の失笑を買いました」(自民党関係者)…自身のツイッターでは都合の悪い意見を片っ端からブロック。外相時代の18年には会見でロシアとの平和条約を問われて「次の質問どうぞ」を連発と、一皮むけば異論を許さない“悪太郎”が河野氏の本性だ。総理になったら「説明しない政治の延命を許すだけである》。

 もう一度言わせてほしい…自民党総裁? 誰でも同じ ――― 野党による政権交代を! 数多のアベ様案件の解明、公文書の開示だけでも、十分に政権交代の意義はある
 《とにかく選挙に行くこと、もちろん、その前に「忘れないこと」。それが今国民に求められている一番大事なことだ》(古賀茂明さん)。何度でも、何度でも、何度でも、#投票倍増委員会 会員として強く訴えます、自公お維トファに投票してはいけない。主権を取り戻しましょう。主権者として、必ず選挙に行きましょう。

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https://lite-ra.com/2021/09/post-6009.html

菅首相辞任も…元凶を作った安倍晋三は何の批判もされずキングメーカーに! 岸田、河野、高市、誰がなっても安倍の言いなり
2021.09.03 07:07

     (自民党HPより)

 本日、菅義偉首相が総裁選の不出馬を党臨時役員会で表明し、今月末の総裁任期満了にともなって総理大臣を退任することとなった。

 無論、これはコロナ対策の失敗や自身の無能さを認めての退任ではなく、打つ手なしの状況に追い詰められた結果でしかない。実際、総裁選を先送りして解散に踏み切る案が封じ込められたあとも、来週におこなう方針だった党役員人事で河野太郎・行革相らを要職で起用することを検討するなど、昨日までは強気の姿勢を崩していなかった。

 ところが、菅離れが加速するなかで目玉だったはずの執行部刷新の人事が難航。一部では「河野氏の処遇をめぐって菅首相と麻生太郎副総理が電話で大喧嘩になった」とも伝えられている。

 さらに、昨夜には菅首相のお膝元である自民党神奈川県連の幹事長までもが「県連としては特に、菅さんを頼むという運動をするつもりは一切ない」と発言。お得意の人事権を振りかざすこともままならないばかりか、「推薦人20人も集められないのではないか」という声さえあがるまで追い込まれてしまったのだ。

 まったく自業自得としか言いようがないが、呆れたのはその捨て台詞だ。菅首相は総裁選への不出馬表明後におこなわれたぶら下がり取材で、不出馬の理由をこのように語った。

「コロナ対策と選挙活動、こうしたことを考えたときに、実際、莫大なエネルギーがこれ必要でありました。そういうなかで、やはり両立はできない。どちらかに選択すべきである」

 「コロナ対策と両立困難」って、いまのいままで党利党略ならぬ「個利個略」の権力闘争に明け暮れていたのは一体どこのどいつだ。ようするに、この期に及んでもこの男は、自分の無責任さには頬被りしているのである。

 まあ、それでも、菅首相のやり口は完全に国民にバレている上、総理大臣の座を追われるかたちになったわけだから、まだいい。

 問題は、この国の状況をここまで悪化させた最大の原因をつくった挙げ句、菅首相を生み出した張本人キングメーカー気取りでチョロチョロ動き、後継候補を操ろうとしていることだ。ほかでもない安倍晋三・前首相のことだ。


■今起きていることの原因はすべて安倍の責任!東京五輪強行、コロナ対策放り出し仮病で辞任

 いや、安倍前首相がやったことは、たんに菅首相を生み出しただけではない。菅首相がおこなったデタラメな政治の大半は安倍前首相に原因と責任がある

 その代表的なものが東京五輪だ。五輪開催が感染爆発に大きく影響を与えたことは論を俟たないが、世界的パンデミックの最中に東京五輪が強行開催されたのは、もともとは安倍前首相が昨年春に「1年以内の延期」をゴリ押ししたせいだ。

 当時は総理大臣をつづける気が満々だった安倍前首相は、今夏までに東京五輪を成功させ、その勢いを買って自民党総裁任期の延長を宣言、9月の総裁選で4選を果たし10月の総選挙で大勝して一気に改憲に持ち込む──というシナリオを描いていた。この安倍前首相が描いたシナリオを菅首相は自分に置き換えて実行したわけだが、その結果はご覧のとおり、変異株が猛威を振るうなかでの強行開催によってこの国は深刻な医療崩壊にまで至ってしまった。もちろん、安倍前首相が総理大臣をつづけていれば、菅首相と同様、自分の権力維持のためにコロナ対策も投げ出して五輪を強行開催し、いまごろ同じ窮地に立たされていたはずだ。

 だが、安倍前首相は姑息なことに、「アベノマスク」をはじめとするバカ丸出しのコロナ対応に批判が集中すると、昨年8月末にまたも持病を持ち出し、コロナ禍に政権を放り出してしまった。しかも、病気を理由にしたことで内閣支持率を爆上げさせるという花道までつくりあげたのだ。

 これが「仮病」であったことは、辞意表明から1カ月も経たないうちに「新しい薬が効いている。もう大丈夫だ」と言い出し、その後も次々と議員連盟の最高顧問に就任したり、さらには選択的夫婦別姓制度の導入や「LGBT理解増進法案」を子飼いの極右議員を動かして潰しにかかるという活躍ぶり”からも明らかだ。

 つまり、自身の継承者として菅氏に政権を禅譲して院政を敷き、気に食わない政策は潰し、山積したままの疑惑について何ひとつ責任をとらないまま、いまや総裁選のキングメーカーとして幅を利かせているのである。


■岸田文雄、高市早苗はもちろん、河野太郎も安倍には絶対逆らえない関係

 実際、菅首相が総裁選の不出馬を決めて、さまざまな候補者の名前が浮上しているが、そのほとんどはこの男の息がかかっている。すでに出馬の意向を示してきた岸田文雄高市早苗はもちろん、菅首相の不出馬を受けて出馬の意向を固めたという河野太郎にしても安倍政権で重要閣僚に引き上げられた関係で、安倍前首相には頭が上がらないと言われている。

 いまのところ、安倍前首相は岸田を押すと見られているが、安倍はとにかく石破茂・元幹事長だけは総理にしたくないと考えており、石破がもし立候補して、岸田では勝てないと見るや、河野に乗り換えるはずだ。

 そもそも、河野は行政改革およびワクチン担当の大臣として菅政権の責任を負う人物であり、その責任に対する総括なくして総裁選に出馬することはあまりにも虫が良すぎる。

 この問題については別稿であらためて触れたいが、ともかく、河野か岸田のどちらが次期総理になっても、安倍前首相が関与してきた森友加計学園問題や「桜を見る会問題河井案里氏の選挙買収問題などの真相究明がおこなわれることは永遠にない。石破茂が総裁選に立たないかぎり、どのみち「第4次安倍政権」が発足するようなものなのだ

 しかも、コロナ対策でも、すでにワクチンの安定供給に失敗して馬脚を現している河野はもちろん、岸田も高市もまったく期待できない。石破にしても「メディアは恐怖を煽るばかり」などとコロナを軽視しているとしか思えない発言をおこなっている。ようするに、菅首相が退任したところで、安倍自民党が政権をとるかぎり、国民の生活や安全が最優先されることはありえないのだ

 菅政権の終焉では何も解決しないどころか、安倍前首相が牛耳りつづける国民軽視の政治がつづいていくだけ。いまはその現実を直視すべきだろう。

水井多賀子
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https://lite-ra.com/2021/09/post-6010.html

安倍が支援、高市早苗の問題はヒトラー礼賛本推薦だけじゃない!「さもしい顔して貰えるもの貰おうという国民ばかり」と弱者攻撃発言
2021.09.04 10:47

     (公式HPより)

 菅義偉首相が退陣表明をおこなったと思ったら、さっそくあの男が動き出した。安倍晋三・前首相が自民党総裁選で高市早苗・前総務相を支援すると打ち出し、細田派幹部にも支援を求めたと報じられたからだ。

 安倍前首相といえば、本日には〈昨年持病悪化の為急に職を辞する事となり、国民の皆様にご迷惑をおかけする中、立派に後を引き継いで頂いた菅総理には感謝の気持ちで一杯です〉とツイート。表向きは菅支持を示しながらも実際は「菅降ろし」に暗躍していた張本人だというのに、しれっと感謝ツイートを投稿するという陰険さを見せたばかりだが、この「高市支持」にも当然、裏がある。

 本サイトで指摘してきたように、安倍前首相にとって今回の総裁選は「石破茂以外は全員、自分の犬」であり、石破氏さえ落とせれば誰でもいい状態だが、とりわけ次期総裁として好都合なのは完全に自分の言いなりである岸田文雄氏だ。だが、このままでは全体の半数を占める党員・党友票は出馬に意欲を見せている河野太郎氏や石破氏に流れることは必至。そのため、投票先をなるべく分散させようと高市支持を打ち出したのだろう。

 しかし、安倍前首相による今回の「高市支持」の最大の目的は、自分の熱狂的な支持者である保守・極右層にアピールすることにある。

 事実、高市氏は総裁選の告示前であるにもかかわらず、安倍応援団メディアに次々と登場しては極右思想・政策を全開に。露骨にも経済政策に「ニューアベノミクス」を掲げるばかりか、「(安倍前首相と)コッソリふたりだけの勉強会を重ねてきた」などと発言するなど、高市氏は自分のPRというよりも「安倍健在」を印象づける存在になっているからだ。

 どこまで行っても自分の私利私欲でしか動かない──さすがはコロナ禍の「国難」に直面するなか支持率回復を望めないと踏むや否や健康状態を理由に2度目の政権放り出しをおこなった世紀の無責任男なだけあると言うべきだが、しかし今回、安倍前首相が支持を決めたことで、泡沫扱いだった高市氏の存在感が増したことは事実。そして、これは言うまでもなく危険な動きだ。

 そもそも高市氏は1994年、「説得できない有権者は抹殺」などという記述のある、ナチス礼賛本『HITLER ヒトラー選挙戦略』(小粥義雄/永田書房)に推薦文を寄せたり、2014年に安倍改造内閣に入閣した際にはネオナチ団体代表とツーショット写真を撮っていたことも発覚するなどウルトラタカ派として知られてきた政治家。自身も「先の戦争は侵略戦争ではなかった」「国会デモを取り締まれ」「福島原発事故で誰も死んでいない」などという暴論を吐いてきた

 また、その言論弾圧体質も有名で、総務相だった2016年には“国は放送局に対して電波停止できる”と国会答弁したこともある。

 しかも、こうしたトンデモ極右言動は決して過去の話ではない。つい最近も高市氏のヤバさを象徴する行動が見られた。それは、高市氏が9月2日に安倍前首相も贔屓にしてきたネトウヨ番組『真相深入り!虎ノ門ニュース』に生出演したことだ。


■ヘイトデマで敗訴したばかりの『虎ノ門ニュース』出演、「Hanada」では“大東亜戦争”肯定論

 ご存知のとおり、『虎ノ門ニュース』を制作しているのは、吉田嘉明会長による在日コリアン差別発言が問題となっているヘイト企業・DHCの子会社であるDHCテレビジョン。そのDHCテレビジョンは『ニュース女子』をめぐる名誉毀損裁判で、9月1日に敗訴したばかりだ。

 この『ニュース女子』問題については別稿で詳しく伝える予定だが、その番組内容の悪質さを裁判所が認めた翌日だというのに、高市氏は平然と、何事もなかったかのようにDHCテレビが同じく制作する『虎ノ門ニュース』に生出演したのである。

 しかも、この日は司会者の居島一平氏がコロナ陽性で休みをとっているため、百田尚樹『殉愛』騒動でも名前が取り沙汰されたDHCテレビの山田晃社長が代打の司会者を務めたのだが、高市氏は山田氏に「社長様、ですね?」と発言。山田氏は『ニュース女子』裁判で判決が出たあとも「まあまあ勝訴」と発言するなど何ら反省も見せていないが、そんな人物と「社長様」などと和やかに挨拶を交わしたのである。

 このような番組に、このタイミングで堂々出演するという事実だけでも神経を疑わざるを得ないが、さらに酷いのが高市氏の主張だ。

 同番組では安倍応援団の有本香氏や竹田恒泰氏を前に男系による皇統の継承や憲法改正の必要を訴えた高市氏だったが、同様に有本氏を聞き手に迎えた「月刊Hanada」(飛鳥新社)10月号の記事では「わが政権構想」を披露。

 だが、「政権構想」と銘打ちながらも、このインタビューでは初っ端から靖國神社参拝について高市氏が「一人の日本人として、国家存続のために、愛する人たちを守るために、国策に殉じられた方々への御霊に対して、尊崇の念をもって感謝の誠を捧げることは、自らの役職に関係なく、私が大切にしている時間です」と強調。「大東亜戦争」肯定論を繰り広げたと思えば、今度は「世界の真ん中で咲き誇る日本外交の姿を見せてくださったのは、安倍さんです」などと安倍礼賛をはじめる始末

 そして、肝心のコロナ対策は「全世帯にパルスオキシメーターを配布」などというもので、国民への補償や支援金の提案は一切なし。一方で「今後の戦争の様態変化、中国や北朝鮮の活動による国防上のリスクを考えると、研究開発や装備費を含めて防衛予算は大幅に増額すべき」と言い、この状況下で防衛費のさらなる増額を訴えたのだ。


■『ひるおび!』で夫婦別姓反対の急先鋒だったことを問われても「ありがとうございます」としか答えず

 さらに、露骨だったのは、憲法改正についての発言だろう。

「いまの自民党案よりも、二〇一二年の草案がベターだと私は考えます」
「「自衛隊」ではなく、やはり「国防軍」と明記したいですね」

 自民党は世間の反発を抑えるため、改憲の手始めとして4項目の改正・追加の提示にとどめているが、なんとこれを高市氏はひっくり返し、「基本的人権の尊重を削除するなど明治憲法そっくりに仕上がっている2012年の自民党憲法改正草案に戻すべきだと主張。さらに、安倍前首相の意見を反映させて草案で書き換えられた「国防軍」明記にこだわったのだ。

 もはや安倍氏が首相時代に大声では言えなかったことを代わりに叫んでいるとしか思えない発言ばかりでウンザリしてくるが、高市氏の問題はこれだけではない。

 高市氏の総裁選出馬に対しては「女性初の総理誕生に期待」などとも言われているが、高市氏の思想は、やはり安倍前首相と同じで「反女性」「反・反性差別」と呼ぶべきものだ。

 たとえば、2013年には最高裁で婚外子の遺産相続分を嫡出子の半分とする民法規定が違憲とされた判決が出た際には、当時、自民党政調会長だった高市氏は「ものすごく悔しい」と発言。

 さらに、菅政権で進みそうになった「選択的夫婦別姓制度」導入の議論では、反対派の議員連盟「『絆』を紡ぐ会」の共同代表として高市氏は「家族単位の社会制度を崩壊させる可能性がある」などと猛反発。結果、導入どころか議論は後退まで追い込まれることに。また、高市氏は導入に反対する文書を、自民党籍を持つ42道府県の議長宛てに自身の名前が入った封筒で発送までしていたこともわかっている。

 このように女性の権利や自立、社会進出を阻む言動を繰り返してきた高市氏。しかも、2日に出演した『ひるおび!』(TBS)では、全国紙で初の女性政治部長を務めた毎日新聞の佐藤千矢子氏が、高市氏が選択的夫婦別姓反対の急先鋒だったことなどを例に挙げて「高市さんが女性の活躍を推進・応援するような政策をとってくれるかといえば、そこは疑問に思っている」と指摘したのだが、対して高市氏は「ありがとうございます」と一言。何ひとつ反論せず、むしろ堂々と「何が問題で?」とでも言いたげな態度を見せたのだ。


■生活困窮者対策は信用できず! 過去に「さもしい顔して貰えるもの貰おうという国民ばかり」

 これでは、たとえ女性初の総理大臣が登場しても女性に対する差別や不公平は是正されるどころかより強化されるのは目に見えているが、高市氏がこうした態度をみせるのは女性にだけではなく、社会的弱者全体に対してだ

 前述した『ひるおび!』で高市氏は、「お困りの方、生活者の声をきちっと積み上げながら政策を構築していくと、わりと1年、2年で相当なことができる」などと語っていたが、これは選挙対策の中身が空っぽの発言でしかない。

 というのも、高市氏は、安倍前首相が会長を務める極右議員連盟である「創生「日本」」が2012年におこなった研修会で、こんな発言をしていた。

「さもしい顔して貰えるものは貰おう。弱者のフリをして少しでも得しよう。そんな国民ばかりでは日本国は滅びてしまいます」
「安倍総理はつねに日本と日本人の可能性を信じつづけて、多くの方が真面目に働く、人様にご迷惑をかけない、自立の心を持つ、そして秩序のある社会をつくる。それによって日本がどんどん成長していく。まあ、本当に気の毒な方々のためにも頑張っていける、力強い国をつくれるんだ。その思いがすべての閣僚に浸透していたからこそ、私たちは自由に働かせていただきました」

 この「さもしい顔して」「弱者のフリ」「人様に迷惑をかけない」という発言は、当時、自民党が積極的に煽動していた生活保護バッシングに乗っかったものであることはあきらかだが、こうして国民の当然の権利を否定する人物がコロナ禍で総理大臣にでもなれば、菅首相以上に「自助」が叫ばれ、棄民政策が加速していくことは間違いないだろう。

 安倍氏が首相としてやりたくてもやれなかったこと、言いたくても言えなかったことを煮詰めたら出来上がったとでも言うべき存在。それが高市氏なのだ。

 そもそも、高市氏は総務相だった2016年に“国は放送局に対して電波停止できる”と国会答弁した件や、同じく2016年に持ち上がった計925万円の「闇ガネ」疑惑など、問題を数々抱えている。にもかかわらず、安倍前首相は2019年に高市氏を再入閣させ、問題を矮小化させてきた。そしていまは、自分の傀儡であることを高市氏に強調させながら、極右政策を今後も推し進めていくという姿勢を打ち出すための代弁者として、この総裁選で高市氏を動かしていこうというのである。

 実際、安倍応援団は軒並み「高市支持」を表明し、ネトウヨもTwitter上で「#高市早苗さんを総理大臣に」と大盛り上がり中で、期待を一身に集めている。自民党内の極右議員も支持に回ることになるだろう。

 もちろん、いくら極右票を得たとしても総裁選の有力候補になれるとはかぎらない。だが、注目すべきは総裁選での勝敗ではなく、高市氏の総裁選をめぐる活動自体が、安倍前首相による極右勢力を勢いづけ自身の再登板に備えた運動であるということなのだ。

(編集部)
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コメント
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●《政府の新型コロナウイルス対策が国民の理解や共感を得られない背景には、政治家の発信力不足だけでなく、政策決定過程の不透明さが》

2021年08月24日 00時00分47秒 | Weblog

[※《自助》大好きオジサン・元最低の官房長官と学商 (日刊ゲンダイ 2020年9月7日 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278353)↑]


(20210814[])
中根政人記者による、東京新聞の記事【政策決定の核心は「ブラックボックス」 「5大臣会合」「連絡会議」議事録なく検証もできず…】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/122200)。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/ホントに菅首相続投?世代間闘争の雰囲気、国民不在で乱立も】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202108100000120.html)。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/読み飛ばしても謝罪すればいい、お手軽なものだ】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202108070000074.html)。

 《政府の新型コロナウイルス対策が国民の理解や共感を得られない背景には、政治家の発信力不足だけでなく政策決定過程の不透明さがある政治判断の核心部分はブラックボックスの中だからだ。…だが、首相や西村氏ら関係閣僚が参加する「5大臣会合」などの非公式協議や、昨年9月までの安倍政権で開催されていた「連絡会議」は、いずれも意見交換が目的との位置付け。実際には政策決定プロセスの核心部分とされるが、政治家同士のやりとりを記した議事録などは残らない》。

   『●下野時の発言がブーメラン…「最低の官房長官」スガ殿は、
                「国民への背信行為」を自分自身で行っている
    「アサヒコムの南彰記者による記事【自著での主張も記憶にない? 
     菅官房長官「知らない」】…と、リテラの記事【菅官房長官が
     壊れ始めた! 会見で「ここは質問に答える場所じゃない」、
     自分の著書のことを「知らない」】」
    《過去には公文書の重要性を訴えていたのに、そのことすら記憶にない
     ――。…菅氏は野党時代の2012年に出版した『政治家の覚悟』
     (文芸春秋)で、「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、
     議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への
     背信行為」と記していた》」

 《公文書管理に消極的な政府の姿勢は、これまでもたびたび指摘されてきた。安倍政権では、南スーダンに派遣された自衛隊の日報隠蔽や、安倍晋三前首相の妻昭恵氏と関わりがあった学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る決裁文書改ざん、「桜を見る会」の招待者名簿廃棄などが相次いで問題化。菅政権でも、憲法が保障する「学問の自由」を侵すとして批判を浴びた日本学術会議新会員任命拒否問題に関し、理由や経緯を記した文書の開示に応じていない》。
 元最低の官房長官殿の野党時代の御言葉《政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為》。まさに、正論。一方、アベ様政権・カースーオジサン政権…あぁ、杜撰…。巨大なブーメランが後頭部に突き刺さる。質の悪いことに、議事録を残す能力も無く、発想も無く…意識的に残さず。こんなデタラメな政権が打つまで続くのか。
 《日本学術会議の新会員任命を拒否された一人、岡田正則早稲田大教授…「現在の政権はブレーキが壊れ、暴走している失敗を何とか隠して、票を集めるということだけになってしまっている」》。正鵠。
 《とにかく選挙に行くこと、もちろん、その前に「忘れないこと」。それが今国民に求められている一番大事なことだ》(古賀茂明さん)。何度でも、何度でも、何度でも、#投票倍増委員会 会員として強く訴えます、自公お維トファに投票してはいけない

   『●倉持仁医師《どうにもならない》…武田砂鉄さん《問われなければ
     いけないことが無数に残っている。…やってよかったとは思えない》
   『●「復興五輪」!? 原状回復してから言ってくれ…片山夏子記者【「原発
      事故前の故郷に戻して」 浪江町・津島訴訟の原告団長が語った決意】
   『●《「やめることは一番簡単なこと」「挑戦するのが政府の役割だ」と
     発言。意味不明。…日本が再び焦土と化す日も近い》(適菜収さん)

 それにしても、スッゲェなぁ、自民党…支持者の気が知れない。
 日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/ホントに菅首相続投?世代間闘争の雰囲気、国民不在で乱立も】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202108100000120.html)によると、《★5日には元総務相・高市早苗が…と月刊誌に出馬の意欲を語っていることが分かった。そんな話を聞けば幾度も総裁選挙にチャレンジしようとした党幹事長代行・野田聖子も黙ってはいられないだろうし、元政調会長・稲田朋美も浮足立つことだろう。その顔触れを見て政調会長・下村博文も外相・茂木敏充もエントリーすると言い出すのではないか。》

   『●「恥」の三重塗り: 高市早苗氏・稲田朋美氏の
        「ネオナチ」写真問題・「在特会」機関紙執筆問題

   『●日本社会は歪んでる: ネオナチやヘイトスピーチ集団に
                    「信奉」される議員が取り巻くアベ様
    《第2次安倍内閣の命取りになりかねないのが女性大臣や党幹部と
     極右活動家とのつながりだ。高市早苗総務相と稲田朋美政調会長が
     「国家社会主義日本労働者党」の代表者・山田一成氏と撮った
     ツーショット写真が海外メディアに報じられてしまった
      山田氏はヒトラーを崇拝する活動家。「民族浄化を推進しなければ
     ならない」「在日朝鮮人殲滅」など、ナチそっくりのスローガンを掲げ
     HPにカギ十字によく似たマークを掲げている。ユダヤ人への
     ホロコーストを「日本の南京大虐殺とまったく同じで、戦勝国がつくったデマ」
     と否定している。まさに日本版「ネオナチ」だ。一体、どんな人物なのか》

   『●大水害被害者は癒えず……そんな時に 
     極右ネットテレビに出演して御自身が「癒される」アベ様の神経とは?
    《それはコンテンツを見れば一目瞭然。シリーズで行っている企画は
     「この憲法でいいのか!?」「中国に立ち向かう覚悟」
     「事実と歴史を歪めた朝日新聞」「原発と日本再生」
     番組ゲストも百田尚樹に竹田恒泰、金美齢、青山繁晴など
     ネトウヨ支持率の高い論客揃いで、政治家も「ヒゲ」こと佐藤正久
     高市早苗稲田朋美萩生田光一など安倍チルドレンが多数出演。
     ちなみに、安倍首相の生出演が終わったあとに始まったのは、
     「WiLL」(ワック)編集長・花田紀凱による
     「WiLL場外論戦 花田編集長の右向け右!」。
     …どうしてこんな極右しか見ないであろう番組に出ることが、
     国民に広く説明する」ことになるのか

   『●斎藤貴男さん、大新聞社は「自分たちだけは例外。
        権力にオネダリして、そうしていただいたのである」
    「アベ様に逆らう者は「誰一人残っていなかった」
     …という惨状なジャーナリズム。「電波」な「凶器」高市総務相の暴走と 
     「報道現場の声」から見えてくるのは、「自粛」「忖度」「委縮」…が「内部から」

   『●何度目かの「指摘は重く受け止めますが、法的には
      問題がありません」ごっこ by 下村博文元文部科学相

 スッゲェなぁ、自民党…自公お維トファ支持者の気が知れない。
 サイゾーの記事【安倍前首相の小池百合子潰しか?ポスト菅義偉に 高市早苗が浮上の裏】(https://www.cyzo.com/2021/08/post_288001_entry.html)によると、《9月末に予定される自民党総裁選に突然、ダークホースが登場した。8月10日発売の月刊誌「文藝春秋」(文藝春秋社)に、高市早苗・元総務相がタイトルそのまま、<総裁選に出馬します!>の6ページにわたる論考を寄稿するというのだ。「8月6日には早刷りが永田町に出回り、各社も報じました。二階俊博幹事長は3日の記者会見で『(菅義偉首相の)続投していただきたいと思う声のほうが、国民の間にも党内にも強い』と発言。KY発言と世間から総スカンくらったものの、菅氏の無投票当選の道筋が作られたと思われました。そこに、総理候補に名が上がったことすらない高市氏が突然、浮上したのです」(政治部デスク) 実は永田町で「高市出馬説」はここ数カ月、くすぶり続けていた。バックにいるのは、安倍晋三前首相だ》。

 自公お維による《政治の劣化と衰退がつらい》…それが8年も続いているニッポン。
 日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/読み飛ばしても謝罪すればいい、お手軽なものだ】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202108070000074.html)によると、《★読み飛ばしても謝罪すればいいという発想は安倍・菅政権での責任はあるが責任は取らない手法と同一だ。6日の広島市原爆死没者慰霊式・平和祈念式のあいさつで首相・菅義偉は「我が国は核兵器の非人道性をどの国よりもよく理解する唯一の戦争被爆国」などが記された原稿の1ページ分を読み飛ばし「核兵器のない世界』の実現に向けた努力を着実に積み重ねていくことが重要です」の部分も読み飛ばした。また「原爆」の部分を「ゲンパツ」と読み違え、すぐに訂正した》。

   『●元経産省出身の慶大教授・岸博幸によると「どうやら経産省では
                文書書き換え・改ざんは日常茶飯事」らしい
   『●忖度・改竄・隠蔽から得られた教訓…経産省の
     《政治家発言の記録は残すな》という、その発想の大胆な転換
   『●数多のアベ様案件 ――― 「一部の人だけに富が集まる、あるいは
     無法者が得をする状態をつくってはなりません」等々、どの口が言う?
    「どうでもいいことなのですが … いやぁ~、スッゴク目出度い。
     カースーオジサンの政権にピッタリだなぁ ――― 「元経産省出身の
     慶大教授・岸博幸によると「どうやら経産省では文書書き換え・
     改ざんは日常茶飯事」らしい」。アサヒコムの記事【内閣官房参与に
     岸博幸・慶大大学院教授 経済など担当】」

 そして、取り巻き連中の劣化も著しい。一月ほど前に予想した通りでした…カースーオジサンの政権にピッタリだなぁ。
 日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/議会対策を内閣の人間がテレビでぺらぺら】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202108130000099.html)によると、《嘉悦大学教授・高橋洋一の後任として元経産官僚で01年の第1次小泉内閣の経済財政相・竹中平蔵の補佐官、04年、郵政民営化相、総務相となった竹中の秘書官に就任など輝かしい経歴の岸博幸が7月、成長戦略や規制改革、広報戦略担当に任命された…与野党の議員はいずれも国民に選ばれており、議会対策で答弁を変えることを公然と内閣の人間が軽口のようにテレビでぺらぺらしゃべることを首相は期待したのだろうか。》
 日刊ゲンダイの記事【岸博幸参与がトンデモ助言「相手に言質を与えないことが大事」で“すれ違い答弁”推奨の大暴論】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/293263)によると、《7月、コロナ禍を巡る「さざ波」発言で辞職した嘉悦大教授の高橋洋一氏(65)と入れ替わる形で内閣官房参与に任命された慶応大大学院教授の岸博幸氏(58)のことだ。岸氏は9日放送の読売テレビ「かんさい情報ネットten.」にリモート出演。菅首相が7月30日の会見で、記者から東京五輪・パラリンピックを予定通り開催するか、を問われた際にチグハグ答弁になった点について、「国会答弁としては100、国民への説明としては0点だと思います」など言い、さらに「これが国会答弁なら野党の議員からつっこまれて、いかにすれ違い答弁をして答えないで相手に言質を与えないことが大事。でも会見の場合は国民に説明しなければいけない」などと持論を展開したのだ。岸氏は<この答え方は総理に『ダメっすよ』って言いましたから>などと振り返っていたが、「国会答弁なら(略)いかにすれ違い答弁をして答えないで相手に言質を与えないことが大事」とは一体何なのか。国会質疑は、与野党議員の後ろにいる有権者=国民に説明する場ではないのか。「相手に言質を与えないで答えることが大事」という暴論が通るのであれば、最初から国民に説明する気がないということだろう。これでは質疑が成り立つはずがない。「ダメ」なのは岸氏本人ではないのか。ただでさえ、質問に対する答弁が噛み合わず、「ヤギさん答弁」などと揶揄されているのが菅首相だ。この上、岸氏の“トンデモ助言”が加わったらますます迷走し、支離滅裂になるのは目に見えている。ネット上でも<岸さんは旧通産官僚出身だが、役所で何を学んできたのか><はぐらかしてばかりいたら物事は進まない><さすが悪名高き竹中平蔵の子飼い>などと疑問視する声が続出。》

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/122200

政策決定の核心は「ブラックボックス」 「5大臣会合」「連絡会議」議事録なく検証もできず…
2021年8月6日 06時00分

<民なくして 2021年夏>

 政府の新型コロナウイルス対策が国民の理解や共感を得られない背景には、政治家の発信力不足だけでなく政策決定過程の不透明さがある政治判断の核心部分はブラックボックスの中だからだ。


◆分科会「政府方針の追認」に不満

 5月14日に開かれた専門家らによる政府の基本的対処方針分科会は、異例の展開をたどった。政府は群馬、石川など5県をまん延防止等重点措置の区域に追加することを諮ったが、メンバーからは当初案になかった北海道など3道県への緊急事態宣言発令を求める声が相次いだ。閣議出席のため中座した西村康稔経済再生担当相は、菅義偉首相と相談した上で、専門家の意見を全面的に受け入れることを決めた。

 以前の分科会は、政府の方針に「お墨付き」を与えることの繰り返しだった。だが、この日の会合では専門家から「諮問の原案が決まった経緯や、地域の細かい事情について、情報を持っていない。(政府が)最初にもう少し説明をしてから議論してもいいのではないか」と注文が付いた。

 政策決定を主導する政権中枢で、どのような議論が重ねられているのかは見えない

 政府はコロナ対応を行政文書管理のガイドラインに基づく「歴史的緊急事態」に指定。政策の決定に関わる会議では議事録・議事概要の作成を義務付ける。

 だが、首相や西村氏ら関係閣僚が参加する「5大臣会合」などの非公式協議や、昨年9月までの安倍政権で開催されていた「連絡会議」は、いずれも意見交換が目的との位置付け。実際には政策決定プロセスの核心部分とされるが、政治家同士のやりとりを記した議事録などは残らない


 (https://www.tokyo-np.co.jp/article_photo/list?article_id=122200&pid=421276
 (https://www.tokyo-np.co.jp/article_photo/list?article_id=122200&pid=421277


◆公文書を軽視し続ける安倍、菅両政権

 公文書管理に消極的な政府の姿勢は、これまでもたびたび指摘されてきた。安倍政権では、南スーダンに派遣された自衛隊の日報隠蔽や、安倍晋三前首相の妻昭恵氏と関わりがあった学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る決裁文書改ざん、「桜を見る会」の招待者名簿廃棄などが相次いで問題化。菅政権でも、憲法が保障する「学問の自由」を侵すとして批判を浴びた日本学術会議新会員任命拒否問題に関し、理由や経緯を記した文書の開示に応じていない

 公文書は「健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源」と公文書管理法で定義されている。適切な管理や保存をおろそかにする一連の対応は今だけでなく、後世の国民に対しても説明責任を果たそうとしないことを意味する。

 日本学術会議の新会員任命を拒否された一人、岡田正則早稲田大教授(行政法)は本紙の取材に「現在の政権はブレーキが壊れ、暴走している失敗を何とか隠して、票を集めるということだけになってしまっている」と指摘した。(中根政人

【関連記事】菅政権の言葉、国民に響かず 情報発信に「失敗」専門家が代弁
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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202108100000120.html

コラム
政界地獄耳
2021年8月10日7時58分
ホントに菅首相続投?世代間闘争の雰囲気、国民不在で乱立も

★自民党幹事長・二階俊博が首相・菅義偉に「しっかり続投していただきたいと思う声の方が、国民の間にも党内にも強いんではないか」「今日しっかり頑張っておられるわけでありますから、今すぐ菅総裁を変える意義は見つからない」「複数の人が手を挙げる見通しは今のところなく、現職が再選される可能性が極めて強い状況は、誰もが承知の通りだ」と首相の総裁選挙無投票再選を発言したのが今月3日。細田派会長・細田博之は「首相は最大の苦労をしている。政治的責任を問うというよりは、われわれはこの状況に耐えて乗り越えていかなければならない」と再選支持を打ち出した。

★5日には元総務相・高市早苗が「社会不安が大きく課題が多い今だからこそ、今回、私も総裁選に出馬することを決断した」「政策を多くの候補者と競い、ベストな道を提示する機会を得たい」と月刊誌に出馬の意欲を語っていることが分かった。そんな話を聞けば幾度も総裁選挙にチャレンジしようとした党幹事長代行・野田聖子も黙ってはいられないだろうし、元政調会長・稲田朋美も浮足立つことだろう。その顔触れを見て政調会長・下村博文も外相・茂木敏充もエントリーすると言い出すのではないか。

★そうならば元外相・岸田文雄も元幹事長・石破茂も覚悟を決めるかもしれない。ほかにも我こそはとおもう候補が出てくるかもしれない。ポスト菅は見当たらないどころかあっという間に候補者が横浜市長選挙並みに乱立するのではないか。「当然この動きに前首相・安倍晋三ら3Aや二階も反応せざるを得なくなるだろうし、党内工作が激化するのは明白」(閣僚経験者)「公選法に抵触しない党総裁選挙は閣僚ポストの空手形とカネが飛び交う」(自民党中堅議員)など生臭くなってくる。世代間闘争の雰囲気もある。当然首相は総裁選挙前の解散で揺さぶるだろう。既に事態は国民不在だ。(K)※敬称略
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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202108070000074.html

コラム
政界地獄耳
2021年8月7日8時33分
読み飛ばしても謝罪すればいい、お手軽なものだ

★読み飛ばしても謝罪すればいいという発想は安倍・菅政権での責任はあるが責任は取らない手法と同一だ。6日の広島市原爆死没者慰霊式・平和祈念式のあいさつで首相・菅義偉は「我が国は核兵器の非人道性をどの国よりもよく理解する唯一の戦争被爆国」などが記された原稿の1ページ分を読み飛ばし「『核兵器のない世界』の実現に向けた努力を着実に積み重ねていくことが重要です」の部分も読み飛ばした。また「原爆」の部分を「ゲンパツ」と読み違え、すぐに訂正した。

★その後広島市内での会見で「先ほどの式典のあいさつの際に、一部、読み飛ばしてしまい、この場を借りておわび申し上げる」と謝罪した。お手軽なものだ。被爆者をはじめ戦争体験者が少なくなってきている現在、政府にとって広島・長崎はどういう位置づけなのだろうか政治家ならばここぞとばかり平和を訴えようとするものではないのだろうか。最もビジョンのない政治家が売り物の首相には渡された原稿の読み飛ばしなど取るに足らないことなのだろうか。

★思えば昨年8月11日、官房長官だった菅は、当時の首相・安倍晋三の広島と長崎の平和式典でのあいさつが酷似しているのではとの問いに「哀悼の気持ちや唯一の戦争被爆国としての立場を申し上げるのは両式典でどうしても同じような内容になる」と述べている。そこで思い出すのは16年5月27日、平和記念公園で原爆死没者慰霊碑に献花した米オバマ大統領(当時)の演説だ。「私たちはこの街の中心に立ち、勇気を奮い起こして爆弾が投下された瞬間を想像します。私たちは目の当たりにしたものに混乱した子どもたちの恐怖に思いをはせようとします。いつの日か証言する被爆者の声が私たちのもとに届かなくなるでしょう。しかし、1945年8月6日の朝の記憶を決して薄れさせてはなりません。その記憶があれば、私たちの道徳的な想像力をかき立てるのです。その記憶があれば変化できるのです」(抜粋)。政治の劣化と衰退がつらい。(K)※敬称略
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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202108130000099.html

コラム
政界地獄耳
2021年8月13日9時21分
議会対策を内閣の人間がテレビでぺらぺら

★5月に国内の感染状況を「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」。さらに緊急事態宣言について「欧米から見れば戒厳令でもなく『屁みたいな』もの」と投稿。その後「不適切表現を改める」と陳謝し内閣官房参与を5月に退任した嘉悦大学教授・高橋洋一の後任として元経産官僚で01年の第1次小泉内閣の経済財政相・竹中平蔵の補佐官、04年、郵政民営化相、総務相となった竹中の秘書官に就任など輝かしい経歴の岸博幸が7月、成長戦略や規制改革、広報戦略担当に任命された。

★08年6月に現立憲民主党・江田憲司や先の高橋らと共に「官僚国家日本を変える元官僚の会(脱藩官僚の会)」を設立。18年雑誌「正論」5月号で「書き換えは霞が関の常識?」と題して公文書改ざん問題で経産省時代の話として「書き換えぐらいのことは平気でやった」「野党は批判さえしていれば内閣支持率は下げられますから」「正直言って与党もバカ、野党もバカ、メディアもバカなど放言を繰り返しながら政権擁護をしている。

★その岸が読売テレビの番組で首相・菅義偉の先月30日の会見のちぐはぐ答弁について首相に「ダメっすよ」と指摘したとし「国会答弁としては100点、国民への説明としては0点」と述べ、「これが国会答弁なら野党の議員からつっこまれて、いかにすれ違い答弁をして答えないで相手に言質を与えないことが大事。でも会見の場合は国民に説明しなければいけない」と堂々と解説。これに立憲民主党副代表・蓮舫がツイッターでかみついた。「国民の代表機関たる性格を有する国会答弁はすれ違いでいい? この人が元官僚とは」と嘆いた。与野党の議員はいずれも国民に選ばれており、議会対策で答弁を変えることを公然と内閣の人間が軽口のようにテレビでぺらぺらしゃべることを首相は期待したのだろうか。本来は元共同通信論説副委員長で首相補佐官の柿崎明二の仕事だが、こちらも仕事しているのか。(K)※敬称略
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コメント
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●電通とズブズブ…《政権批判の監視やメディア、野党への匿名攻撃などまで請け負うなど、“安倍政権の情報操作部隊”というべき存在》

2020年08月02日 00時00分36秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



リテラの記事【首相官邸のSNSはやはり電通の仕切り! 内閣官房に電通社員が出向、自殺した高橋まつりさんも母親に「うちの会社が官邸のSNSを」】(https://lite-ra.com/2020/07/post-5519.html)。

 《本サイトではかなり前から、安倍政権のネット・SNS戦略を巨大広告代理店「電通」が請け負い、情報操作に協力しているという問題を指摘してきたが、あらためて両者の深い関係を物語る事実が明らかになった。首相官邸のSNSの「中の人」が電通からの出向であることがわかったのだ》。

 《公募はかたちだけで、広報調査員には「電通枠」があり、ずっと電通から派遣されてきた可能性が高い》《そもそもこの職員は電通のネット専門部隊とのつなぎ役で、実際は、電通が組織として官邸のSNSやネット戦略を請け負っている》《いまでは、ネットのSEO 対策(検索エンジン最適化)、政権批判の監視やメディア、野党への匿名攻撃などまで請け負うなど、“安倍政権の情報操作部隊”というべき存在になっている》…改めて、アベ様らと電通はズブズブなんですね。
 《「電通に自民党の選挙対策や政権のネット対策を安価でやらせる見返り政府の補助金事業や政府広報で巨額の発注をしているのではないか」という疑惑》…《安価》な《自民党の選挙対策や政権のネット対策》の見返りは、持続化給付金や(未遂。当初、3000億で請け負う予定だった?)強盗キャンペーン(「Go To」事業)といった《政府の補助金事業や政府広報で巨額の発注》で補填していた模様。《巨大広告代理店に政権や自民党の広報、ネット情報操作をやらせ、一方で政府の税金を使った公的事業で甘い汁を吸わせるというのは、政治的公正さを著しく欠いた行政の私物化、不正行為としか言いようがない》《しかも、その癒着にわれわれの巨額の税金が横流しされているのだ》…酷い政党、醜悪な政権。

   『●主犯A…『A Few Good Men』のように
     ネイサン・R・ジェセップ大佐を証人台に座らせろ!
    《【閉会中審査でネトウヨ自民党議員たちが前川前次官に卑劣な質問
     浴びせるも次々返り討ちに! 逆に詭弁と嘘を暴かれる醜態】…衆院で
     質問に立った平井卓也議員は、「文書を流出させたのは前川さんか?」
     と尋ね、前川氏は回答を差し控えた。すると平井議員は「自分ではない
     と答えられないのか」などと責め立てた。
      平井議員といえば、ネトウヨの巣窟とされるネットサポーターズクラブ、
     通称「ネトサポ」の代表で、2013年に行われたニコニコ生放送の
     党首討論会では福島瑞穂議員の発言中に「黙れ、ばばあ!」と書き込んだ
     ことが発覚したこともある人物。そんなネトウヨ脳では前川氏が守ろう
     とする公益通報者の保護の意味などわかるはずもないのだろうが、
     そのあとも平井議員は前川氏を個人攻撃。
      たとえば、獣医学部の定員抑制の告示が53年間も変えられなかった点を、
     前川氏は「…」とごく当たり前の見解を示し、加計学園ありきの
     決定プロセスの不透明さを問題だとしたが、平井議員はその弁を
     「話のすり替えだ」と攻撃。さらには、定員抑制は「天下り
     と関係しているのでは?」と質問したのだ。
      一体、どっちが話をすり替えているんだかと言いたくなるが、
     極めつきは、平井議員が言い放った、こんな言葉だ。
      「前川さんはつねに立派な答弁されていますが、どう考えても自分が
       都合が悪くなるとノーコメントの部分もありますし、よっぽど自分を
       大切にされるんだなというふうにも思います」
      どの答弁や質問を聞いても「自分を大切にしている」のは安倍政権側
     にしか思えないが、同じようにゲスさ全開で質問を行ったのは、
     自民党の青山繁晴議員だ》

   『●政府広報費予算は(第二次)アベ様政権発足以降、《悪夢のような》
       民主党政権時の倍増で約83億円…その増加分の約40億が電通へ
    《また、2013年の総選挙で自民党はネット対策の特別チーム「Truth Team」
     (T2)を立ち上げ、専門の業者に委託するかたちでTwitterやブログの
     書き込みなど24間監視自民党に不利な情報があれば管理人に削除要請
     したり、スキャンダルなどネガティブな情報が検索エンジンに
     引っかかりにくくさせるための「逆SEO」(検索エンジン最適化)まで
     おこなったが、当時、自民党のデータ分析を担当していた小口日出彦氏は
     著書『情報参謀』(講談社)のなかで〈T2の元請けは電通だった〉
     と明かしている。…「ほかにも、大きな選挙や対立する政治課題が
     持ち上がったときは、SNS分析や対策などを電通にやらせている。
     たとえば、先の沖縄県知事選挙でも、電通が請け負って電通デジタルなどが
     SNS対策をやっていた。あのときは、玉城デニー知事をめぐってさまざまな
     デマ情報が拡散したが、これらのなかにも電通が仕掛けたものがいくつも
     あるはずだ。新型コロナでも、自民党の特設サイトをつくらせて、
     コロナ対策を自分たちの手柄にするような情報を発信している」》

   『●「フィクション」「伊藤さんと関係ない」は通用せず。一方、アベ様を
      《サポート》するための《Truth》無き《Team》《Club》は一体何を?
    「アベ様らは、《ネトウヨの巣窟とされるネットサポーターズクラブ
     通称「ネトサポ」の代表》達、腐った自民党議員らに、一体何を
     やらせたいのか? リテラの記事【自民党のネット誹謗中傷対策の
     メンバーに絶句! 委員長の平井卓也議員は福島瑞穂議員に
     「黙れ、ばばあ!」と匿名で書き込み】…。《自民党はネット対策の
     特別チーム「Truth Team」(T2)》って、悪い冗談としか思えません。
     〝FAKE team〟(FT)では? アベ様を批判する人たちを
     抑え込むためには何でもする…。アベ様の政で〝唯一上手くいっている〟
     《メディアコントロール》。」

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https://lite-ra.com/2020/07/post-5519.html

首相官邸のSNSはやはり電通の仕切り! 内閣官房に電通社員が出向、自殺した高橋まつりさんも母親に「うちの会社が官邸のSNSを」
2020.07.13 08:35

     (首相官邸インスタグラム)

 本サイトではかなり前から、安倍政権のネット・SNS戦略を巨大広告代理店「電通」が請け負い、情報操作に協力しているという問題を指摘してきたが、あらためて両者の深い関係を物語る事実が明らかになった。

 首相官邸のSNSの「中の人」が電通からの出向であることがわかったのだ。

 持続給付金などの政府事業めぐって安倍政権と電通の癒着が問題化しているなか、立憲民主党の辻元清美衆院議員が政権の広報に電通が関与している問題について質問したのに対して、内閣官房におかれた4人の「広報調査員」のうち1人が電通からの受け入れであると回答したのだという。

 広報調査員は「広報戦略の企画・立案」「広報に関する各省庁・企業・NPO組織等との調整」を行うのが業務で、内閣官房のツイッター、首相官邸のツイッター、インスタグラム、フェイスブック、LINE、YouTube「首相官邸チャンネル、首相官邸メールマガジンの運営なども行なっている。

 首相官邸のSNSといえば、役所らしからぬ話題作りにたけた発信が評判で、幻冬舎のセクハラ編集者・箕輪厚介氏が自分のオンラインサロン「箕輪編集室」に「首相官邸のインスタの“中の人”が入会している」ことを明らかにしたこともある。

 しかし、こういうあざとい動きも当然で、裏では“PRのプロ”である電通の社員が仕切っていたわけだ。

 毎日新聞などの報道によると、この電通社員は今年2〜3月の公募で非常勤職員として採用されたことになっているが、実は前任者も電通社員だったという。ようするに公募はかたちだけで、広報調査員には「電通枠」があり、ずっと電通から派遣されてきた可能性が高い。

 実際、パワハラや過酷な長時間労働の結果、自殺に追い込まれた電通社員・高橋まつりさんの母親も、このニュースを受けて、〈うちの会社が官邸のSNSを毎日更新しているんだよ。って5年前にまつりが言ってたよ。〉〈当時だから、官邸のホームページ更新してるのうちの会社だよ だったかも…〉とツイートしていた。

 政府広報に詳しい広告業界関係者がこう語る。

「内閣広報室は今回、メディアの取材にその職員が電通に所属したままなのか休職扱いになっているのか答えなかったが、もちろんいまも電通に在籍している。というか、そもそもこの職員は電通のネット専門部隊とのつなぎ役で、実際は、電通が組織として官邸のSNSやネット戦略を請け負っているんだ。広報調査員の業務内容には入っていないが、星野源との便乗コラボで炎上した安倍首相の公式インスタグラムなども、電通がサポートしているといわれている」


■電通は自民党のネット対策特別チーム「T2」をいまも受注し、SNS監視と対策を請け負い

 しかも、電通がやっているのは表のPR発信だけではない。電通が長きにわたり自民党の選挙広報をほぼ独占状態で引き受けてきたことは有名だが、第二次安倍政権発足以降、その関係はただのクライアントと広告代理店のレベルではなくなった。いまでは、ネットのSEO 対策(検索エンジン最適化)、政権批判の監視やメディア、野党への匿名攻撃などまで請け負うなど、“安倍政権の情報操作部隊”というべき存在になっている。

 はじまりは2013年の参院選挙だ。自民党はネット対策の特別チーム「Truth Team」(T2)を立ち上げ、専門の業者に委託するかたちでツイッターやブログの書き込みなどを24間監視自民党に不利な情報があれば管理人に削除要請したり、スキャンダルなどネガティブな情報が検索エンジンに引っかかりにくくさせるための「逆SEO」までおこなった

 実は、このT2という自民党のネット対策プロジェクトは、電通からの提案で始まったものだったことがわかっているのだ。

「自民党が次の総選挙で政権返り咲きする可能性が高くなった2012年夏頃から、電通が自民党に提案する形で、本格的なネット対策が始まったと聞いている」(自民党関係者)

 実際、当時、自民党のデータ分析を担当していた小口日出彦氏は著書『情報参謀』(講談社)のなかで〈T2の元請けは電通だった〉と明かしている。

 しかも、本サイトの取材で、この「T2」はいまも毎年、自民党から電通に発注され続けていることがわかった。さらに、選挙や対立する政治課題が持ち上がったときは、特別な指示を出して、SNS監視や対策を電通にやらせているという。

「たとえば、先の沖縄県知事選挙でも、電通が請け負って子会社の電通デジタルなどがSNS対策をやっていた。あのときは、玉城デニー知事をめぐってさまざまなデマ情報が拡散したが、これらのなかにも電通が仕掛けたものがいくつもある」(前出・自民党関係者)

 新型コロナでも、電通がネット対策に動いている。3月に内閣官房のツイッターが『羽鳥慎一モーニングショー』を名指しして報道を否定したのは、電通とは関係なく、国際感染症対策調整室が発信したもののようだが、それとは別に、電通の子会社である電通デジタルが自民党のコロナ特設サイトを立ち上げ。あたかも対策が自民党の手柄であるかのようなPRを行なっているのだ。


■持続化給付金で電通に甘い汁を吸わせているのは、ネット対策協力の見返りか

 しかし、不可解なことがある。これだけいろんなかたちで電通が安倍政権・自民党の情報操作に関わっているのに、その発注金額がたいしたことがないことだ。たとえば、2018年分の政治資金収支報告書によると、自民党本部が「宣伝広報費」として電通ならびにその支社に支出した金額は合計6億1909万9607円。もちろんこれは別名目で支出していたり、ダミー会社を間に挟んでいた可能性もあるが、仕事量と比べると、この金額は安すぎるだろう。

 今回、発覚した電通から職員も同様だ。あくまで一人分の給与を払っているだけで、公務員の給料を大きく超えるようなものではない。

 実は、この間、持続化給付金をめぐる巨額発注が発覚したことで、政界関係者の間では、ある疑惑がささやかれている。それは「電通に自民党の選挙対策や政権のネット対策を安価でやらせる見返り政府の補助金事業や政府広報で巨額の発注をしているのではないか」という疑惑だ。

 実際、持続化給付金以外にもさまざまな政府事業が電通に丸投げ発注されていることがわかっている。また、悪名高いGoToキャンペーンも、最終的には持続化給付金が問題化したため方式が変わったが、当初は、持続化給付金と同様、電通が3000億円で事務局業務を請け負うことが決まっていたという見方が根強い。しかも、事務局作業では電通が外れても、宣伝やプロモーション、イベントなどは、結局、電通に発注される構造になっているのではないかといわれている。

 いずれにしても、巨大広告代理店に政権や自民党の広報、ネット情報操作をやらせ、一方で政府の税金を使った公的事業で甘い汁を吸わせるというのは、政治的公正さを著しく欠いた行政の私物化、不正行為としか言いようがない

 しかも、その癒着にわれわれの巨額の税金が横流しされているのだ。しかし、マスコミ、とくにテレビは黒川弘務検事長の賭けマージャン問題のときと打って変わって、メディアタブーの電通がかかわっていることに恐れをなし、この不正をほとんど掘り下げて報道しようとしない。この状況を見ていると、この国のほんとうの巨悪はこれからも温存され続けるのではないか。そんな気がしてならない。

(編集部)
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●「フィクション」「伊藤さんと関係ない」は通用せず。一方、アベ様を《サポート》するための《Truth》無き《Team》《Club》は一体何を?

2020年06月18日 00時00分36秒 | Weblog

[※ 《望月衣塑子のジャーナリスト精神に迫る》…森達也監督『-新聞記者ドキュメント-』(https://i-shimbunkisha.jp/)↑]



リテラの記事【伊藤詩織氏がはすみとしこ氏を提訴! はすみ氏に同調して伊藤氏を攻撃、山口敬之擁護していた自民党・安倍親衛隊議員の責任】(https://lite-ra.com/2020/06/post-5465.html)。

 《ジャーナリスト・伊藤詩織さんが、ツイッターに投稿されたイラストなどが名誉毀損にあたるとして漫画家のはすみとしこ氏らを提訴した》。

   『●伊藤詩織さんによる民事裁判「私たちが勝利しました」、
     山口敬之氏の高額「反訴」は棄却…なぜ刑事事件で裁けなかった?
   『●山口敬之氏事件…《逮捕寸前までいった事件が、このように
         “ブラックボックス”のなかに押し込められてしまった》
   『●法的措置…《山口氏を“被害者”に仕立て上げて…伊藤さんを毀損
         …性被害サバイバーや社会に「沈黙」を強いる恫喝的攻撃》
    「リテラの記事【伊藤詩織さんセカンドレイプにも法的措置表明
     山口敬之を擁護してきた安倍応援団の醜悪反応 百田尚樹、
     小川榮太郎、はすみとしこ…】…《「民事で一度ピリオドが打てました
     ので、次にはこういった方々からの攻撃についての法的措置
     考えています。というのはやはり、そういった措置を行わなければ
     どんどん続いてしまう。一番心苦しく思うのは、そういったコメントを、
     私に対するコメントを見て、他のサバイバーの方も『やっぱり自分が
     話したら同じように攻撃されるんじゃないか』というような、本当に
     ネガティブな声で性暴力サバイバーたちに向かっているような声を、
     ウェブに残してしまうこと自体が、本当にいろんな人を沈黙させてしまう
     理由になると思うので、それは法的措置をとりたいと考えております」》」

   『●伊藤詩織さんの《表明は、この現状に一石を投じ、社会を改善へ
     と向かわせるものになるはずだ》…それが、いま、提訴につながった

 昨年末、《そういった措置を行わなければどんどん続いてしまう》と表明していた伊藤さん。《誹謗中傷について、今後の法的措置を検討すると明言》しておられました。そして、【伊藤詩織さん「誹謗中傷の苦しみを、誰にも経験してほしくない」 漫画家らを提訴】しました。《「言葉は人を傷つけ、時に死に追いやってしまうこともあります。これ以上、言葉で人を傷つけることがないよう、何かアクションを起こさなければいけないと思っていました」 ジャーナリストの伊藤詩織さん(31)は8日午後、都内で会見を開き、静かにこう語った。伊藤さんは、この日、漫画家のはすみとしこさんら3人に、計770万円の支払いを求める訴訟を東京地裁に起こした》。
 《はすみ氏に同調して伊藤氏を攻撃、山口敬之擁護していた自民党・安倍親衛隊議員の責任》も重大。

 そして、さらに醜悪な話…。犯罪者を支援するアベ様…どこまで腐敗しているのか…。
 【山口敬之に月80万円支払い「OKWAVE」社外取締役に安倍首相と親密な女性実業家! 経営企業で安倍政権が推進する“性暴力電話相談”を受注】(https://lite-ra.com/2020/06/post-5468.html)によると、《一方、対照的なのが、加害者である山口氏だ。「安倍首相にもっとも近いジャーナリスト」と呼ばれてきた山口氏に伊藤さんへの準強かん容疑で逮捕状が出ていたにもかかわらず、逮捕直前に“菅義偉官房長官の子飼い”である当時の中村格・警視庁刑事部長(現・警察庁次長)が逮捕をストップさせていたことは有名な話だが、この性暴力疑惑が明るみになったあとも、山口氏は安倍応援団や御用メディアからひたすら擁護されてきた。しかも、安倍政権の威光金銭的な恩恵まで受け続けていたらしい。じつは、伊藤さんの提訴であらためて1本の週刊誌記事がSNS上でクローズアップされ、拡散されている。それは「FLASH」(光文社)5月12・19日号に掲載された「「安倍首相のお友達」山口敬之氏、有名企業から偽名で月80万円」という記事だ。その内容は、昨年7月から今年2月にかけて日本初の最大級Q&Aサイト「OKWAVE」を運営する株式会社オウケイウェイヴと“業務委託契約”を結び月平均80万円以上の金が渡っていた──というもの》。
 《山口氏の結婚披露宴に安倍首相が出席していたことを「FLASH」(光文社)が写真付きで報じて》もいましたね。

   『●主犯A…『A Few Good Men』のように
     ネイサン・R・ジェセップ大佐を証人台に座らせろ!
    《【閉会中審査でネトウヨ自民党議員たちが前川前次官に卑劣な質問
     浴びせるも次々返り討ちに! 逆に詭弁と嘘を暴かれる醜態】…衆院で
     質問に立った平井卓也議員は、「文書を流出させたのは前川さんか?」
     と尋ね、前川氏は回答を差し控えた。すると平井議員は「自分ではない
     と答えられないのか」などと責め立てた。
      平井議員といえば、ネトウヨの巣窟とされるネットサポーターズクラブ、
     通称「ネトサポ」の代表で、2013年に行われたニコニコ生放送の
     党首討論会では福島瑞穂議員の発言中に「黙れ、ばばあ!」と書き込んだ
     ことが発覚したこともある人物。そんなネトウヨ脳では前川氏が守ろう
     とする公益通報者の保護の意味などわかるはずもないのだろうが、
     そのあとも平井議員は前川氏を個人攻撃。
      たとえば、獣医学部の定員抑制の告示が53年間も変えられなかった点を、
     前川氏は「…」とごく当たり前の見解を示し、加計学園ありきの
     決定プロセスの不透明さを問題だとしたが、平井議員はその弁を
     「話のすり替えだ」と攻撃。さらには、定員抑制は「天下り
     と関係しているのでは?」と質問したのだ。
      一体、どっちが話をすり替えているんだかと言いたくなるが、
     極めつきは、平井議員が言い放った、こんな言葉だ。
      「前川さんはつねに立派な答弁されていますが、どう考えても自分が
       都合が悪くなるとノーコメントの部分もありますし、よっぽど自分を
       大切にされるんだなというふうにも思います」
      どの答弁や質問を聞いても「自分を大切にしている」のは安倍政権側
     にしか思えないが、同じようにゲスさ全開で質問を行ったのは、
     自民党の青山繁晴議員だ》

 アベ様らは、《ネトウヨの巣窟とされるネットサポーターズクラブ、通称「ネトサポ」の代表》達、腐った自民党議員らに、一体何をやらせたいのか?
 リテラの記事【自民党のネット誹謗中傷対策のメンバーに絶句! 委員長の平井卓也議員は福島瑞穂議員に「黙れ、ばばあ!」と匿名で書き込み】(https://lite-ra.com/2020/06/post-5466.html)によると、《とんでもない動きが出てきた。女子プロレスラーの木村花さんが亡くなったことを受けて、自民党がインターネット上の誹謗中傷・人権侵害等の対策プロジェクトチームを立ち上げたが、その会合で、投稿者の情報開示どころか、匿名投稿の規制や侮辱罪などの厳罰化を求める声があがっている。ようするに、木村さんの死以降、ネット上の誹謗中傷への批判が盛り上がっていることを利用して、自民党は言論規制、匿名での権力批判封じ込めに乗り出したということだ…しかも、町山智浩氏の〈木村花さんを政治に対する批判封じ込め利用しないで欲しいです〉というツイートに対して、〈政治批判とは検討を加え判定・評価する事です。何の問題も無い。ご安心を〉と取り繕いながら、こう付け加えていた。〈しかし、政治家であれ著名人であれ、批判でなく口汚い言葉での人格否定や人権侵害は許されるものでは無いですよね〉 ようするに、座長である三原じゅん子議員からして表現の自由を潰し、政治家への言論を規制する気が満々だったのである。しかも、唖然としたのが、自民党でネット規制を議論するこの対策プロジェクトチームの会合に、あの平井卓也・前IT担当相が、党デジタル社会推進特別委員長として参加していることだ。平井議員といえば、数年前までは自民党ネットメディア局長として、ヘイトまがいの政権批判者叩きを展開する自民党ネットサポーターズクラブ(略称ネトサポ)の元締め的な役割を担っていた》。
 《自民党はネット対策の特別チーム「Truth Team」(T2)》って、悪い冗談としか思えません。〝FAKE team〟(FT)では? アベ様を批判する人たちを抑え込むためには何でもする…。アベ様の政で〝唯一上手くいっている〟《メディアコントロール》。

   『●政府広報費予算は(第二次)アベ様政権発足以降、《悪夢のような》
       民主党政権時の倍増で約83億円…その増加分の約40億が電通へ
    《また、2013年の総選挙で自民党はネット対策の特別チーム「Truth Team」
     (T2)を立ち上げ、専門の業者に委託するかたちでTwitterやブログの
     書き込みなど24間監視自民党に不利な情報があれば管理人に削除要請
     したり、スキャンダルなどネガティブな情報が検索エンジンに
     引っかかりにくくさせるための「逆SEO」(検索エンジン最適化)まで
     おこなったが、当時、自民党のデータ分析を担当していた小口日出彦氏は
     著書『情報参謀』(講談社)のなかで〈T2の元請けは電通だった〉
     と明かしている。…「ほかにも、大きな選挙や対立する政治課題が
     持ち上がったときは、SNS分析や対策などを電通にやらせている。
     たとえば、先の沖縄県知事選挙でも、電通が請け負って電通デジタルなどが
     SNS対策をやっていた。あのときは、玉城デニー知事をめぐってさまざまな
     デマ情報が拡散したが、これらのなかにも電通が仕掛けたものがいくつも
     あるはずだ。新型コロナでも、自民党の特設サイトをつくらせて、
     コロナ対策を自分たちの手柄にするような情報を発信している」》

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https://lite-ra.com/2020/06/post-5465.html

伊藤詩織氏がはすみとしこ氏を提訴! はすみ氏に同調して伊藤氏を攻撃、山口敬之擁護していた自民党・安倍親衛隊議員の責任
2020.06.09 04:06

     (杉田水脈公式webサイトより)

 ジャーナリスト・伊藤詩織さんが、ツイッターに投稿されたイラストなどが名誉毀損にあたるとして漫画家のはすみとしこ氏らを提訴した。

 伊藤さんは、安倍首相と昵懇の元TBS記者・山口敬之氏から意識がないなかで性行為を強要されたとして1100万円の損害賠償を求めた民事訴訟で、2019年12月に勝訴

 その際の会見でも、伊藤さんが被害を実名顔出しで告発して以降、自身に向けられた「セカンドレイプ」の誹謗中傷について、今後の法的措置を検討すると明言していた。

 日本では、女性が性被害やセクハラ被害を訴えると、必ずと言っていいほど、SNSなどで「ハニートラップだ」とか「売名行為」などというレッテル貼りが行われる。「そんな服を着ているからレイプされてもしかたない」というような、愕然とする言葉すらまかり通るほどだ。そうした「セカンドレイプ」の暴力によって、被害者は傷つき、沈黙を強いられ、社会も性被害の問題をタブー化してしまう。だからこそ、伊藤さんの告発は、この現状に一石を投じ、社会を改善へと向かわせるものになるはずだ。本サイトとして、全面的に支持したい。

 一方、はすみ氏は、一連のイラストについて「風刺画はフィクション」「伊藤さんとは無関係」などと主張しているという。

 しかし、はすみ氏のイラストは明らかに、伊藤さんを誹謗中傷したものだ。しかも、そこに書かれた文言は山口敬之氏が「Hanada」(飛鳥新社)2017年12月号で展開した伊藤さんへの悪意ある攻撃を下敷きにしていた。

 それを「フィクション」「伊藤さんと関係ない」と言い張るとは信じがたいが、しかし、伊藤さんに対してこうしたセカンドレイプを仕掛けてきたのは、はすみ氏だけではない。

 じつは国会議員までが山口氏を擁護し、はすみ氏と同様の論理で攻撃してきたことを忘れてはならないだろう。

 その典型が、「性的マイノリティには生産性がない」論文で知られる極右性差別主義者の杉田水脈・自民衆院議員だ。杉田議員は、はすみ氏に当選運動に協力してもらい、ブログやTwitterはすみ氏に謝辞や誕生日祝いのメッセージを送っている昵懇の仲だが、BBCの番組で「彼女の場合はあきらかに、女としても落ち度がありますよね」と伊藤さんを貶める発言をした。

 また、2018年2月にも、『日本の病巣を斬る!』なるネット番組で、そのはすみ氏と共演し、「私はああいう人(伊藤さんのこと)がいるおかげで、本当にひどいレイプ被害に遭っている人たちのことが、おろそかになってしまうんじゃないかっていうようなことをね、(BBCに)言いました」などと自慢げに語っていた。

 この『日本の病巣を斬る!』には同じく自民党の長尾敬衆院議員が出演して、その主張に同調していた。長尾議員といえば、例の「泉放送制作デマ」のフェイクニュースを拡散するなど、これまた筋金入りのネトウヨ議員だが、杉田議員から「これね長尾先生、国会でやるでしょ?」と振られると「ハハハ、これね(笑)。おかしいよね」と応じていた。

 しかも、長尾議員は会社員時代に「60代ぐらいの女性はしょっちゅう抱きついていた」などと笑みを浮かべて語り、「だんだんスキンシップの仕方が変わってきて、相手次第でゾッとするようなやりとりになるっていうのは世知辛い」「受けている側の恣意的なことで全部それが進んでいきますから法的に」などとセクハラの正当化とも受け取れる問題発言まで繰り出していた。

 グロテスクな対応をした国会議員はほかにもいる。


■和田政宗議員、足立康史議員はネット番組で事件を笑いのネタにする山口氏のそばで

 山口敬之氏は『日本の病巣を斬る!』と同じ「文化人放送局」の『報道特注』の準レギュラーだったが、上念氏や足立氏とも共演していた。そして、2017年9月に伊藤さんが検察審査会に申し立てていた審査について「不起訴相当」の議決がなされた翌10月、山口氏は『報道特注』の「第一回ファンクラブ公開収録」なる企画に参加して“復帰”した。その会で山口氏を出迎えたのが自民党の“安倍チル”ネトウヨ議員・和田政宗参院議員と、維新の会の足立康史衆院議員、経済評論家の上念司氏、自民党のネット番組のMCも務める生田よしかつ氏だった。

 この「第一回ファンクラブ公開収録」で、山口氏が「僕、人前に出るのすごい久しぶりなんで」とあいさつすると、会場からは気持ちの悪い笑いと拍手がわいた。続いて司会の生田氏がこう呼びかけると、詰め掛けた「ファン」は一層大きな拍手を送ったのだった。

「はからずもですけど、今回の公開収録はですね、もちろん足立さんの当選記念と、めでたく日の目をみられるようになった山口さんの"おめでとう会"でもございますので、もう(一度拍手を)お願いします」

 確認しておくと、この時点で山口氏は伊藤さんと民事で係争中である。そんな人物を「めでたく日の目を見られるになった」とか「おめでとう会」などと言って持ち上げる神経を疑うが、山口氏もこれに乗っかって「もし、知らない方がいたら、ネットなど検索しないでおいていただけると(助かる)」などと話し、会場のグロテスクな笑いを誘っていた。

 昨年12月に民事訴訟で伊藤さんの主張が認められると、上念氏はTwitterに〈私も山口さんをこれまで擁護してきたことについて責任があるので、アベプラ出演前にコメントしておきます。結論から申し上げて、この判決を受けて山口さんを擁護するのは難しいと思いました〉などと投稿。足立議員も〈山口氏とは、2016年7月東京地検、17年9月検察審査会を経て不起訴が確定したため、その翌月に番組をともにした経緯がありましたが、本判決を踏まえ、当面、同番組への出演は自粛することといたします〉と投稿した。しかし、そこに伊藤氏への謝罪なし。さらに、和田議員にいたっては、完全に知らんぷりを決め込んでいた。

 そう考えると、はすみとしこ氏のイラスト問題は、彼女個人の問題ではないことがよくわかるだろう。与党の政治家までもが、はすみ氏のような漫画家に同調しているという事実を重く受けとめなければ、人々が性犯罪に苦しむ社会を変えることなどできないのは間違いない。

**********
先ほど13時30分すぎに記事をアップした際、はすみとしこ氏のツイッターのヘッダー画像を引用したため、問題のイラストが映り込んでしまいました。削除して、あらためて記事をアップします。申し訳ございませんでした。
(リテラ編集部)
**********

(編集部)
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●緊急事態条項? ご冗談を。こんないい加減なことしかできない独裁政権にさらに凶暴な武器を与えるなんて危険極まりない

2020年03月04日 00時00分36秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



日刊ゲンダイのコラム【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/安倍首相の嘘にもう驚かない 耐性ができたが用心はしてる】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269378)。
リテラの記事【岩田教授に対する政府の反論は真っ赤な嘘! 他の医師もずさん管理を証言、橋本岳副大臣の投稿写真には“ゾーンぐちゃぐちゃ”の証拠】(https://lite-ra.com/2020/02/post-5267.html)。

 《「私自身が先頭に立って国民の不安解消に全力をあげていきたい。さまざまな手段を考えている」(安倍晋三首相)…アベちゃんにそういわれても、なんか悪い予感しかしてこない今日この頃。だって嘘つきだし、基本、自分やお仲間のためにしか頑張らないじゃん》。
 《最初から持病のある人や高齢者を船内に留め置きしていることは生命にかかわる事態として懸念されてきたというのに、政府が最近になるまで何の対応もしなかったことによって、ついに最悪の事態になってしまった。…もうひとつ衝撃的だったのは、船内で事務業務にあたっていた厚労省と内閣官房の職員2人も感染が確認されたと発表したことだ》。

 《「総理からのわかりやすい指示」「迅速」「政府あげての取り組み」と、感謝まで述べるとは、いくら与党の議員とはいえ…》そんな取り巻き連中に取り囲まれ、さらには、《杉田水脈衆議院議員…「ヒゲの隊長」こと佐藤正久、小野田紀美、青山繁晴(すべて参院議員)》って…オイオイ。自民党コロナ対策本部の面子…自民党総裁・自民党幹部は正気なのだろうか?

 その無能ぶりを示すのが《橋本岳副大臣の投稿写真》…驚くべき写真、厚労相はどんなコメントをするのかと思いきや…? そして、案の定、厚労省《職員2人》の感染の衝撃。その後も、職員の感染が出ている。
 下船後、岩田健太郎氏は専門家として対応し、一方、厚労省職員はプロとして一体何を? 厚生省を機能不全にする気なのだろうか? 橋本岳副大臣や加藤勝信厚労相は感染していないのか、心配。特に、安否の良く分からない橋本岳副大臣…乗船していたのでしょ? 《このようにゾーニングを無意味にしていることがあきらかにする写真を、橋本厚労副大臣は「これがゾーニングされている証拠だ!」と言わんばかりに投稿》…。

 恐れていたことが…《下船女性が感染》。〝感染させられて〟下船…アベ様らは、帰途「公共交通」機関で〝感染した〟なんて言わないでしょうね? あまりに、アベ様らは無能すぎます。さらに、 《下船者二十三人に健康観察期間中のウイルス検査をしていなかったミスも発覚》…何の驚きもない。然もありなん。《船内で事務作業などをした厚労省職員らの感染が相次ぎ、職員らの検査も決めた》って、アホでしょう?
 東京新聞の記事【下船女性が感染、肺炎に クルーズ船、公共交通で帰宅】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202002/CK2020022302000112.html)によると、《栃木県は二十二日、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から下船した県在住の六十代の無職女性一人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。女性は肺炎を発症している。クルーズ船で陰性とされ、下船した乗客の感染が確認されたのは初めて。…この日は、下船者二十三人に健康観察期間中のウイルス検査をしていなかったミスも発覚し、加藤勝信厚労相が謝罪。船内で事務作業などをした厚労省職員らの感染が相次ぎ、職員らの検査も決めた。新型コロナウイルスを巡る日本の対応は、どこまでずさんなのか。国内外から向けられつつある疑念を晴らすのは簡単でない》。

   『●トホホな《内閣支持率8ポイントの大幅急落で41%》、
     まだ4割! COVD-19の国内感染拡大はアベ様自公政権による「人災」
   『●COVD-19《「総理からのわかりやすい指示」「迅速」
      「政府あげての取り組み」と、感謝まで述べるとは、
                   いくら与党の議員とはいえ…》
   『●COVD-19…政界地獄耳《科学的に政策的失敗を検証すべき時に
        横で「頑張っている」という説明の並列は成り立たない》
    《本気で取り組まない首相やサボり3閣僚と厚労相は本来なら
     即刻国民に謝罪し辞任すべきだあなた方こそ自宅待機すべきでは
     ないか》、《世界は既に日本政府を疑い始めている。岩田の告発が
     なければ政府はいまだに「何の問題もない。適切に処理されている
     と言い張っていたはずだ
    「新型コロナウイルス COVD-19 (COVID-19)《人災》…明らかな《人災》、
     これは確実にさらに拡大する。この下船による国内感染が確実に
     発生する。下船された方の内に〝感染させられてしまった〟方が居る
     リスクが非常に高い。下船した方には何の瑕疵もない。
     〝感染したのではない、無能な政府・アベ様や加藤勝信厚労相・
     橋本岳厚生労働副大臣らによって〝感染させられてしまった〟のだ。
     (RT-PCR…検査が本当に行われたのかさへ疑っているのですが…まさか、
     一部、検温等の診察だけで下船させているのではないでしょうね?)
     感染検査後の数日~十数日間に船内で感染しているリスクは
     ゼロな訳がありません。潜伏期が20日という報告や
     エアロゾル感染の疑いが出ているというのに…。現状、船内でおおよそ
     「5人に1人」が感染しているのに…。後手後手ではなく、デタラメ

   『●アベ様らの数々の不正や無能っぷりは、自公お維支持者や眠り猫な
        間接支持者も持つ共通認識…それを許容するかどうかが大問題
   『●#COVID19 への思いつき、場当たり、無責任対応…《防衛装備の
     高額買い付けには力を入れる安倍政権の国民の価値はこの程度なのか》
   『●#COVID19 記者会見モドキから「逃げるは恥だし役立たず」…
           《首相動静 29日…6時、記者会見。7時12分、自宅。》
    「「北海道の鈴木直道知事が非常事態宣言を…」…アベ様ら無為無策
     無能な政権は壊憲して、
     「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、さらに、
     「緊急事態条項」の導入を…という内心がミエミエでウンザリします」


 何もかもデタラメな「政」ばかりを繰り返すアベ様。国会を見てください。アベ様による人治主義国家=独裁です。
 琉球新報のコラム【<金口木舌>どこに向かって走るのか】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1077743.html)によると、《▼こちらも「変更」の波紋が広がる。安倍晋三首相が検察ナンバー2の黒川弘務東京高検検事長の定年延長を巡り法解釈を変更したと明言した。検察官の定年は延長しないとする従来の政府解釈を180度ひっくり返した ▼長年の解釈を変えた意図は明確にはされていないが、これで黒川氏は検察トップの検事総長への就任が可能となる首相の逮捕もできる検察の人事だけに「三権分立の死などと批判の声は強い ▼この政権での解釈変更は今回が初めてではない。安保関連法制定では、憲法9条下では集団的自衛権は行使できないとする政府解釈を閣議決定だけで変更し、今も行使容認の安保法は違憲だとして全国で裁判が続く ▼憲法解釈だけではない。辺野古新基地建設の埋め立てを巡り安倍政権は、県への岩礁破砕許可なしで埋め立てできるように漁業権の存否の解釈を変更し、工事を継続する。県の訴えに司法も解釈変更の判断に踏み込まない》。

   『●「積極的平和主義」なアベ様という
        civili-UNcontrolな大暴走(out of control)
   『●直ぐに辺野古破壊の中止を! 《最悪の場合、埋め立てた
     盛り土が崩れ、護岸が崩壊する恐れ…安全な施工は保証できない》
   『●高江破壊…アベ様らによる《沖縄で、座り込み住民らの強制排除は、
               辺野古の新基地建設現場などでも続いている》
   『●政治資金パーティーによる《荒稼ぎ》…晋和会や素淮会などの
     〝ポケット〟に入り、税金とごちゃ混ぜにして、「会合費」などとして支出
   『●《政界の不正を摘発するのが特捜部の使命》のはずが…行政府の長
     ・アベ様が《従来の法解釈》を恣意的に変更! アベ様による独裁…
   『●《安倍政権にはどうしても、官邸に近い黒川氏を検察トップに据えたい
         訳がある…検察が政権に私物化されれば、「首相の犯罪」は…》


 《そして、これは新型コロナにかぎらず、すべてにおける安倍政権のやり方なのだ。現に、「桜を見る会 前夜祭」の問題でも、安倍首相の虚偽答弁を告発したANAインターコンチネンタルは…。さらに、検事長定年延長問題でも…。これらの背景に安倍官邸からの圧力があったことはあきらかだ。圧力によって都合の悪い話は徹底的に潰し、正当性を一方的に主張して間違いをけっして認めない──。こうした安倍首相による新型コロナ対応によって国民の生命が脅やかされ、ついには犠牲者まで出してしまった。ほんとうにこんな政府に任していいのか、国民ひとりひとりはよくよく考えるべきだ》。
 こんな無能で危険なアベ様らに、緊急事態条項? ご冗談を。こんないい加減なことしかできな独裁政権にさらに凶暴な武器を与えるなんて危険極まりない。

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269378

室井佑月 作家
1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
安倍首相の嘘にもう驚かない 耐性ができたが用心はしてる
2020/02/21 06:00

     (「緊急事態条項」はナチスが使った手口の一つ
      (安倍首相、衆院予算委=17日)/(C)日刊ゲンダイ)

「私自身が先頭に立って国民の不安解消に全力をあげていきたい。さまざまな手段を考えている」(安倍晋三首相)

 これは17日、衆院予算委員会で、コロナウイルスの感染症に対し、安倍首相が答えた言葉。

 アベちゃんにそういわれても、なんか悪い予感しかしてこない今日この頃。

 だって嘘つきだし、基本、自分やお仲間のためにしか頑張らないじゃん。

 覚えてる? アベノミクストリクルダウン。富めるものが富めば、やがて貧しい者にも富の恩恵の雫が滴り落ちるってやつよ。これ、アベノミクスっていいはじめた頃は何回もいってたのに、2018年、自民党総裁選安倍さんと石破茂さんの公開討論で、安倍さんはこう言い切った。

「(トリクルダウン)私はそんなことを一度も言ったことはありません」

 びっくらポン!

 そんなことが多々あって、今ではもう驚かない。耐性ができた。

 が、用心はしてる。今回のやつは嫌な予感。国民の不安解消のための手段て、まさか憲法改正して「緊急事態条項」作るってんじゃねーよな。

 自民党や維新の議員がいってるんだよ。新型コロナウイルスによる感染拡大への対策として、憲法を改正し、緊急事態条項を作んなきゃって。感染者を強制入院させたりするのに必要じゃん、って。

 緊急事態条項とは、政府が「今緊急だから」といえば、ずっと選挙もやらずにこの国の首相は安倍さんにできるし、国民の個人の自由や資産なども奪える条項。ナチスが使った手口の一つ

 思い出してみてよ。2017年、安倍さんは、少子高齢化と北朝鮮の脅威が、「国難」だっていって衆議院を解散し、選挙をした。つまり、我々はそのとき、緊急な国難だっていわれたわけでしょ。で、なんかそれから状況が変わった? なにが緊急かなんて彼ら次第こんなヤベー権利、彼らに与えちゃダメだ
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https://lite-ra.com/2020/02/post-5267.html

岩田教授に対する政府の反論は真っ赤な嘘! 他の医師もずさん管理を証言、橋本岳副大臣の投稿写真には“ゾーンぐちゃぐちゃ”の証拠
2020.02.20 08:06

     (橋本岳Twitterより)

 ついにもっとも危惧されていたことが起こってしまった。クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号の乗客で、新型コロナウイルスの感染が確認されていた80歳代の日本人男女ふたりが本日、死亡したことが発表されたからだ。

 最初から持病のある人や高齢者を船内に留め置きしていることは生命にかかわる事態として懸念されてきたというのに、政府が最近になるまで何の対応もしなかったことによって、ついに最悪の事態になってしまった。この問題については別記事であらためて検証したいが、もうひとつ衝撃的だったのは、船内で事務業務にあたっていた厚労省と内閣官房の職員2人も感染が確認されたと発表したことだ。

 「ダイヤモンド・プリンセス」号の船内でいかにずさんな感染管理がとられているかは、神戸大学病院感染症内科の教授、岩田健太郎氏がYouTube動画で告発したばかりだったが、今回の官僚の感染はそれを裏付ける事実だろう。

 だが、政府はこの期に及んでも、自分たちの失策を認めようとはせず、それどころか岩田氏の告発に反論して正当化をはかることに必死になっている。

 既報に詳しいが(https://lite-ra.com/2020/02/post-5265.html)、岩田氏はYouTubeに投稿した動画において「グリーン(ゾーン)もレッド(ゾーン)もグチャグチャになっていて、どこが危なくてどこが危なくないのかまったく区別かつかない」状態で、防護服を着脱する場所がはっきりしていないことや、「常駐してるプロの感染対策の専門家が一人もいない」などと、船内の実態とずさんな感染症対応を告発。さらに、感染症対策の改善を提言しても、「厚労省トップ」は聞く耳を持たず、わずか1日で追い出されてしまったと述べていた。

 だが、この告発に対し、加藤勝信厚労相や政府関係者は猛反論。ゾーニングの問題について、加藤厚労相は昨日の衆院予算委員会で「(防護服を)着ていなきゃいけないゾーン、それを脱いで対応する他の業務区域ゾーンの分離はできていると聞いている」と答弁。さらに、昨晩おこなわれた会見では「完全にクリーンな場所はつくれないけれども、そのなかでより危険の高いところとそうでないところを分けてやっていた」と述べた。

 さらに、岩田氏を乗船させた厚労省の高山義浩・技術参与もFacebookで岩田氏の告発に反論。こうした反論が出てきたことによって、安倍応援団は「岩田氏の話は嘘ばかりだったことが判明」「告発と称する事実上のデマ」「高山氏の反論で納得」などと吹き上がり河野太郎防衛相や世耕弘成・自民参院幹事長らをはじめとする安倍自民党議員が必死に高山氏の反論をSNS上で拡散していた。

 まったく何を言っているんだか。たとえば、高山氏はゾーニングについて〈実際はゾーニングはしっかり行われています。完全ではないにせよ…〉と書いている。加藤厚労相も前述したように「完全にクリーンな場所はつくれない」と言っていた。「完全ではない」と言っている時点で感染管理ができていないことを白状しているようなものではないか。

 実際、岩田氏だけでなく、「ダイヤモンド・プリンセス」号に乗船した他の医師や専門家らから、船内で「ゾーニング」が有名無実化していたという証言が次々出てきている。

 たとえば、感染対策にあたるため先週に乗船した岩手医科大学・櫻井滋教授は「ゾーンは分けられていたが、医療チームや食事スタッフなど間を動かざるを得ない存在がいた」と証言している(本日放送『羽鳥慎一モーニングショー』テレビ朝日)。


■橋本岳厚労副大臣が投稿した写真では「清潔ルート」「不潔ルート」が途中で合流

 さらに、昨晩19日放送の『ニュースウオッチ9』(NHK)では、DMATとして派遣され船内で診療にあたった医師も「感染管理があまり統一されている感じではなくて、人によってはマスクをしていなかったり、着脱も曖昧だったり、個人の対応に任されている状況で、これでは感染拡大するんじゃないかとは思いました」と語っている。

 NHKによると、医療チームは低層階のダイニングルームを詰所として使用し、ここは「感染の恐れがない安全な場所」とされ、医師たちはこの場所から感染の恐れがある乗客がいる部屋に行き、診察ごとに戻っていたという。その際、一回一回、マスクや防護服などの交換・体の消毒をおこなっていたというが、前出のDMATとして派遣された医師は、その実態をこう証言している。

 「人によってはいいかげんと言うか、防護服とか汚染したガウンでクリーンと言われているところに入ってきたりすることもあって、これはもう台無しなんじゃないかなと思いました」

 しかも、ゾーニングができていなかったと言う岩田氏の告発を裏付ける「証拠」を、よりにもよって厚労省自らが出してきた。それは、橋本岳・厚労副大臣がきょうの午前にTwitterに投稿した画像だ。

 岩田氏は船内で感染症対策の改善を提言しても「厚労省トップ」が聞く耳を持たず、わずか1日で追い出されてしまったと述べていたが、橋本厚労副大臣はこの告発動画に対し〈お見掛けした際に私からご挨拶をし、ご用向きを伺ったものの明確なご返事がなく、よって丁寧に船舶からご退去をいただきました〉と投稿。つまり、岩田氏を下船させた張本人と見られているのだが、橋本厚労副大臣はゾーニングの問題に反論するなかで、本日11時半ごろに、一枚の写真をつけてこんな投稿をおこなった。

〈現地はこんな感じ。画像では字が読みにくいですが、左手が清潔ルート、右側が不潔ルートです〉

 そして投稿された写真には、隣り合った2つのドアの横にそれぞれ「清潔ルート」「不潔ルート」と書かれた紙が張り出されていた。しかし、写真を見るとその2つのドアの先は地続きのエリアとなっていた。つまり、ルート分けしているのに合流してしまう構造になっているのだ。

 これには岩田氏も〈この手前(写真撮ってるとこ)が清潔不潔が完全にクロスするゾーンになる、ということがおわかりいただけますでしょうか〉〈橋本さんにもゾーニングの問題を共有していただけて嬉しいです〉と皮肉めいた投稿をおこなっているが、このようにゾーニングを無意味にしていることがあきらかにする写真を、橋本厚労副大臣は「これがゾーニングされている証拠だ!」と言わんばかりに投稿したのである。


■「感染症の専門家は常駐」の反論も嘘か? 乗船した別の教授も「いなかったと認識」

 橋本副大臣は大慌てで写真を削除したが、ようするに、ゾーニングがどういうことなのかも理解できていない人物が現場で指揮しているというわけだ。いかに「ダイヤモンド・プリンセス」号での政府対応が杜撰で危険なものかがよくわかるが、岩田氏の告発に対する反論が嘘であることが判明しているのは、ゾーニングの問題だけではない。

 「常駐してるプロの感染対策の専門家が一人もいない」と述べた岩田氏に対し、加藤厚労相は「感染症の専門家は常駐している。確認したなかで誰も感染症科専門医がいない日はなかった」と反論していたが、「確認したなかで」という言い方自体、嘘がバレたときの予防線の匂いがぷんぷんしてくる。実際、前述した感染対策のため乗船した櫻井教授は「初期から感染管理の専門家はいなかったと認識。政府の仕組みとして整備すべき」と証言しているのだ(前出・『羽鳥慎一モーニングショー』)。

 このように、岩田氏の告発した政府のずさんな感染症対応は事実であり、事務業務にあたっていた官僚が2人も感染してしまった事実は何よりもの証拠だ。しかし、それでも政府は自分たちの無為無策を認めようとせず、告発者潰しに躍起になっている。実際、岩田氏はYouTubeに投稿していた動画を削除してしまった。政府は圧力を否定しているが、周囲を通じて間接的にプレッシャーをかけていた可能性は大いにあるだろう。

 そして、これは新型コロナにかぎらず、すべてにおける安倍政権のやり方なのだ。現に、「桜を見る会 前夜祭」の問題でも、安倍首相の虚偽答弁を告発したANAインターコンチネンタルは、自民党本部に出向いたあとはメディアの取材に対して「返答控える」「一切開示できない」などと姿勢を一変させている。さらに、検事長定年延長問題でも、国家公務員法の延長規定が適用されないという過去の政府解釈が「現在まで同じ解釈」と12日に答弁していた人事院の松尾恵美子給与局長は、昨日19日の衆院予算委員会でつい言い間違えた」などという信じられない理由で答弁を撤回してしまった。これらの背景に安倍官邸からの圧力があったことはあきらかだ。

 圧力によって都合の悪い話は徹底的に潰し、正当性を一方的に主張して間違いをけっして認めない──。こうした安倍首相による新型コロナ対応によって国民の生命が脅やかされ、ついには犠牲者まで出してしまった。ほんとうにこんな政府に任していいのか、国民ひとりひとりはよくよく考えるべきだ。

(編集部)
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●#COVID19 への思いつき、場当たり、無責任対応…《防衛装備の高額買い付けには力を入れる安倍政権の国民の価値はこの程度なのか》

2020年02月29日 00時00分28秒 | Weblog

[※ 《#ケチって火炎瓶》「選挙妨害を暴力団に発注した方は、素直に挙手願います!東京新聞2018年8月27日)↑]



日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/自己責任強調の政府に責任】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202002280000124.html)。
日刊ゲンダイのコラム【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/どケチ政権が! コロナ対策費に志位委員長「小さすぎる」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269673)。

 《★この対応のどこが先手先手なのだろうか。新型コロナウイルス対策に人口560万のシンガポールで6000億円、740万人の香港で3500億円、2354万人の台湾で2200億円、5000万人の韓国で2800億円。1億3000万の人口の日本は153億円国民の生命と財産を守る」と防衛装備の高額買い付けには力を入れる安倍政権の国民の価値はこの程度なのか》。
 《志位さんが、新型コロナウイルス感染症への対策費用、政府の予備費(103億円)を含む、総額が153億円であることを指摘した意見。安倍さんは…「…」と我々に訴えたという。つまり、患っても自己責任、感染する人が増えるような真似すんな、といわれたわけだ。で、重大といってるわりに、この会議は5日ぶり》。

   『●トホホな《内閣支持率8ポイントの大幅急落で41%》、
     まだ4割! COVD-19の国内感染拡大はアベ様自公政権による「人災」
   『●COVD-19《「総理からのわかりやすい指示」「迅速」
      「政府あげての取り組み」と、感謝まで述べるとは、
                   いくら与党の議員とはいえ…》
   『●COVD-19…政界地獄耳《科学的に政策的失敗を検証すべき時に
         横で「頑張っている」という説明の並列は成り立たない》
   『●アベ様らの数々の不正や無能っぷりは、自公お維支持者や眠り猫な
        間接支持者も持つ共通認識…それを許容するかどうかが大問題

 COVID19 (COVD-19)への思いつき、場当たり、無責任対応…《1億3000万の人口の日本は153億円。「国民の生命と財産を守る」と防衛装備の高額買い付けには力を入れる安倍政権の国民の価値はこの程度なのか》。
 COVID19 (COVD-19)について、これまで手狭に対策し、昨日に至って、急に超手広な全国の小・中・高校への一律な《要請》。人治主義国家の独裁者の思いつき独断“休校要請”、しかも、予算措置等もせず…。無責任・無能政権の場当たりな思いつき、デタラメ「政」。地域に丸投げ。地域は状況に応じて《要請》に応じるかどうかを判断すべきで、独裁者に黙々と従うようなことがあってはならない。《休校要請》に応じるにしろ、各家庭の事情に応え得る地域行政がなされるべき。国は、直ぐに予算措置等を講ずるべきだ。

 デモクラシータイムスの映像記事【【横田一の現場直撃 No51】亡国の新型肺炎対策 20200225】(https://www.youtube.com/watch?v=wOVeRwOMSrk)、《ゲリラジャーナリスト横田一の現場直撃、今回は新型肺炎、コロナウィルス対策の迷走を。野党ヒアリング、小池百合子会見の現場でも、結局、政府は何をしてるのかわからない、オリンピック中止を怖れて、感染者数を増やさないように、検査を最小限に、市中感染なかったふり、で乗り切ろうとしてるのか、景気の落ち込みにやっぱり減税は必要ではないか、野党共闘は待ったなし、と永田町・霞が関界隈の話題を中心に》。
 クルーズ船内での非常に高い〝感染させられた〟率に驚く。検査総数を抑え、感染者数を過少に見せようとしている、COVID19でも、またしても、金(カネ)色の五つの輪の招致の際の「アンダーコントロール」作戦をやろうとしている。

   『●「アンダーコントロール」な訳がない…そもそもウソにウソを
      重ねて、金(カネ)色の五つの輪をニッポン誘致しておいて

 日刊ゲンダイの記事【少なすぎる新型コロナ検査数…安倍政権“陽性隠し”の言い訳】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269643)によると、《検査を増やさないのは、どうしてなのか。医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏が言う。「検査希望者がたらい回しされたり、断られるケースが相次いでいます。加藤大臣の説明のような委託先の問題ではありません国にやる気がないのです。厚労省傘下の国立感染症研究所と各地の保健所が検査の委託先をコントロールし、重症者だけしか受け付けないなど検査に高いハードルを課しています。まず、陽性者の実数を増やしたくない官邸の意向がある。また、感染研など厚労省側もウイルス検査のピンハネ利権を維持したい。だから、民間を検査ビジネスに参入させ、野放しにさせたくないのです」》。
 《陽性者の実数を増やしたくない官邸の意向》《ピンハネ利権》…この国は一体何をやっているのか…?


 リテラの記事【安倍首相の独断“休校要請”に非難殺到! 親に負担押し付けの一方、コロナ対策費は足りてると153億円のまま! 韓国は1兆円以上なのに】(https://lite-ra.com/2020/02/post-5279.html)においても、《また安倍首相が場当たり的な決定を出した。本日、唐突に全国すべての小中高校と特別支援学校に3月2日からの臨時休校を要請すると発表したことだ》。
 予算委員会等で議論したのか? 専門家のどのような意見を基にしているのか? 独裁者の思いつきで、しかも、予算措置等もせず…。あまりにも唐突、突然。無配慮、無思慮。

 一方、そんなさ中、リテラの記事【コロナのさなか秋葉首相補佐官だけでなく杉田水脈も政治資金パーティ! 櫻井よしこが発起人、稲田朋美ケント・Gフィフィも】(https://lite-ra.com/2020/02/post-5280.html)によると、《あの首相にしてこの取り巻き、ということか。…性的マイノリティに対する「生産性がない」発言に続き、最近も「だったら結婚しなくていい」のヤジで物議を醸した杉田水脈議員も2月25日に憲政会館で政治資金パーティを開いていた。コロナのさなかにこんな差別主義者がパーティを開いても、さすがに誰も参加しないだろうと思いきや、下村博文・選対委員長、稲田朋美・幹事長代行、西村康稔経済再生相、北村誠吾地方創生相、竹本直一科学技術相らが参加していたのだという。しかも、産経新聞によると、下村選対委員長は参院の比例に出て200万票くらい取ってもらいたい。自民党が3人くらい助かるのではないかと挨拶したらしい》。
 《患っても自己責任、感染する人が増えるような真似すんな》!…市民には(自己責任的)自粛を呼びかけ、一方、取り巻き連中は〝赤坂自民亭〟的宴会、しかも、カネ集め。自民党コロナ対策本部の面子、《杉田水脈衆議院議員…「ヒゲの隊長」こと佐藤正久、小野田紀美、青山繁晴(すべて参院議員)》からも、この党の体質がよくわかる。

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202002280000124.html

コラム
政界地獄耳
2020年2月28日8時54分
自己責任強調の政府に責任

★この対応のどこが先手先手なのだろうか。新型コロナウイルス対策に人口560万のシンガポールで6000億円、740万人の香港で3500億円、2354万人の台湾で2200億円、5000万人の韓国で2800億円。1億3000万の人口の日本は153億円国民の生命と財産を守る」と防衛装備の高額買い付けには力を入れる安倍政権の国民の価値はこの程度なのか。

★政府発表の基本方針にはがっかりした国民が多い。いずれも判断基準があいまいで「丸投げ」といわれているが、政府が指針を持たず税金の投入を渋るのはこの新型コロナウイルスから身を守るのは自己責任と認定しているからだろう。政府は危険地帯への渡航自粛を無視したジャーナリストらに自己責任と厳しいレッテルを貼ってきた。国民も政府の指示に従わなかったからと政府を支持したところもあった。だが記者としての使命の前に屈することはなかったが、今回の政府の指針で元々国民を信頼し守る気がこの政府にないことがわかる。

★厚労省が機能していないのではないか、また厚労省にすべてを押し付けているのではないかと26日には衆院予算委員会集中審議で野党の厳しい追及を内閣は受けたが、医師でもある立憲民主党・阿部知子はクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の対応を「これだけの感染者を出した。明らかに失敗だった」「出掛ける時は元気にクルーズ船に乗ったはずだ。船内の医療体制の問題として認識すべきだ」と政府を攻め立てた。また元首相・鳩山由紀夫は20日ツイッターで「船ごと隔離しようという発想は狭い船内で感染が拡大することはやむを得ないということのように思える。かわいそうでならない」と政府を批判、26日にも「コロナウイルスのまん延を防ぐ最良の手段は、怪しいと思ったらすぐに検査する体制を整えることではないのか」と国民の声を代弁した。だが、自己責任を強調する政府に責任がなくなるわけではない。やる気のない無能な政府にも責任は伴う。(K)※敬称略
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269673

室井佑月 作家
1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
どケチ政権が! コロナ対策費に志位委員長「小さすぎる」
2020/02/28 06:00

     (他国の対策費と比べても少ない(C)日刊ゲンダイ)

あまりにも小さすぎる」(志位和夫・日本共産党委員長)

 これは23日に放送された「激論!クロスファイア」の中で志位さんが、新型コロナウイルス感染症への対策費用、政府の予備費(103億円)を含む、総額が153億円であることを指摘した意見。

 だよね、どケチ政権が! しょーもないこと、自分や仲間には大盤振る舞いで血税使うくせして。ちなみに、よその国の新型コロナウイルスの対策費は、香港自治政府・3500億円、シンガポール・5000億円、台湾・2000億円なんだとか。

 こういうこと書くと、それは最初の予算であって、その後、増やしていく、っていう人がいるけど、そんなの当たり前じゃん。よそとは桁が違うんだし、これでなにができるっつーんだって話だよ。はじめにバババンと予算をつければ、国民は安心じゃんか。

 クロスファイアで志位さんはこうもいっていた。

「ダイヤモンド・プリンセスでは感染者を増やしてしまったという事実があるわけですから、徹底的な検証が必要です」

「(政権の動きがあまりにも遅い。安倍さんの動静を見ると(専門家会議に)3分出て、退席している。専門家が集まって、みんなの意見を聞いて、知恵をしぼるのが総理の仕事でしょう」

 そうだ! そうだ!

 23日の読売新聞オンラインによると、安倍さんは同日、新型コロナウイルス感染症対策本部の会議で、「大規模な感染拡大を防止するうえで重要な局面だ」との認識を示した上で、

「風邪のような症状がある場合は学校や仕事を休み、外出を控え、手洗いやせきエチケットの徹底など、感染拡大防止につながる行動に協力をお願いします」

と我々に訴えたという。つまり、患っても自己責任、感染する人が増えるような真似すんな、といわれたわけだ。で、重大といってるわりに、この会議は5日ぶり。
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●COVD-19《「総理からのわかりやすい指示」「迅速」「政府あげての取り組み」と、感謝まで述べるとは、いくら与党の議員とはいえ…》

2020年02月20日 00時00分53秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



リテラの記事【自民党コロナ対策本部がヤバイ! 青山繁晴、杉田水脈らネトウヨ議員だらけ、中国人入国拒否、殺菌スプレー、細菌兵器説を本気で主張】(https://lite-ra.com/2020/02/post-5262.html)。

 《いったい、この自民党議員たちは何を言っているのだろう。安倍政権が意味のない水際作戦に固執し、一向に検査・治療体制を整えようしなかった結果、国内感染は広がり、感染者への支援もいまだ、他国よりもはるかに遅れをとっている。そして、安倍首相自身もまた、対策本部の会合にわずか数分しか出ず、支持者やマスコミ、子飼い議員との会食に精を出すという、危機感のなさだ。それを総理からのわかりやすい指示」「迅速」「政府あげての取り組み」と、感謝まで述べるとは、いくら与党の議員とはいえ、頭がどうかしているとしか思えない》。

   『●無「責任」な「謙虚」…野党の国会質問時間短縮、
      「国会審議形骸化…それとも、それが狙いなのだろうか」
    「【自民が野党に要求 質問時間削減は絶対許してはいけない】…には、
     《野党が憲法に基づいて要求した臨時国会召集を無視して解散した
     と思ったら、今度はこれだ…》」
     
     
    [※ 青木理さん(『サンデーモーニング』2017年11月19日)↑]

   『●国会審議形骸化: 与・(癒党込み)野党の国会質問時間の配分は
                 実質「9.5時間対4.5時間」なのね?

 申し訳ないのですが、与党自公議員や癒着党お維議員の質問の時間は必要なのか? せめて、前の与野党の時間配分に戻すべきでは?

   『●トホホな《内閣支持率8ポイントの大幅急落で41%》、
     まだ4割! COVD-19の国内感染拡大はアベ様自公政権による「人災」

 《杉田水脈衆議院議員…「ヒゲの隊長」こと佐藤正久、小野田紀美、青山繁晴(すべて参院議員)》って…オイオイ。 自民党コロナ対策本部の面子…自民党総裁・自民党幹部は正気か? 自薦なのか、他薦なのかなぁ? すごい磁場だなぁ。こんな危機的状況でアベ様を癒して差し上げるような「自民党コロナ対策本部」メンバーを選ばなくても、集めなくてもいいではないですか…。しかし、ホントに酷いメンバーだなぁ。
 「ウイルスを殺菌…」「…ウイルスは…細菌兵器」…あぁ、支離滅裂だ。

   『●大水害被害者は癒えず……そんな時に 
     極右ネットテレビに出演して御自身が「癒される」アベ様の神経とは?
    《それはコンテンツを見れば一目瞭然。シリーズで行っている企画は
     「この憲法でいいのか!?」「中国に立ち向かう覚悟」
     「事実と歴史を歪めた朝日新聞」「原発と日本再生」
     番組ゲストも百田尚樹に竹田恒泰、金美齢、青山繁晴など
     ネトウヨ支持率の高い論客揃いで、政治家も「ヒゲ」こと佐藤正久
     高市早苗稲田朋美萩生田光一など安倍チルドレンが多数出演。
     ちなみに、安倍首相の生出演が終わったあとに始まったのは、
     「WiLL」(ワック)編集長・花田紀凱による
     「WiLL場外論戦 花田編集長の右向け右!」。
     …どうしてこんな極右しか見ないであろう番組に出ることが、
     国民に広く説明する」ことになるのか

   『●主犯A…『A Few Good Men』のように
      ネイサン・R・ジェセップ大佐を証人台に座らせろ!
   『●オトモダチ「利権」塗れ…「この国でもっとも「利権」から
           遠い生活保護受給者の暮らしがまた脅かされる」

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https://lite-ra.com/2020/02/post-5262.html

自民党コロナ対策本部がヤバイ! 青山繁晴、杉田水脈らネトウヨ議員だらけ、中国人入国拒否、殺菌スプレー、細菌兵器説を本気で主張
2020.02.18 11:33

     (杉田水脈Twitterより)

 安倍政権の無策やトンデモ対応が専門家からも指摘されている新型コロナウイルス。ところが、昨日18日の衆院予算員会でトップバッターに立った自民党の丹羽秀樹衆院議員はなんとこんなふうに、安倍首相の対応を礼賛し始めた

「これまでも政府として水際対策や医療体制の強化、電話相談窓口の設置等をはじめとした対策をとられており、昨日も対策本部において総理から高齢者や基礎疾患のある方々の確実な必要の診療につながるよう、国民にわかりやすい受診の目安、ガイドラインの専門家会議で作成するよう指示されたと承知致しておりますが……」

 さらに、2番手として質問に立った同じく自民党の上野賢一郎衆院議員にいたっては「新型コロナウイルス対策につきましては、これまで政府をあげての取り組みをしていただいておりますことに、まず感謝を申し上げたいと思います」と政府に謝辞。「迅速な武漢へのチャーター機の派遣、空港等での水際対策の実施あるいはクルーズ船対応、など、錯綜する事態に現場職員の皆様大変ご苦労いただいているところでございます」などと、歯の浮くようなヨイショを口にした。

 いったい、この自民党議員たちは何を言っているのだろう。安倍政権が意味のない水際作戦に固執し、一向に検査・治療体制を整えようしなかった結果、国内感染は広がり、感染者への支援もいまだ、他国よりもはるかに遅れをとっている。そして、安倍首相自身もまた、対策本部の会合にわずか数分しか出ず、支持者やマスコミ、子飼い議員との会食に精を出すという危機感のなさだ

 それを総理からのわかりやすい指示」「迅速」「政府あげての取り組み」と、感謝まで述べるとは、いくら与党の議員とはいえ、頭がどうかしているとしか思えない。

 いや、事実、自民党はどうかしているのだ。先日、杉田水脈衆議院議員がTwitterで自民党の「新型コロナウイルス関連肺炎対策本部」の会議中の写真をアップしていたが、そこに写っているのは、「ヒゲの隊長」こと佐藤正久、小野田紀美、青山繁晴(すべて参院議員)というネット右翼から絶大な支持を受ける“ネトウヨ議員”たち。当然、会合の写真をアップした杉田議員も「自民党コロナ対策本部」のメンバーだと思われるが、このメンツを目の当たりにして、SNSでは「いくらなんでも自民党ヤバすぎるだろ」との声が相次いでいるのである。

 実際、この「自民党コロナ対策本部」では、ネトウヨばりの無茶苦茶な暴論が飛び出ている。1月31日に開かれた初会合の模様を伝えた毎日新聞の記事によると、〈出席議員から「中国人の入国は拒否すべきだ」との趣旨の発言が出た。冷静な議論を促す声もあったが「パニック状態」(党幹部)で持論を展開する議員が後を絶たず、1時間予定の会議は2時間続いた〉という。さらに毎日新聞はこう伝えている。

〈「邦人の救出・帰国を除き、中国からの渡航は全面停止を」といった過激な見解や、「ウイルスを殺菌するスプレーを国が推奨すべきだ」との科学的根拠に乏しい主張も。
 終了後、出席者の一人は「聞いててあきれた」と吐露。党幹部も「こういう時に人の本質が見える。政治家って本当にあたふたする」と嘆き顔だった。〉(毎日新聞2月1日付)

 あきれるのも嘆きたくなるのも、国民のほうである。こんな連中が与党を牛耳っているなんて悪夢としか言いようがない(というか「ウイルスを殺菌するスプレー」ってなんなのか……)。


■青山繁晴議員はコロナを「武漢熱」と命名、「生物兵器」である可能性をふれまわる

 そして、この頭を抱えたくなる「自民党コロナ対策本部」メンバーの筆頭が、“ネトウヨの尊師(グル)”こと青山繁晴議員だ。

 そもそも青山センセイは「中国からの入国を当面全て断るべき」と主張しており、自身が率いる自民党極右議員グループ「日本の尊厳と国益を護る会」は、今月14日にも中国の習近平国家主席の国賓来日に反対する「声明」を官邸の岡田直樹官房副長官に手渡している。

 声明では新型コロナウイルスを〈いわゆる「武漢熱」〉と呼び、〈自らの対応の誤りにより拡散させた疾病によって、世界中が多大な困難に直面しているにもかかわらず、情報開示等の対応には大きな問題がある〉〈この「武漢熱」のさなかにも、中国による尖閣諸島周辺に対する公船や空軍機でのわが国への挑発行為は一向にやまない〉などとして中国を非難。そのうえで、〈今般の「武漢熱」の完全な終息を見る以前での習主席の来日そのものが、世界に対して「武漢熱」が終息したと日本が認めかのような誤ったメッセージの発信につながりかねず、その観点からも習主席「来日」そのものも適切ではない〉などとして、習近平首席の「来日」に〈断固反対〉しているのだ。

 いやはや、「いわゆる武漢熱」などと言っているが、これは青山センセイが『真相深入り!虎ノ門ニュース』(DHCテレビ)などで提唱した呼び方で、一部のネトウヨががなり立てている。偏見や差別を防ぐため、地域の名前をウイルスの通称に使わないのは国際的な常識だ。だいたい、習近平の来日が「新型コロナ収束のメッセージ」になるとか、もはや論理もクソもない。頭が痛くなってくるではないか。

 しかも、青山センセイは、自民党が所属国会議員の歳費から一律5千円を集めて中国への支援する方針に大反対し、結果、党は支援を任意にするものと変更している。言っておくが、ワクチン開発などの新型コロナウイルス対策には、中国をはじめとする国際社会との連携が不可欠だ。そんななか、中国への支援に猛反対し、「中国からの渡航を全面停止」にするなんて、結局、この人たちはひたすら“嫌中”姿勢をアピールしたいだけで、国民の安全などどうでもいいってことなのだろう。

 さらに驚くべきことに、青山センセイは「新型コロナウイルスは中国が開発した細菌兵器」なるトンデモまで吹聴しているのだ。2月10日放送の『真相深入り!虎ノ門ニュース』で、青山センセイは「自民党コロナ対策本部」のレジュメを片手に立ったまま力説していた。

「いっこ重大なことを言ってですね、自分がなあ……あの、まだわかりませんよ? 調査団入れてないから、WHOの調査団あてにならないから。本当は日米の調査団送れって僕は主張してるんですけども、ようは、ウイルスが特異なウイルスすぎるんですよ。潜伏期間がすごく短い、1日あるかないかと、2週間超えてんじゃないかっていうね。WHOは12.5日って言ってるけど、それ意味わかります? これもし、兵器化されたウイルスだったら、もしですよ!(絶叫) 誤解なく。兵器化されたウイルスだったら、ここが戦場としたら戦場ですぐ殺したいときは、潜伏期間が短いやつすぐ出すんです。バタバタ倒れる。でもそうじゃなくてどこかの国を滅ぼしたい、どこかの町を潰したいんだったら、潜伏期間長ーくて、つまり発症しないけどウイルスは持ってる、感染力だけ持ってる人を野放しになるように、2週間ぐらいでないように分けてつくるわけですよ。これ常識なんです! それとよく似てるわけ!」


■パニック煽りながら「武漢熱クライシスに縮まずサイン会に」とうそぶく青山センセイ

 ホント、どうしようこの人……。「仮に」とか言っているが、ようするに青山センセイは新型コロナウイルスが「生物兵器」である可能性を触れ回っているのだ。さらに青山センセイは“演説”をこう続けた。

「それと、武漢の病毒研究所っていうね!? まあ、あのウイルスを研究しているところが、SARSの研究もしてるわけですけど、その、健康のためと思いたいけど、SARSとよく似てるわけですよ今回のは! で、SARSと似てるけれどもさっきの潜伏期間とか違うところがあって、それ常識で考えるとSARSを使って兵器化したと。戦いに使えるようにしたと、いう可能性は考えなきゃいけないので!したがって、(レジュメを指差しながら)甘く考えないでくださいってことをまず申し上げまして」

 もしかして青山センセイは、この「生物兵器説」を自民党の「コロナ対策本部」の会合でも主張したというのだろうか。おそらく、ネット上の流言飛語を鵜呑みにして得意げに語っているだろうが、ここまでくると何か違うビョーキを発症しているのではないかと本気で心配になってくる

 一応、指摘しておくが、新型コロナウイルスが「中国が開発した生物兵器」などというのは荒唐無稽もいいところだ。だいたい、もし新型コロナウイルスが「生物兵器」として開発されたのならば、その致死率の低さにまったく説明がつかないだろう。軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏も〈世界各国の関連研究機関で研究されている主な生物兵器に、コロナウイルスの名前はない〉〈まったく研究されてこなかったということはないだろうが、現実に兵器としての使用に向いていないのだと思われる〉〈生物兵器として人工的に開発されたものである可能性はほとんどない〉(「BUISINESS INSIDER」1月31日)と指摘しているように、「新型コロナは中国の生物兵器」なる説は妄想じみたトンデモとしか言いようがない。

 いずれにしても、コレが、政権与党・自民党の国会議員にして「コロナ対策本部」なのである。

 ちなみに、青山センセイはブログでも〈虎ノ門ニュースで申したように、感染症であれ、テロリズムであれ、縮んでしまえば負けです〉(2月11日)などと書いているが、にしては呑気に〈これから武漢熱クライシスに縮まずにサイン会に来てくださるひとびととお会いするために、西宮に向かいます〉(2月15日)とPR。実際、土曜日にサイン会を開催したらしい。こんなんで「国を護る」とか言っている自民党。いい加減、その「ヤバさ」に気づくべきだ

(編集部)
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●オトモダチ「利権」塗れ…「この国でもっとも「利権」から遠い生活保護受給者の暮らしがまた脅かされる」

2018年03月30日 00時00分39秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



マガジン9の鈴木耕さんのコラム【言葉の海へ/第26回:壊れゆく国の片隅に(鈴木耕)】(http://maga9.jp/180321-5/)。

 《政治がひどいことになっている。次から次へと、公文書の隠蔽だの、改竄文書だの、データのデタラメだの、政治家の圧力だの、官僚のごまかし答弁だの、政権幹部の開き直り放言だの、頭は下げない謝罪だの、疑惑のあの人の逃亡だの、与党議員の目も当てられないヨイショ質問だの、もう何が何だか分からない。…困った国になってしまった。各社の世論調査が出てきた。そろって、安倍内閣支持率の急落を告げている。街には安倍退陣」「麻生辞めろ」「安倍内閣総辞職の風が吹き始めた。ぼくも、そう叫ぶ》。

 《警官隊の異常な警備が抗議参加者たちを抑圧》《安倍政権が危うくなると警備が危険なほど横暴になる》…沖縄では、それがずっと続いている、相当に異常な状況。「本土」は見て見ぬふり。

 五月雨式に起こっている、アベ様に係わる諸問題。鈴木耕さんのによるそのまとめ。結論は、《街には安倍退陣」「麻生辞めろ」「安倍内閣総辞職の風が吹き始めた。ぼくも、そう叫ぶ》。「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」が公文書「書き換え」という名の「捏造」=犯罪の引き金たなった訳ですが、この1年間の何という酷さ。

   『●有印公文書偽造=決裁文書書き換え…
       「行政府の長」と財務相が責任をとるべき大変な犯罪

   『●決裁文書書き換えという犯罪…「最低の官房長官」が
          沖縄に向けて言い放った「法治国家」を取り返さねば

   『●「有印公文書偽造=決裁文書書き換え」朝日新聞大スクープ
                     …その直度にアベ様らのやっていたこと
    《意に沿わない人物は潰す――“人格攻撃”された前川前次官が
     いい例だが、安倍政権のやり口は、まさに恐怖政治ではないか
    《結局、目的は “犯人”を黙らせることでしょう。内部告発者を潰すことは、
     国民の知る権利を侵害し、民主主義を破壊する行為

   『●「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」からの 
         この1年間の無駄…泥縄で有耶無耶にするつもり?
   『●「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」が
        公文書「書き換え」という名の「捏造」=犯罪の引き金
   『●元祖?・有言実行されない大見得・啖呵
      《報道がそれで抑圧される、そんな例があったら私は辞める》
   『●「国が壊れ、どんどん落ちぶれていく…
       「国難」を叫ぶ人こそが、「国難」の中心にある…」(久原穏さん)
   『●辺野古高江裁判とヒラメ…《「人権のとりで」としての司法が
                 その役割を果たさず、行政と一体化すれば…》
   『●それぞれの「面従腹背」…《官僚は…政治家は
      尊重しなければならないが、魂までは明け渡してはならない》
   『●「粉飾された「美しい国」」…
    「「夫人、ひいては首相の顔をつぶすわけにはいかない」という恐怖政治」


 オトモダチ「利権」まみれ…《この国でもっとも「利権」から遠い生活保護受給者の暮らしがまた脅かされる》(雨宮処凛さん)。壊れた国、非民主主義国、《日本国憲法が規定する…などを実現していく政治》を否定するアベ様。

 同誌のコラム【雨宮処凛がゆく!/第441回:金沢市役所の刺傷事件と、生活保護打ち切り。の巻】(http://maga9.jp/180321-2/)によると、《どのような理由があろうとも、人を傷つける行為は決して許されることではない。そのようなことを前提にしつつも、一方で思うのは、生活保護打ち切りは、当人にとっては死の宣告に等しいということだ…生活保護打ち切りが当事者にもたらす絶望の深さ森友問題では「首相夫人」の一声があれば魔法のように巨額のお金が動くらしいのに対し、この国でもっとも「利権」から遠い生活保護受給者の暮らしがまた脅かされる》。

   『●弱い者イジメ…「『低所得世帯の生活水準が下がった』なら、
                  『貧困は改善』は嘘で、アベノミクスは失敗」
    《志位委員長の質問が、素晴らしかった…「今回の生活保護削減予算は
     160億円。米軍への『思いやり予算』など米軍経費の来年度の
     増加分195億円をあてればおつりがきます
     政府がまず思いやるべきはどちらなのか?」》
    「《誰のための政治なのですか。誰のための税金なのですか。
     税金は安倍総理のポケットマネーではありません》! 
     《日本国憲法が規定する生存権表現の自由幸福追求権
     個人の尊重法の下の平等などを実現していく政治》を否定する
     アベ様ら、与党や癒党を支持する人達って、一体何を考えているの?
     《政府がまず思いやるべきはどちらなのか?》、
     彼/彼女らは答え得るのか?」

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http://maga9.jp/180321-5/

言葉の海へ
第26回: 壊れゆく国の片隅に鈴木耕
By 鈴木耕  2018年3月21日


異常警備の裏で

 政治がひどいことになっている

 次から次へと、公文書の隠蔽だの、改竄文書だの、データのデタラメだの、政治家の圧力だの、官僚のごまかし答弁だの、政権幹部の開き直り放言だの、頭は下げない謝罪だの、疑惑のあの人の逃亡だの、与党議員の目も当てられないヨイショ質問だの、もう何が何だか分からない。

 そりゃ怒るよ、みんな。だから国会前は言わずもがな、新宿駅前デモでも人が溢れ、全国各地で続く安倍抗議集会やデモの数は日増しに増えて盛り上がっている。だが、それに呼応するように、警官隊の異常な警備が抗議参加者たちを抑圧している。

 どうも、安倍政権が危うくなると警備が危険なほど横暴になる、という相関関係があるらしい。あの安保関連法秘密保護法のときにそうだったように、いやそれ以上に、このところの警備のやり方はひどい

 沖縄の高江ヘリパッド反対運動のときも、その高揚を抑えつけるために全国各地の機動隊を動員して、抑圧や暴言(例の「土人発言」はこのときのもの)を繰り返した、という例がある。

 国会前では、意味もなく参加者の列を分断し、狭い場所へ無理やり押し込める。国会議事堂前の地下鉄駅のほとんどの出入り口を封鎖し、せっかく来た人たちを外へ出さない。やっと外へ出ても、デモの場所(官邸前や国会正門前)にはたどり着けないように、大まわりの道へ無理やり誘導する。当然ながら参加者数は減る。

 ではタクシーでと、国会前に乗り付けても、なんだかんだと妙ないちゃもんをつけて直接デモ会場へは通さない(これは、ジャーナリストの山崎雅弘さんと布施祐仁さんのツイートだが、同じような報告がツイッター上には溢れている)。

 なんとしてでも、デモ参加者数を少なく見せたいという魂胆なのだろうが、それは安倍官邸からの指示なのか、それとも警察官僚による「安倍忖度」なのか? デモ参加者に恐怖感を植え付けて、もう参加しないという気持ちにさせるのが目的なのか?

 もはや、この国にはデモの自由さえなくなりつつある

 国会前など、行ってみればよく分かるけれど、初めて来ましたと言う若者や、仕事帰りのスーツ姿のサラリーマン、いても立ってもいられなくてと言うママ連、それにとても屈強な警官隊になど太刀打ちできるわけもない高齢者など、強権で抑えつけなければならないような集団では決してない。それでも巨大な参加者数を報じられるのを、安倍政権は恐れているのだろう。ひたすら警備による分断と押し込めで、参加者数を少なく見せようとしているのだ。支持率にひびくからだ。

 異論を許さない。反対する者は叩き潰す。最後は暴力を持ってでも押し通す。これがこのところの安倍首相のやり方ではないか。

 許しておいては「民主主義」など死ぬ。亡くなった俳人の金子兜太さんが揮毫してくれたように「アベ政治を許さない」を実現しなければ、民主主義どころか、この国は壊れてしまうだろう。

 『この世界の片隅に』という映画をもじっていえば、ぼくらはいま「壊れゆく国の片隅に」生きている。なぜ「壊れゆく国」なのか? 最近の事例は枚挙にいとまがない。


◎自衛隊日報隠蔽事件

 ジャーナリスト布施祐仁さんが掘り起こした、南スーダンの自衛隊PKO(国連平和維持活動)の日報が、なぜか隠蔽されていたという事実。これは2017年2月に問題化し、稲田朋美防衛相のトンチンカンな釈明とウソが火に油を注いで、収拾不能に陥った。安保関連法で、むりやり「駆けつけ警護」をPKO任務に追加したことも、問題を複雑にした原因だった。

 稲田氏は日報にあった「戦闘行為」をなんとか「武力衝突」と言い換えて逃げようとしたが、ことは収まらず、ついには安倍首相も初の女性首相候補ベタ可愛がりしていた稲田氏を更迭せざるを得なかった。

 文書隠蔽とか改竄などが表沙汰になったのは、このころからではないだろうか。


◎働き方改革と裁量労働制

 これもそうとうにメチャクチャ。しかも、きっかけは安倍首相本人。安倍氏が裁量労働制をとにかく成立させようとして「裁量労働をなさっている方のほうが、そうでない方たちよりも労働時間が短いというデータもある」と言い放ってしまったのが発端だった。

 野党が「裁量労働では、かえって労働時間が長くなるのではないか」と詰め寄ったのに対し、「自分の裁量で労働時間を決めることができるような働き方になれば、労働時間短縮につながるというデータがある」とデータを示して突っぱねた。だが、このデータがまったくのデタラメだった。

 「1日15時間の残業」などというデータまで出てきてしまった。これでは1日23時間働いたことになる。いつ寝るのか、と詰め寄られて厚労省は真っ青。こんなデタラメデータがつぎからつぎへと暴露され、安倍首相、ついには今国会の目玉法案のひとつだった「裁量労働制」を働き方改革法案から削除してしまった。だが、財界が固執する同じような制度の高度プロフェッショナル制度だけは、なんとしてでも通したいらしい。

 デタラメ文書大売り出しの始まりである。


◎加計学園問題

 これはいわゆる「安倍お友だち優遇の最たるものだろう。加計孝太郎氏と安倍晋三氏は同じ留学仲間、今でも「腹心の友」の関係だという。その加計孝太郎氏が計画した「獣医学部」認可に、妙な配慮が働いたのではないか、という疑惑だ。「首相のご意向」なる文書が出たが、菅官房長官は「怪文書みたいなもの」と一蹴。自分たちに都合の悪いものは「怪文書」と切り捨てるという菅氏の定番記者会見

 同じように獣医学部を申請しようとしていた京都産業大学が諦めた経緯も不可解であり、そこに何らかの政治的力学が働いたのは確実だ。

 権力者と近しいものが事業上での利益を得るということになれば、そこに腐敗が生じるのは歴史上の真理である。それなのに、利益を得たと疑われる加計孝太郎氏は一切出てこない。もし何もやましいことがないのなら、さっさと出てきて事実を淡々と語ればいいだけの話。それをまったくしないのだから、疑われても仕方ない。

 森友の件に加えて、次はここが火元になる。


◎山口敬之レイプ事件のもみ消し

 これも「安倍お友だち案件」である。いまさら言うまもないが、山口元TBS記者は、安倍ベッタリ番としてよく知られていた。一緒に飲み食いはもちろん、結婚式にまで出席していたともいう。安倍ヨイショ本の著者としても有名で、問題発覚以前はテレビの政治コメンテーターとして各局で引っ張りだこだった

 そのベッタリ友だちが、伊藤詩織さんレイプ事件の犯人として逮捕状まで出されていたのに、なぜか拘束寸前で中村格警視庁刑事部長(当時)の命令で逮捕は免れた。実はこの中村氏は、かつて菅義偉官房長官の秘書官を務めており、安倍首相とも親しかったことが分かっている。つまり、安倍首相のお友だちジャーナリストが起こした事件を、安倍首相の子分の警察官僚がもみ消した、という構図なのだ。


◎森友学園事件

 もう連日の報道で、耳タコだろうけれど、これはほんとうにひどい“事件”だ。300カ所にもわたって重要書類、公文書が勝手に改竄されていたなどということは、前代未聞の大政治スキャンダルだろう。いつもは威丈高に朝日新聞の悪口を国会の場でも言い募る(まことに下品な)安倍首相も麻生財務相も、さすがに朝日批判を封じてしまった。それだけ朝日新聞のスクープの信憑性を認めざるを得なかったわけだ。

 この疑惑・事件の中身は連日の報道でよく分かっているだろうけれど、ここで露呈したのは、自民党議員たちの劣化の凄まじさだ。19日の参院予算委員会で質問に立った自民党の青山繁晴氏と和田政宗氏の呆れるほどの壊れっぷりが壮絶だった。

 青山氏は「文書の中で安倍昭恵さんの『倍』の字が『部』に間違っていた。これは昭恵さんが客観的に見て重要じゃなかった証拠何が何でも昭恵さんをかばう。一方、和田氏は太田理財局長に対し「太田さんはかつて民主党の野田総理の秘書官だった。だから安倍総理を貶めアベノミクスを潰すために答弁している」ととにかくすべてを財務省に押しつける。さすがにこれには太田氏、真っ赤になって語気を荒げ「いくらなんでもそれは、いくらなんでもそれは」と悲鳴のような声を挙げた。

 自民党、上から下まで壊れている


◎崩壊は司法にも

 森友事件に関していえば、籠池夫妻の長期勾留も常軌を逸している。事の発端は、籠池氏の超右翼教育に安倍昭恵氏がいたく感激、感涙にむせんだというところから始まったのだ。それが安倍首相にも伝わり「籠池さんの教育理念には共鳴する」と、同じ極右同士の親近感を持ち、結果、安倍昭恵氏は新設予定の森友学園の小学校の名誉校長に就任した。それが近畿財務局や本省理財局の「忖度」に繋がっていったとしか考えようがない。

 多分、籠池氏はもっと詳細な昭恵氏についての記憶を持っているに違いない。それをペラペラしゃべられたらたまらない。何が出てくるか分からない。籠池氏を、こんな混乱の渦中で釈放するわけにはいかない。それは安倍内閣がもっとも恐れることだ。だから籠池夫妻は、今の段階で釈放するわけにはいかない。

 これが、2017年8月21日の逮捕以来、7カ月にも及ぶ籠池夫妻の長期勾留の理由であるに違いない。彼らの家も幼稚園も徹底的な捜索を受けており、いまさら証拠隠滅の恐れも逃亡の理由もない。政治的理由の拘束をそのまま受け入れる司法もまた、壊れている

 同様の前例として、沖縄の辺野古米軍新基地反対運動のリーダー山城博治氏の長期勾留もある。彼もまた微罪で逮捕、5カ月間、拘留された。政治的弾圧であるとして、各国の人権団体や国連でも問題視され、ようやく釈放されたのだ。

 政府に都合の悪い人を獄につなぐ。ネット右翼たちが口を極めて罵る中国や北朝鮮とどこが違うのか


前川喜平・前文部事務次官の授業

 これもイヤなニュースだった。2月に名古屋市の中学校で行われた授業の一環で、前川氏が講演したことについて、文科省がきわめて執拗な内容の問い合わせを、市教委にしたという“事件”だ。

 しかもそこでは、前川氏の出会い系バーへの出入りだとか天下り人事の責任者だったことなどをあげつらっており、そういう人物の講演自体が問題であるかのような記述もあったという。まさに、教育への公権力の介入である。ほんの少し前まで自分たちの上司であった人物について、こんな内容の照会をするとは、官僚組織の冷たさを実感させられる“事件”だった。

 ただし、少しだけホッとしたのは、この問い合わせに対する名古屋市教委と当該中学校の校長の態度だった。両者は毅然として「録音テープの提供要請は断った」としており、「前川さんとは事前にお会いして立派な方だという認識を持っていた」と語ったのだ。文科省の役人たちより、よほど立派だ。

 この“事件”には背景があった。自民党のこれもネット右翼系議員2人(赤池誠章氏、池田佳隆氏)が、数回にわたって文科省に照会(要するに圧力)したのが原因らしい。文科省は「省自らの判断での問い合わせだった」と言い訳しているが、そんなこと誰も信じない。ここにも、安倍極右一強政治の最悪な影響が出ている。安倍内閣に刃向かうものは許さない。それを下っ端議員が行動に移した、という喜劇だ。

 困った国になってしまった。

 各社の世論調査が出てきた。そろって、安倍内閣支持率の急落を告げている。

 街には安倍退陣」「麻生辞めろ」「安倍内閣総辞職の風が吹き始めた。


 ぼくも、そう叫ぶ。
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●主犯A…『A Few Good Men』のようにネイサン・R・ジェセップ大佐を証人台に座らせろ!

2017年07月22日 00時00分06秒 | Weblog

[※ 報道特集(2017年7月8日)↑]



リテラの記事【閉会中審査でネトウヨ自民党議員たちが前川前次官に卑劣な質問浴びせるも次々返り討ちに! 逆に詭弁と嘘を暴かれる醜態】(http://lite-ra.com/2017/07/post-3305.html)、

 《「はじめから加計学園に決まるようにプロセスが進んだように見える。非常に不合理な意思決定だった」「背景に首相官邸の動きがあったと思う。和泉洋人首相補佐官がさまざまな動きをしていた」》。

   『●アベ様の秋と『官僚たちの夏』: 「「総理のご意向」を理由に
                   行政が歪められたことは紛れもない事実」

 さて、アベ様ご夫妻、取り巻き連中、オトモダチらを証人喚問すべし。

 山岡俊介さんの『アクセスジャーナル』の記事【鶴保庸介沖縄・北方相にも重大疑惑】(http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=8153)によると、《「安倍一強」体制の奢り故かーー閣僚だけ見ても小渕優子経済担当相(支持者を観劇招待の政治資金規正法違反絡み)、松島みどり法相(うちわ配布が公職選挙法に抵触)、西川公也農水相(補助金交付が決まっていた団体から献金)、甘理明経済再生担当相(金銭疑惑)、今村雅弘復興担当相(「東北でよかった」発言)など。議員で自民党離党となると武藤貴也衆議院議員(金銭スキャンダル)、宮崎謙介衆議院議員(不倫)、中川俊直衆議院議員(不倫)、つい最近では豊田真由子衆院議員の元政策秘書に対する暴言・暴行(埼玉県警は元政策秘書の被害届を7月6日に受理)もあった。さすがに先の東京都議選での大敗で危機感を持ったようで、安倍晋三首相は内閣改造を8月3日を軸に検討し出し、やはり数々の失言などでとっくに辞任していてもおかしくない稲田朋美防衛相、金田勝年法相は交代させる見通しだが、鶴保庸介内閣府特命担当相(和歌山選挙区。参議院議員。当選4回)にも重要問題が浮上して来ている》。
 こうして並べてみると酷いな。自公お維トファに投票する人の気が知れない。

 日刊ゲンダイの記事【これから本番 閉会中審査は加計理事長「国会招致」の号砲】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209159)によると、《政府・与党は「最後のヤマ場」みたいに軽く考えていたようだが大間違い。学校法人「加計学園」(加計孝太郎理事長)の獣医学部新設をめぐる「疑惑の闇」の真相解明は、いよいよこれからが本番》。
 同紙の他の記事【加計問題で閉会中審査 前川前次官「歪められた行政」暴露】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209195)によると、《前川喜平前文科事務次官が初めて国会の議論の場に立った。加計学園ありきで「不公平」「不透明」に行政が歪められた事実を告発。「背景に官邸の動きがあった」と、政権中枢の関与を明言…。…民進党・福島伸享議員はまず、安倍首相の不在を糾弾。九州豪雨が激甚災害指定となりそうなほどの甚大な被害をもたらしている状況下で、「G20は終了したのになぜすぐに欧州歴訪から帰国しないのか」と追及した。安倍首相はエストニア訪問だけキャンセルして帰国を11日に1日早めたが、福島議員は「まさかこの委員会に出席したくないから帰国しないのか」と疑問を投げかけ批判、安倍首相と昭恵夫人出席の集中審議の開催を求めた》。
 主犯「A」不在…「THIS IS 「A」 主犯」の「A」=アベ様ご夫妻、オトモダチらを証人喚問すべし。

 返り討ちにあった恥かしい自民党議員センセについて。自信過剰な、はっきり言って「ト」な自称ジャーナリスト。
 リテラの記事【青山繁晴が閉会中審査で大恥! 質問は悉く前川氏に論破され、出会い系通い問題はデマがばれて質問できず】(http://lite-ra.com/2017/07/post-3306.html)によると、《「総理のご意向」をひた隠しにすべく、参考人招致された前川喜平・前文部科学事務次官に対する個人攻撃を連発。しかも、それを前川氏に徹底して切り返されるという醜態を満天下にさらけ出した》。

 『A Few Good Men』のようにネイサン・R・ジェセップ大佐を証人台に座らせろ!(https://ja.wikipedia.org/wiki/…)…残念ながら参考人招致の席には主犯「A」が居なかった。ご婦人やオトモダチ、取り巻き連中共々、至急、証人喚問をすべきです。大見得・啖呵《議員辞職》を実行されてから、国会の証人喚問の席につかれては如何か。

 最後に、東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2017071102000130.html)によると、《▼そのせいでその昔の奥州での芝居巡業といえば、義経とはまったく関係のない狂言にまで、義経を出さなければ、客はおさまらなかったそうだ▼永六輔さんの『芸人その世界』に教わった。…肝心の首相が出席しなかった。これでは義経の登場しない「義経千本桜」か「勧進帳」か▼はっきりさせたいのは戦略特区での獣医学部新設について首相の指示があったか否かである。首相抜きでの審議では限界があり、真相に迫ることは難しかろう。第一、主役抜きの不条理劇では国民がおさまるまいまさかこの日限りの興行ではあるまいな。話の筋も理も見えぬままの幕では、ただでさえ、支持率急降下の立役者とその一座、今後は酷(ひど)い不入りに泣こうて》

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http://lite-ra.com/2017/07/post-3305.html

閉会中審査でネトウヨ自民党議員たちが前川前次官に卑劣な質問浴びせるも次々返り討ちに! 逆に詭弁と嘘を暴かれる醜態
2017.07.10

   「はじめから加計学園に決まるようにプロセスが進んだように見える。
    非常に不合理な意思決定だった」
   「背景に首相官邸の動きがあったと思う。和泉洋人首相補佐官が
    さまざまな動きをしていた」

 本日行われた閉会中審査に参考人として出席し、あらためて、官邸主導で国家戦略特区の獣医学部新設が「加計学園ありき」で進められたのかを告発した前川喜平前文部科学事務次官。前川氏は和泉洋人首相補佐官より「総理は自分の口からは言えないから私が代わりに言う」として、獣医学部新設の迅速な対応を求められてきた事実を証言し、「(規制の)穴の開け方に不透明さがある」と言及した。
 紙資料など一切持たず、まっすぐ前を向いて淡々と、しかし理路整然と答弁席に立った前川氏。その一方、またも露わとなったのが、安倍政権の醜い答弁や個人攻撃の数々だ。
 そもそも、肝心要の安倍首相は災害対応のために外遊日程を切り上げ帰国を決定したものの、なんと閉会中審査が終わった明日11日に帰国するという姑息な手段に出たが、それだけではなく与党は、きょうの閉会中審査における和泉首相補佐官と木曽功前内閣官房参与の参考人招致を拒否。また、加計孝太郎理事長と安倍首相が仲良くグラスを傾ける様子を昭恵夫人がFacebookに投稿した例の「男たちの悪巧み」写真や、野党が入手した資料などの配付資料に与党の委員会理事が出すなと拒否し、審議の開始時間がずれ込む事態に。
 さらに、いざ審議がはじまっても、山本幸三地方創生相は数分間にわたって官僚がつくったであろう手元の紙を読み上げ、野党の質問時間を削ったかと思えば、「なぜ獣医学部の需給が明らかではないのに押し切ったのか」という質問に、「需給の数とか量をはっきり示すのは無理」などと言い出す始末。つまり、内閣府のトップが「石破4条件なんか関係あるか」と投げ出してしまったのだ。
 これだけでも唖然とさせられたが、もっと酷かったのは、質問を行った自民党議員たちだ。
 まず、衆院で質問に立った平井卓也議員は、「文書を流出させたのは前川さんか?」と尋ね、前川氏は回答を差し控えた。すると平井議員は「自分ではないと答えられないのか」などと責め立てた。
 平井議員といえば、ネトウヨの巣窟とされるネットサポーターズクラブ、通称「ネトサポ」の代表で、2013年に行われたニコニコ生放送の党首討論会では福島瑞穂議員の発言中に「黙れ、ばばあ!」と書き込んだことが発覚したこともある人物。そんなネトウヨ脳では前川氏が守ろうとする公益通報者の保護の意味などわかるはずもないのだろうが、そのあとも平井議員は前川氏を個人攻撃。
 たとえば、獣医学部の定員抑制の告示が53年間も変えられなかった点を、前川氏は「告示を見直すことは政策論としては妥当だが、18歳人口、ペットや産業動物が減少するなかでは議論が必要」とごく当たり前の見解を示し、加計学園ありきの決定プロセスの不透明さを問題だとしたが、平井議員はその弁を「話のすり替えだ」と攻撃。さらには、定員抑制は「天下りと関係しているのでは?」と質問したのだ。
 一体、どっちが話をすり替えているんだかと言いたくなるが、極めつきは、平井議員が言い放った、こんな言葉だ。

   「前川さんはつねに立派な答弁されていますが、どう考えても自分が
    都合が悪くなるとノーコメントの部分もありますし、よっぽど自分を
    大切にされるんだなというふうにも思います」

 どの答弁や質問を聞いても「自分を大切にしている」のは安倍政権側にしか思えないが、同じようにゲスさ全開で質問を行ったのは、自民党の青山繁晴議員だ。
 青山議員についてはツッコミどころが満載すぎるため、追って別稿をお届けする予定だが、やはり青山議員も「既存の学校を守ろうとする姿勢と天下り問題は密接に繋がっている。日本の闇だ」などと言い出した。だが、この質問に対して前川氏は、「今治市における獣医学部新設と天下り問題を結びつけて議論するのはおかしい」とし、こうつづけた。

   「仮に結びつけるのであればですね、具体的な事例は木曽理事の
    問題です。木曽理事はたしかに私の先輩で、内閣官房参与の
    身分をもったまま加計学園の理事になっておられまして、
    そのふたつの肩書きをもった状態で私のもとにおいでになり、
    加計学園の獣医学部新設に向けて働きかけをされたと。
    こういうOBによる現役に対する働きかけこそ、いわゆる天下り問題の、
    弊害のひとつの端的な例だと思っておりますが、私は木曽理事の
    働きかけをもって何らかの政策判断に影響させるというようなことは
    いたしませんでした」

 天下り問題をもって前川氏があたかも既得権にしがみついていた卑しい人間だと印象づけようとしたら、官邸側の卑しい実態を指摘されてしまう。──完全に青山議員は前川氏に言い負かされてしまった格好で、これぞ「論破」というものだろう。
 しかし、下卑た質問をしながら返り討ちにあったのは、青山議員だけではない。共謀罪審議では「委員長、もういいでしょう!」などと叫んで動議を促し、採決に導いた“自民党の別働隊員”たる丸山穂高・日本維新の会議員は、前川氏に出会い系バー通いについて質問。「会見で国家権力とメディアの関係性に不安を覚えると言っていたが、女性の貧困の実地調査という言い訳について、地域を回っていると『あの言い訳ないんとちゃいますか?』と言われる」などと口にした。だが、前川氏は、「実地調査というのは適切ではなかったかもしれない」としつつ、「個人的な行動がどうして全国紙で報道されるのか」「私は官邸と読売新聞の記事は連動していると主観的には感じた。そういったことが私以外にも行われて、横行しているとしたら看過できない問題」と答弁。丸山議員が蒸し返そうとした出会い系バー問題だったが、前川氏はその問題の本質にある現在の権力の恐ろしさをあらためて突きつけたのだった。
 前川氏のロジカルかつ一貫性のある答弁とは対照的に、卑しさが滲み出てしまった安倍官邸および応援団による発言。いや、それどころか、“味方”として参考人招致したはずの加戸守行・前愛媛県知事から、とんでもない発言まで飛び出してしまったのだ。
 既報の通り加戸前知事は、安倍首相肝いりの諮問機関・教育再生実行会議のメンバーであり、国家戦略特区会議の今治市分科会にも参加。安倍首相の息がかかった人物であり、加計学園の獣医学部新設に骨を折ってきた人物であるわけだが、きょうの答弁では自身のことを「(加計学園獣医学部新設の)応援団」「私は加計ありきではありません」と言い、こう熱弁を振るった。

   「加計学園がたまたま、愛媛県会議員の今治選出の議員と加計学園の
    事務局長がお友だちであったから、この話が繋がれてきて飛びつきました。
    これはダメなんでしょうか? お友だちであればすべてダメなのか」

 加戸氏は美談調で語ったが、これはたんなる縁故主義で、こういった縁故を優先させる感覚を当然と考えることが、「“腹心の友”に便宜を図ったのでは」「安倍晋三記念小学校に特別な計らいをしたのでは」という一連の疑惑の根底にはある。これでは味方が内幕の意識を暴露したようなものではないか。
 このように、安倍政権サイドの醜態がまたも表れた閉会中審査だったわけだが、当然ながらこれで幕引きにはできない。
 現に、きょうは加計孝太郎理事長が自民党岡山県自治振興支部の代表を務め、加計学園が運営する英数学館岡山校を所在地としていた問題について、家賃を払っていなければ寄付となるため政治資金規正法の記載義務違反が疑われることを指摘。加計理事長の国会招致の声があがった。前川氏がこの問題の官邸側の中心人物とみる和泉首相補佐官の招致も当然だろう。
 そして、誰よりも審議に参加しなければならないのは安倍首相。安倍首相は国会が閉会して以降も「獣医学部を全国展開する」などとちゃぶ台をひっくり返すような問題発言を行ったかと思えば、外遊を理由に審議の場から逃亡してしまったが、国家戦略特区の最高責任者であり疑惑の当事者は安倍首相なのである。
 前川氏は、参考人ではなく偽証罪に問われる証人喚問でも出席すると言っている。安倍首相も、国会でお友だちである加計理事長と一緒に徹底した追及を受けなければ、まったくフェアではないだろう。

(編集部)
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●「外交音痴、政治音痴、もう政治家とは呼べない領域」な失言王・萩生田光一氏…成果無しなアベ様外交

2016年12月01日 00時00分20秒 | Weblog


日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/政治家とは呼べない失言王】(http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1742888.html)。

 《この内閣は失言王が多数いるが、今一番の失言王は官房副長官・萩生田光一だろう…「首相はおぼっちゃま育ちの割には不良と付き合うのが上手だ。荒っぽい政治家と堂々と話すことができる」…安倍晋三の地球儀を俯瞰する外交…成果はないといっていい。総裁特別補佐、官房副長官と失言王をずっと脇に置いて成功すると思う方がおかしい》。

 アベ様のロクでもない取り巻きの一人。ロクでもなくはない、アベ様の取り巻きって誰かいるのか?

 「外交音痴、政治音痴、もう政治家とは呼べない領域」な失言王・萩生田光一氏…アベ様の「地球儀俯瞰外交」という名のカネばら撒き外交について、コラムは《成果はないといっていい》と言い切っている。《総裁特別補佐、官房副長官と失言王をずっと脇に置いて成功すると思う方がおかしい》、御尤も。アベ様の「政」、酷いものである。

   『●ブレーキは無く、二つの「アクセル」な自公政権
    《議会制民主主義を否定
     安倍首相の周りにいるのは、国家を危うくする連中ばかりのようだ。…。
     安倍首相の盟友とされる衛藤晟一首相補佐官は、首相の靖国参拝に
     「失望」を表明した米国に対し、「むしろ我々の方が失望した」
     と言い放った。安倍首相の側近で自民党総裁特別補佐の
     萩生田光一衆院議員も、「共和党政権の時代にこんな揚げ足を
     取ったことはない」と米政府を批判している。さらに、首相の
     経済ブレーンとされる本田悦朗内閣官房参与まで、
     米紙のインタビューで靖国参拝を擁護。アベノミクスの狙いについて、
     「賃金上昇と生活向上のほかに、より強力な軍隊を持って中国に
     対峙(たいじ)できるようにするためだ、と語った」と報じられた》

   『●アベ様は「報道がそれで抑圧される、
     そんな例があったら私は辞める」と明言・・・ETV番組改編問題は?
    《文書は「選挙時期における報道の公平中立ならびに公正の
     確保についてのお願い」というタイトルで、20日付で在京の
     テレビキー局に送付された。差出人は筆頭副幹事長の
     萩生田光一と報道局長の福井照の連名。
     その中身がむちゃくちゃなのだ》

   『●「政権にとって「白紙委任状」ほど好都合なものはありません」:  
                       2014年12月衆院選に是非行こう!
    《その2日後、自民党はNHKや在京テレビ局に要望書を出しました
     萩生田光一・自民党筆頭副幹事長、福井照・報道局長の
     両衆院議員の連名で、出演者の発言回数や時間▽ゲスト出演者の選定
     ▽テーマ選び▽街頭インタビューや資料映像の使い方――の4項目
     ついて「公平中立、公正」を要望する内容になっています》

   『●脳内回路は大丈夫?? 自民党若手の脳内では、
          「憲法学者達<<百田尚樹氏」という訳だ!?
    《沖縄県の地元紙が政府に批判的だとの意見が出たのに対し、
     百田氏は「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない
     あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島が中国に
     取られれば目を覚ますはずだ」と主張した。
       懇話会は木原稔青年局長が代表で、首相側近の
     加藤勝信官房副長官や萩生田光一・党総裁特別補佐も参加した》

   『●むき出しの「言論弾圧政党」: 東京新聞社説
      「沖縄の二紙のみならず、報道機関全体で抗議すべきこと」
    《とんでもない会合があったものだが、れは幼稚な若手議員の
     暴走ではないこの会は安倍応援団の会合で、官房副長官や
     安倍側近の萩生田光一筆頭副幹事長(東京24区・当選4回)が
     出席していた。実質的に会を仕切ったのは萩生田氏とされている》

   『●大水害被害者は癒えず……そんな時に 
     極右ネットテレビに出演して御自身が「癒される」アベ様の神経とは?
    《それはコンテンツを見れば一目瞭然。シリーズで行っている企画は
     「この憲法でいいのか!?」「中国に立ち向かう覚悟」
     「事実と歴史を歪めた朝日新聞」「原発と日本再生」
     番組ゲストも百田尚樹に竹田恒泰、金美齢、青山繁晴など
     ネトウヨ支持率の高い論客揃いで、政治家も「ヒゲ」こと佐藤正久
     高市早苗稲田朋美萩生田光一など安倍チルドレンが多数出演。
     ちなみに、安倍首相の生出演が終わったあとに始まったのは、
     「WiLL」(ワック)編集長・花田紀凱による
     「WiLL場外論戦 花田編集長の右向け右!」。
     …どうしてこんな極右しか見ないであろう番組に出ることが
     国民に広く説明する」ことになるのか

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http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1742888.html

政界地獄耳
2016年11月25日9時7分
政治家とは呼べない失言王

 ★この内閣は失言王が多数いるが、今一番の失言王は官房副長官・萩生田光一だろう。14年1月には自民党総裁特別補佐として党本部で講演し、米政府が靖国参拝で失望したことについて「共和党政権の時代にこんな揚げ足を取ったことはない。オバマ大統領だから言っている」と外交音痴ぶりを発揮していた。その程度の認識の政治家だと思っていると案の定、23日にはトランプ次期米大統領のTPP離脱明言を受け、トランプが意欲を示す2国間の自由貿易協定(FTA)の締結は否定するも「時間をかけても米国をプレーヤーとして巻き込むことは極めて重要」と再交渉の可能性に言及した。

 ★また、トランプやロシアのプーチン大統領、フィリピンのドゥテルテ、トルコのエルドアン両大統領らを念頭に「首相はおぼっちゃま育ちの割には不良と付き合うのが上手だ。荒っぽい政治家と堂々と話すことができる」と発言している。外交音痴だけでなく、そこに政治音痴も加わった。24日の参院TPP特別委員会で萩生田は野党の国会対応を「(野党による)田舎のプロレス」「茶番」と発言。当初は「野党の皆さんがそのレベルだという風に私が思っている事実はない」と釈明するも自らの発言を撤回し謝罪した。もう政治家とは呼べない領域だ。社民党党首・吉田忠智が指摘するように「官房副長官の職責に値しない萩生田の更迭を求めたい」が政治の常識だろう。

 ★ただ、首相・安倍晋三の地球儀を俯瞰(ふかん)する外交は世界中に税金をばらまいたものの、米オバマとの不仲トランプ会談の失敗TPPの失敗日ロ関係日中韓の改善は見込めずベトナムに売り込んだ原発は白紙に成果はないといっていい。総裁特別補佐、官房副長官と失言王をずっと脇に置いて成功すると思う方がおかしい。(K)※敬称略
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●「あとの祭り」: 「自民党きっての極右議員」「極右思想」大臣…こんな防衛相が誕生しちゃいました

2016年08月11日 00時00分12秒 | Weblog


LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)の編集部による記事【防衛相に抜擢された稲田朋美の軍国主義丸出し発言集!「祖国のために命を捧げろ」「後に続くと靖国に誓え」】(http://lite-ra.com/2016/08/post-2466.html)。

 《小池百合子の都知事就任につづいて、悪夢のような人事が決定…自民党きっての極右議員。しかも、“命を捨てて国を守れと繰り返し口にしてきた人物だ》

   『●争点は「壊憲」: 「ト」な自民党改憲草案は
       「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」
    《先週、連続的に行われた党首討論では、安倍首相による総裁選の
     “憲法改正争点隠しの言い訳が醜いことになっていたが、今度は
     安倍首相の“腹心”である稲田朋美政調会長がテレビで大ウソをついた》

 「(違憲な壊憲への)未来チャレンジ内閣・「壊憲内閣」・「戦前回帰内閣」の目玉・稲田朋美防衛相。崩れっぱなしのニッポン。「自民党きっての極右議員」・「歴史修正主義者」・極右思想」大臣が誕生しました。しかも、ヘイトクライム団体ネオナチ団体とも関係し、アベ様に擦り寄る司法からさえも、《政治方針がヘイト勢力に支持…ヘイト極右勢力との親和性が非常に高い》ことが認定される始末。プレアベ様政権では、考えられない事態です。この国の政治は壊れっぱなし。あ~最悪な「あとの祭り」。
 「アベ様や麻生太郎氏がニッポンの総理というのも相当なものですが、稲田氏は、アベ様一押しの「次期総理」「未来の総理」だそうです。あ~、カンベンシテクダサイオネガイデスカラ…」。
 まずは、辺野古や高江で起きそうなことを想像すると、恐ろしい…。

   『●『ふたたび、時事ネタ』読了
    「「米下院も敵に回した意見広告の墓穴の掘り方」(pp.55-58)。
     「火に油を注いだ」意見広告。「・・・事実のねじ曲げ方以上に
     「墓穴の掘り方」「火事の広げ方」を学ばせて頂く格好の
     教材といえる」。ここら辺の発想や表現の仕方だたまらない。
     広告主には、愛知和夫・稲田朋美・河村たかし・西村眞悟・
     平沼赳夫氏らが」

   『●無節操の図: 橋下元大阪〝ト〟知事も十分に〝ト〟、
               そして自民党も同じ穴のムジナ

    《「安倍内閣には極右的な思想の閣僚が多い。昨年11月に米国の
     新聞に掲載された慰安婦問題を否定する意見広告には、
     安倍首相はじめ、稲田行革相、下村文科相、新藤総務相、
     古屋国家公安委員長の4閣僚が名を連ねています
     この意見広告は『彼女たちは当時世界中のどこにでもある
     公娼制度の下で働いていた』などと主張するもの。
     この大臣たちの歴史認識について、国会で追及することも
     考えています」(民主党関係者)》

   『●原発推進: 国民が見えているとは思えない政権
    《また、行政改革相に就いた稲田朋美氏は「南京大虐殺」を否定し、
     東京裁判を「不法無効な裁判」と批判してきた。河野談話や
     村山談話の見直しは「戦後レジームからの脱却」を
     唱える安倍氏の持論だ》

   『●「恥」の三重塗り: 高市早苗氏・稲田朋美氏の
      「ネオナチ」写真問題・「在特会」機関紙執筆問題

    《自民党の高市総務大臣と自民党の稲田政調会長が
     寄稿していた雑誌『激論』(オークラ出版)が、在特会
     事実上の機関紙だったことが判明・・・・・・二人は
     「在特会だったとは知らなかった」と主張しています。
     それは嘘であることが判ります》
    《ネオナチ写真きっかけとなった高市・稲田議員ら寄稿の『撃論』
     在特会御用達雑誌だったことが判明

   『●日本社会は歪んでる: ネオナチやヘイトスピーチ集団に
                「信奉」される議員が取り巻くアベ様
    《日本警察トップの国家公安委員長が犯罪常習者と一緒の写真が
     公開されていたとは脇が甘すぎる
       政治家は行く先々で記念撮影を依頼される。いちいち一緒に
     納まる相手の身分を確認していられない事情は分かるが、
     なぜ山谷氏は在特会に好まれ、引きつけたのか
     ナチス信奉者とツーショット写真を撮った高市大臣、
     稲田政調会長も同様に、その要因こそを問題視すべきで、
     皆「知らなかった」では済まされない
       山谷氏と在特会の思想はある問題を巡って一致している》

   『●自公議員や、『産経』や『読売』、『文春』、『新潮』は 
          『朝日』叩きに熱狂する資格があるのか?
    「そして、政治家はどうでしょうか? 《メディア(新聞や週刊誌、
     テレビ報道など)やネットで朝日新聞への批判、非難が
     渦巻いており、自民党の石破茂元幹事長は、朝日新聞
     慰安婦検証報道について国会での検証を示唆し、
     評論家の桜井よしこ氏は「潰すべき本丸は河野談話」と述べ、
     稲田朋美自民党政調会長も河野談話の見直しに言及しました。
     政治権力による慰安婦問題の否認と報道への介入
     強まろうとしています》・・・・・・。マスコミまで便乗した、
     全く恐ろしい、そして狂った国・社会です」

   『●『朝日』の「誤報」よりも、誰が国際社会の印象を落としているでしょうか?
    《タイミングがいいのか悪いのか、25日、山谷えり子大臣が東京の
     外国人記者クラブで記者会見を行う。外国人記者は、山谷大臣と
     在特会との関係を徹底的に問いただすつもりです。安倍首相の
     国連でのスピーチは、その後に行われる。山谷大臣の会見次第では、
     安倍首相は袋叩きに遭う。それでなくても、高市早苗総務相と
     稲田朋美政調会長がネオナチ団体と仲良くシツーョット写真
     撮るなど、欧米諸国は安倍政権を危険な極右政権と見ている
     とても“常任理事国”入りなんて状況じゃないですよ》

   『●高市早苗氏が書籍『ヒトラー選挙戦略』へ推薦文: 
                      20年前に既にその萌芽が
   『●「洗い出」すべき自民党議員は小渕氏のみ?  
       「闇社会」「ネオナチ」・・・についても「洗い出」しを!
   『●大水害被害者は癒えず……そんな時に 
     極右ネットテレビに出演して御自身が「癒される」アベ様の神経とは?
    《それはコンテンツを見れば一目瞭然。シリーズで行っている企画は
     「この憲法でいいのか!?」「中国に立ち向かう覚悟」
     「事実と歴史を歪めた朝日新聞」「原発と日本再生」
     番組ゲストも百田尚樹に竹田恒泰、金美齢、青山繁晴など
     ネトウヨ支持率の高い論客揃いで、政治家も「ヒゲ」こと佐藤正久
     高市早苗稲田朋美萩生田光一など安倍チルドレンが多数出演。
     ちなみに、安倍首相の生出演が終わったあとに始まったのは、
     「WiLL」(ワック)編集長・花田紀凱による
     「WiLL場外論戦 花田編集長の右向け右!」。
     …どうしてこんな極右しか見ないであろう番組に出ることが、
     国民に広く説明する」ことになるのか

   『●「フザケたネーミング……「1億総活躍社会」」: 
        市民が「活躍」させられるのは「戦場」「人殺し」
    《しかし、稲田政調会長は東京裁判について
     「判決理由に書かれた歴史認識はずさんだ」と見直しを
     主張しているウルトラ右翼だ。そんな人物が「1億総活躍」担当
     だとすると、とりわけ年配の人たちはイヤ~な言葉を思い出して
     しまうのではないか。「1億総玉砕」である。先の大戦で、
     敗戦濃厚の旧日本軍が国民に“道連れ”を呼びかけたスローガンだ》

   『●アベ様に白紙委任を勘違いさせてはいけない: 
      「A君が毎日、一人で掃除当番をする」という案が過半数に…
    「■心ある大阪の皆さん、お気の毒。哀しい二択、大阪「ト」知事派か
       自民「ト」派か。「罰ゲーム」との声あり。稲田朋美氏降臨…
       ヘイトクライム 団体シンパがねぇ~
       (http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/57741322ad2096ed1361fbd0e884b59b)…」

   『●アベ様から「慰労」してもらえる間柄の
    元大阪「ト」知事・弁護士橋下徹氏がアベ様との「連携」を確認

    《選挙目当ての愚策への合意を与党内で押し切ったのは、
     2人の子を持つ母でもある稲田朋美政調会長》
     (【子育て給付金廃止を押し切り 稲田政調会長は官邸のパシリ
     (http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/172070))》

   『●日弁連、お前もか…!?、と思ったら…デマだそうです!
    《稲田朋美政調会長は党内きっての
     「右翼議員」(C)日刊ゲンダイ)》
    《稲田氏といえば、党内きっての「右翼議員」と目される人物。
     憲法違反である安保法の旗振り役も担った


   『●稲田朋美氏敗訴: 大阪地裁認定
     《政治方針がヘイト勢力に支持…ヘイト極右勢力との親和性が非常に高い》
    「アベ様や麻生太郎氏がニッポンの総理というのも相当なものですが、
     稲田氏は、アベ様一押しの「次期総理」「未来の総理」だそうです。
     あ~、カンベンシテクダサイ、オネガイデスカラ…」

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http://lite-ra.com/2016/08/post-2466.html

防衛相に抜擢された稲田朋美の軍国主義丸出し発言集!「祖国のために命を捧げろ」「後に続くと靖国に誓え」
安倍内閣 編集部 2016.08.02

     (稲田朋美公式サイトより)

 小池百合子の都知事就任につづいて、悪夢のような人事が決定した。明日3日に行われる内閣改造で、稲田朋美・現自民党政調会長の防衛相起用が確実となった件だ。

 稲田氏といえば、本サイトでも繰り返しお伝えしているように、自民党きっての極右議員。しかも、“命を捨てて国を守れと繰り返し口にしてきた人物だ。

   「国民の一人ひとり、みなさん方一人ひとりが、自分の国は自分で守る。
    そして自分の国を守るためには、血を流す覚悟をしなければ
    ならないのです!」(講演会での発言)
   「靖国神社というのは不戦の誓いをするところではなくて、
    『祖国に何かあれば後に続きます』と誓うところでないと
    いけないんです」(「WiLL」2006年9月号/ワック)
   「祖国のために命を捧げても、尊敬も感謝もされない国に
    モラルもないし、安全保障もあるわけがない。そんな国を
    これから誰が命を懸けて守るんですか」
    (「致知」2012年7月号/致知出版社)

 また、稲田氏は06年9月4日付の産経新聞で、『国家の品格』(新潮新書)で知られる藤原正彦氏の「真のエリートが1万人いれば日本は救われる」という主張に同意を示しながら、こんなことを訴えている。

   〈真のエリートの条件は2つあって、ひとつは芸術や文学など
    幅広い教養を身に付けて大局観で物事を判断することができる。
    もうひとつは、いざというときに祖国のために命をささげる覚悟が
    あることと言っている。そういう真のエリートを育てる教育を
    しなければならない〉

 靖国に行って人殺しの戦争に参加することを誓うべきと語り、さらに国のために命を捧げるのが「真のエリート」だと言い切る──。こんな考えの持ち主が防衛相として自衛隊を統督すれば、隊員に徒死させることも厭わないだろう。

 まさに、いちばん防衛省のトップにさせてはいけない危険人物がその座に就くことになったわけだが、稲田氏が恐ろしいのは“徴兵にも前のめりである点だ。

 たとえば、稲田氏は「正論」(産経新聞社)2011年3月号で元空将の佐藤守氏と対談しているのだが、そのなかで佐藤氏が「日本独自の核保有を、単なる議論や精神論ではなく国家戦略として検討すべき」と主張。すると稲田氏は徴兵制にも高い関心を示し、佐藤氏が現状では必要ないと言っているにもかかわらず、こう重ねたのだ。

   「教育体験のような形で、若者全員に一度は自衛隊に
    触れてもらう制度はどうですか」

   「「草食系」といわれる今の男子たちも背筋がビシッ
    とするかもしれませんね」

 教育体験として自衛隊に入隊させる制度などというのは、徴兵のための第一歩というべきもの。しかも、昨年も「女性自身」(光文社)15年11月10日号のインタビューでこう述べている。

   「でも、たとえば自衛隊に一時期、体験入学するとか、農業とか、
    そういう体験をすることはすごく重要だと思います」
   「(自衛隊体験入学は)まあ、男子も女子もですね」

 現在、防衛省は安保法制の影響で自衛隊への応募数が減少していることから、入隊を前提にした奨学金制度を検討するなど「経済的徴兵制」に本格的に乗り出そうとしている。そんななか、一貫して「自衛隊体験入学制度」を主張してきた稲田氏がトップに立てば、さらに“隠れ徴兵制の流れが強化・加速することは間違いない。

 しかも、憲法改正については、稲田氏は安倍首相以上に危険な発言を繰り返してきた。たとえば、現行憲法を〈どこの世界に自国を自分で守らないと宣言する国があるでしょうか〉と批判し、〈前文で書かれるべきは、日本という国が神話の時代から連綿と連なる歴史を保持し、四海に囲まれた自然豊かな風土を持つ日本が、どのような国を目指すべきなのかという理想が語られるべきです〉(渡部昇一監修『中国が攻めてくる!日本は憲法で滅ぶ』総和社)と述べている。これは、改憲をめざす極右団体日本会議」が、〈前文には、建国以来2千年の歴史をもつ、我が国の美しい伝統・文化を謳いあげましょう〉(憲法啓発チラシより)と訴えていることと一致する主張だ。

 実際、稲田氏は、日本会議関連の講演会にも登壇。さらには、両親とも宗教団体「生長の家」の創始者・谷口雅春氏の思想の影響を受けていると講演で語っている。本サイトでも既報の通り、日本会議は元・生長の家信者が中心を担っており、そういう意味でも稲田氏の考えは、日本会議の思想と極めて親和性が高いといえる。

 現に、先月発売された『日本会議の正体』(平凡社新書)では、著者であるジャーナリスト・青木理氏のインタビューに稲田氏が応じ、「私は生長の家の信者ではありません」と話す一方で、「谷口雅春さんが書いた『生命の実相』の〈生活編〉にある〈背水の陣を布け〉という文章にすごく感動して、司法試験を受ける時などにコピーして持っていったほどだったんです」と語っている。

 さらに、稲田氏は「結果的に安倍総理の思想信条と、日本会議が進めようと訴えられている政策と、一致しているところが多いとは思います」と明言。青木氏が稲田氏のことを「日本会議が相当期待している存在ですね」と尋ねると、このように述べている。

   「期待されているかは分かりませんが、そういう意味では
    (政策などの)方向性は一緒だと(日本会議側には)
    思われているでしょう」

 青木氏はこうした稲田氏の発言を〈党の政策を立案する政調会長という立場上、必死でオブラートに包んだ物言いに終始したのも間違いない〉と記している。しかし、そのように“本音”を隠しても、稲田氏は日本会議的な草の根運動に近いかたちで極右思想を培ってきた“本気”の人物であることはたしかだ。

 前述したように谷口雅春氏に影響を受けていたという稲田氏の実父は、現在、日本最大級の極右活動団体「頑張れ日本!全国行動委員会」の京都府支部相談役を務めているが、稲田氏は過去に自身の“目覚め”について、こう語っている。

   「(子育て中に)東京裁判に関する文献を読んだり、主人の取っていた
    『産経新聞』や雑誌『正論』に目を通していくうち、
    東京裁判が裁判と呼ぶに値しないことがはっきりしてきて、
    愕然としたんですね」

 そして稲田氏は、「正論」の読者欄に投稿したり、「新しい歴史教科書をつくる会」の創設者・藤岡信勝氏が主宰する歴史修正主義団体「自由主義史観研究会」に入会するように。それがきっかけで「百人斬り裁判」に参加することとなった稲田氏は、自民党の若手議員の会で講師を務めたところ、安倍晋三本人から「次の選挙があったら出てもらったらどうだろうか」と声がかかった。ちなみにこのとき稲田氏は、出馬するべきかどうかを、日本会議の現副会長である小堀桂一郎氏に相談したという。

 本人も「私は産経新聞がなかったらたぶん政治家になっていなかった」と断言しているように、「ネットde真実」ならぬ「産経メディアde真実」というネット右翼と変わらない出発点から、あれよあれよと将来の首相候補まで登り詰めた稲田氏。だが、ネット右翼と同様、稲田氏は、産経メディアで学んだ歴史修正主義や日本会議的な復古主義を身につけると同時に排外主義を振りかざすヘイト団体とも距離を縮めてきた

 事実、今年3月11日にヘイト市民団体在特会」(在日特権を許さない市民の会)と稲田氏の“蜜月”を報じた「サンデー毎日」(毎日新聞出版)を名誉毀損で訴えた裁判で、稲田氏側が全面敗訴司法にヘイト勢力との親密ぶりを「真実」と認定されたばかりだ。

 この敗訴の問題ひとつ取っても大臣としての資質自体に疑問があるが、しかし、こうした極右思想と実行力の持ち主だからこそ、安倍首相は稲田氏を政治家に引っ張り上げ、自分のあとを担う首相候補として目をかけ、可愛がりつづけているのだ。つまり、稲田氏の防衛相起用は今後、集団的自衛権行使に踏み切って中国や北朝鮮と軍事的に対峙し、中東で戦闘行為に参加したいという安倍首相の狙いがあるのだろう。

 だが、繰り返すが、「祖国のために命を捧げろ」などと公言する稲田氏が防衛相に就くことは、まさに戦前回帰以外の何物でもない極右の防衛大臣という恐怖の人事を生み出してしまった安倍政権は、一体どこまで暴走しつづけていくのだろうか

(編集部)
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●稲田朋美氏敗訴: 大阪地裁認定《政治方針がヘイト勢力に支持…ヘイト極右勢力との親和性が非常に高い》

2016年03月20日 00時00分03秒 | Weblog


LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)の記事【稲田朋美政調会長とヘイト団体・在特会の“親密な関係”を裁判所が事実認定! スラップ訴訟による報道圧力を許すな】(http://lite-ra.com/2016/03/post-2065.html)。

 《「サンデー毎日」(毎日新聞社)が2014年10月5日号に掲載した「安倍とシンパ議員が紡ぐ極右在特会との蜜月」という記事…しかし、先週3月11日、大阪地裁で下された判決は原告・稲田氏側の全面敗訴》。

 あの稲田朋美氏敗訴…取りあえず、現時点で、大阪地裁が、稲田氏について《政治方針がヘイト勢力に支持ヘイト極右勢力との親和性が非常に高い》ことを認定しました。しかも、《スラップ訴訟としか言いようがない。完全なる報道圧力だ》。弁護士でありながら、しかも、国会議員がSLAPPSLAPP)(もどき?)とは呆れます。地裁ではまっとうな判決が出ました。上位審でも、逆転判決となったりしないようにしてもらいたいもの。
 いつも思うんですが……、もちろんすごく真っ当な政治家(小池晃さん、福島瑞穂福島みずほ)さん、森ゆう子森裕子)さんら)が多いのですが……、「橋下元大阪〝ト〟知事といい、西村真悟衆院議員といい、稲田朋美行革相といい、(元?)弁護士というのはいったいどういうこと? どんな人権感覚」(『●無節操の図: 橋下元大阪〝ト〟知事も十分に〝ト〟、そして自民党も同じ穴のムジナ』)と、「ト」な方も少なくない。先日のオバマ大統領に対する意味不明発言の丸山和也議員も含めて。

 いずれにしろ、アベ様の取り巻き議員はスゴイですね。

   『●年1ミリシーベルト=「『反放射能派』…が騒いだ中で、
             何の科学的根拠もなく時の環境大臣が決めた」
    「「歯舞」沖縄北方担当相「アンチ『反放射能派』」環境大臣
     「電波な」総務相「甘い利を得た」経済再生相
     パンツ&ストーカー復興相……アベ様の取り巻きはスゴイね。
     25%の自公支持者が支持し、50%の「眠り猫」の皆様方が
     投票にも行かなかった結果がこのザマです」



 アベ様や麻生太郎氏がニッポンの総理というのも相当なものですが、稲田氏は、アベ様一押しの「次期総理」「未来の総理」だそうです。あ~、カンベンシテクダサイ、オネガイデスカラ…。

   『●『ふたたび、時事ネタ』読了
    「「米下院も敵に回した意見広告の墓穴の掘り方」(pp.55-58)。
     「火に油を注いだ」意見広告。「・・・事実のねじ曲げ方以上に
     「墓穴の掘り方」「火事の広げ方」を学ばせて頂く格好の
     教材といえる」。ここら辺の発想や表現の仕方だたまらない。
     広告主には、愛知和夫・稲田朋美・河村たかし・西村眞悟・
     平沼赳夫氏らが」

   『●無節操の図: 橋下元大阪〝ト〟知事も十分に〝ト〟、
               そして自民党も同じ穴のムジナ

    《「安倍内閣には極右的な思想の閣僚が多い。昨年11月に米国の
     新聞に掲載された慰安婦問題を否定する意見広告には、
     安倍首相はじめ、稲田行革相、下村文科相、新藤総務相、
     古屋国家公安委員長の4閣僚が名を連ねています
     この意見広告は『彼女たちは当時世界中のどこにでもある
     公娼制度の下で働いていた』などと主張するもの。
     この大臣たちの歴史認識について、国会で追及することも
     考えています」(民主党関係者)》

   『●原発推進: 国民が見えているとは思えない政権
    《また、行政改革相に就いた稲田朋美氏は「南京大虐殺」を否定し、
     東京裁判を「不法無効な裁判」と批判してきた。河野談話や
     村山談話の見直しは「戦後レジームからの脱却」を
     唱える安倍氏の持論だ》

   『●「恥」の三重塗り: 高市早苗氏・稲田朋美氏の
      「ネオナチ」写真問題・「在特会」機関紙執筆問題

    《自民党の高市総務大臣と自民党の稲田政調会長が
     寄稿していた雑誌『激論』(オークラ出版)が、在特会
     事実上の機関紙だったことが判明・・・・・・二人は
     「在特会だったとは知らなかった」と主張しています。
     それは嘘であることが判ります》
    《ネオナチ写真きっかけとなった高市・稲田議員ら寄稿の『撃論』
     在特会御用達雑誌だったことが判明

   『●日本社会は歪んでる: ネオナチやヘイトスピーチ集団に
                「信奉」される議員が取り巻くアベ様
    《日本警察トップの国家公安委員長が犯罪常習者と一緒の写真が
     公開されていたとは脇が甘すぎる
       政治家は行く先々で記念撮影を依頼される。いちいち一緒に
     納まる相手の身分を確認していられない事情は分かるが、
     なぜ山谷氏は在特会に好まれ、引きつけたのか
     ナチス信奉者とツーショット写真を撮った高市大臣、
     稲田政調会長も同様に、その要因こそを問題視すべきで、
     皆「知らなかった」では済まされない
       山谷氏と在特会の思想はある問題を巡って一致している》

   『●自公議員や、『産経』や『読売』、『文春』、『新潮』は
          『朝日』叩きに熱狂する資格があるのか?
    「そして、政治家はどうでしょうか? 《メディア(新聞や週刊誌、
     テレビ報道など)やネットで朝日新聞への批判、非難が
     渦巻いており、自民党の石破茂元幹事長は、朝日新聞
     慰安婦検証報道について国会での検証を示唆し、
     評論家の桜井よしこ氏は「潰すべき本丸は河野談話」と述べ、
     稲田朋美自民党政調会長も河野談話の見直しに言及しました。
     政治権力による慰安婦問題の否認と報道への介入
     強まろうとしています》・・・・・・。マスコミまで便乗した、
     全く恐ろしい、そして狂った国・社会です」

   『●『朝日』の「誤報」よりも、誰が国際社会の印象を落としているでしょうか?
    《タイミングがいいのか悪いのか、25日、山谷えり子大臣が東京の
     外国人記者クラブで記者会見を行う。外国人記者は、山谷大臣と
     在特会との関係を徹底的に問いただすつもりです。安倍首相の
     国連でのスピーチは、その後に行われる。山谷大臣の会見次第では、
     安倍首相は袋叩きに遭う。それでなくても、高市早苗総務相と
     稲田朋美政調会長がネオナチ団体と仲良くシツーョット写真
     撮るなど、欧米諸国は安倍政権を危険な極右政権と見ている
     とても“常任理事国”入りなんて状況じゃないですよ》

   『●高市早苗氏が書籍『ヒトラー選挙戦略』へ推薦文:
                      20年前に既にその萌芽が
   『●「洗い出」すべき自民党議員は小渕氏のみ? 
       「闇社会」「ネオナチ」・・・についても「洗い出」しを!
   『●大水害被害者は癒えず……そんな時に
     極右ネットテレビに出演して御自身が「癒される」アベ様の神経とは?
    《それはコンテンツを見れば一目瞭然。シリーズで行っている企画は
     「この憲法でいいのか!?」「中国に立ち向かう覚悟」
     「事実と歴史を歪めた朝日新聞」「原発と日本再生」
     番組ゲストも百田尚樹に竹田恒泰、金美齢、青山繁晴など
     ネトウヨ支持率の高い論客揃いで、政治家も「ヒゲ」こと佐藤正久
     高市早苗稲田朋美萩生田光一など安倍チルドレンが多数出演。
     ちなみに、安倍首相の生出演が終わったあとに始まったのは、
     「WiLL」(ワック)編集長・花田紀凱による
     「WiLL場外論戦 花田編集長の右向け右!」。
     …どうしてこんな極右しか見ないであろう番組に出ることが、
     国民に広く説明する」ことになるのか

   『●「フザケたネーミング……「1億総活躍社会」」:
        市民が「活躍」させられるのは「戦場」「人殺し」
    《しかし、稲田政調会長は東京裁判について
     「判決理由に書かれた歴史認識はずさんだ」と見直しを
     主張しているウルトラ右翼だ。そんな人物が「1億総活躍」担当
     だとすると、とりわけ年配の人たちはイヤ~な言葉を思い出して
     しまうのではないか。「1億総玉砕」である。先の大戦で、
     敗戦濃厚の旧日本軍が国民に“道連れ”を呼びかけたスローガンだ》

   『●アベ様に白紙委任を勘違いさせてはいけない:
      「A君が毎日、一人で掃除当番をする」という案が過半数に…
    「■心ある大阪の皆さん、お気の毒。哀しい二択、大阪「ト」知事派か
       自民「ト」派か。「罰ゲーム」との声あり。稲田朋美氏降臨…
       ヘイトクライム 団体シンパがねぇ~
       (http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/57741322ad2096ed1361fbd0e884b59b)…」

   『●アベ様から「慰労」してもらえる間柄の
    元大阪「ト」知事・弁護士橋下徹氏がアベ様との「連携」を確認

    《選挙目当ての愚策への合意を与党内で押し切ったのは、
     2人の子を持つ母でもある稲田朋美政調会長》
     (【子育て給付金廃止を押し切り 稲田政調会長は官邸のパシ
     (http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/172070))》

   『●日弁連、お前もか…!?、と思ったら…デマだそうです!
    《稲田朋美政調会長は党内きっての
     「右翼議員」(C)日刊ゲンダイ)》
    《稲田氏といえば、党内きっての「右翼議員」と目される人物。
     憲法違反である安保法の旗振り役も担った

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http://lite-ra.com/2016/03/post-2065.html

稲田朋美政調会長とヘイト団体・在特会の“親密な関係”を裁判所が事実認定! スラップ訴訟による報道圧力を許すな
【この記事のキーワード】宮島みつや, 自民党  2016.03.14

     (稲田朋美公式サイトより)

 次期総理」とも言われる稲田朋美・自民党政調会長と、ヘイトスピーチ団体「在日特権を許さない市民の会」(在特会)との“蜜月関係”を、司法が事実だと認定した。

 発端は、「サンデー毎日」(毎日新聞社)が2014年10月5日号に掲載した「安倍とシンパ議員が紡ぐ極右在特会との蜜月」という記事。稲田氏を含む安倍政権の重要議員と在特会との関係を暴いたものだが、これに対し、稲田政調会長は毎日新聞社へ550万円の慰謝料と謝罪記事の掲載などを求める名誉毀損裁判を起こしていた。

 しかし、先週3月11日、大阪地裁で下された判決は原告・稲田氏側の全面敗訴。「記事は論評の域を逸脱しない」などとして稲田氏の請求を棄却したのだ。さらに、裁判長は「記事には真実性の証明がある。公益を図る目的で、公共の利害にもかかわり、違法ではない」と、稲田氏が名誉を傷つけられたと主張した記事の内容は真実であり、また公益性を担保したものだと認定した。

 極めて妥当な判決だ。そもそも「サンデー毎日」の記事は、稲田氏の資金管理団体「ともみ組」が、10年から12年にかけて、在特会で顧問に近い立場にある有力会員ら、幹部とともに活動している8人から計21万2000円の寄付を受けていたことを報じたもの。

 しかも、稲田氏が在特会らヘイト勢力と親密な関係を築いてきた証拠は、寄付の事実だけではない。たとえば稲田氏は、12年、元在特会事務局長の山本優美子氏が仕切る極右市民団体「なでしこアクション」が主催する集会で登壇。14年秋には、高市早苗総務相などとともに、ネオナチ団体代表とのツーショット写真の存在も発覚しており、これは英紙「ガーディアン」など海外メディアでも大々的に報じられた。

 稲田氏は「サンデー毎日」に「在特会との近い距離が際立つ」と書かれたことを不服としたのだが、稲田氏がネット右翼や差別主義者、そして歴史修正主義者たちを支持者としていることは周知の事実だ。“ネオナチツーショット写真”についても稲田氏は「相手の素性や思想は知らなかった」と釈明したが、こうした極右人脈が近づいてくる時点で、稲田氏の政治方針がヘイト勢力に支持されている事実を示している。実際、その思想は完全に戦前復古の極右傾向にあり、過去には、家父長制復活を願っているとしか思えない男性のDVを肯定するような発言までしている。

   「いまや「DV」といえばすべてが正当化される。DV=被害者=救済
     とインプットされて、それに少しでも疑いを挟むようなものは、
     無慈悲で人権感覚に乏しい人といわんばかりである。
     まさに、そこのけそこのけDV様のお通りだ、
     お犬さまのごとしである」(「別冊正論」第7号/日本工業新聞社)

 こうした点を鑑みても、稲田氏とヘイト極右勢力との親和性が非常に高いことは明らか。にもかかわらず、産経新聞によれば、稲田氏は請求棄却を受けて「どういう理屈であのような言論が許されるのか判決をまだ読んでいないので分からない」としながらも控訴する意向を示しているという。

 開いた口がふさがらない。いったい、この人は言論に対してどういう感覚をしているのか。そもそも、稲田氏は安倍首相自ら「未来の総理候補」と明言するなど、現政権の幹部だ。そうした日本政治を左右する立場にある人物がどういった人々から支持を受けているか、あるいは、どういった思想を持っているのかを論評して報じるのは違法でもなんでもなく、言論機関として当然のことだろう。裁判所が「サンデー毎日」の記事を「公益を図る目的」としたのは、まさにこうした点において、稲田氏の政治家としての資質を国民が判断するために他ならない。

 ところが、そうした国民の「知る権利」を代行する記事に対して、稲田氏は一方的に名誉毀損などとがなりたてているのだ。しかも稲田氏は「サンデー毎日」以外にも、こうした訴訟圧力を振りかざして、言論機関にプレッシャーをかけてきた。

 たとえば昨年には、稲田氏が選挙時、地元の献金企業などに「ともみの酒」とのラベルを張った日本酒を贈呈していたと2回に分けて報じた「週刊新潮」(新潮社)に対し、稲田氏の代理人弁護士である夫・龍示氏が慰謝料500万などを請求する名誉毀損裁判を起こしている。

 とんでもない話だ。あくまで「新潮」の取材目的は、公職選挙法に当たる稲田氏の“日本酒贈呈疑惑”を追及するためのもの。記事では元事務所スタッフによる証言も掲載されていたが、当初、稲田氏は国会でも疑惑について「まったくの虚偽」「法的措置をとる」などとしていた。しかし「新潮」が第2弾記事のため稲田氏側に取材を申し込むと、龍示氏がファクスで訴訟を予告して記事掲載を阻もうとしてきたという。そして「新潮」が第2弾でこの恫喝文章を記事にすると、「(このファクスが)恫喝だと気づかないのなら、世間を知らない弁護士バカ以外の何ものでもない」と書いたことを理由に、稲田氏側は名誉を傷つけられたとして提訴したのだ。

 繰り返すが、政治家など公人の疑惑や思想、支持勢力について報じ、論評することは、権力の監視が責務のマスメディアとして当然のことだ。訴訟をチラつかせて事前にそれを潰そうというのは言語道断だし、その後の名誉毀損裁判もスラップ訴訟としか言いようがない。完全なる報道圧力だ。

 今回裁判所が認定したヘイト勢力との“親密さ”もさることながら、自身に対する論評や疑惑に対して露骨に訴訟圧力で潰そうとする稲田政調会長。安倍首相に続いてこんな人物が本当に「総理」になったら、それこそ日本の「民主主義」と「言論の自由」は完全に崩壊してしまうだろう。

(宮島みつや)
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