goo blog サービス終了のお知らせ 

阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

山下洋輔スペシャルビッグバンドを兵庫県立芸術文化センター大ホールで聴いた!。  デリーキッチン。        10年前の今日2012年12月16日の本ブログに掲載

2022年12月16日 | 音楽・絵画・映画・文芸

席はRの17&18。演奏が始るとドラマーの目線がまっすぐ同じ高さでこちらに来る中央の席でした。

3か月ほど前の発売開始直後、会員のチケット窓口に電話を入れたのでこの席が取れました。席に座ってプログラムを見るまで、曲目をチエックしてなかったので驚きました。

「展覧会の絵」が演奏曲目にありました。昨日、市立小磯良平美術館で特別展の絵をたっぷり見たばかりでした。

ドラムとベースとピアノのほかは全てブラスの特別編成バンド。演奏家は全て山下洋輔が選別した人たちです。

「ボレロ」と「展覧会の絵」はこれから別の演奏を聴いても、この日の演奏がまた耳の中に蘇えるだろう印象的な出来でした。

そもそもが2年に一度編成される人たちが喜んで集まり、演奏する。その喜びと満員の千人を越える聴衆の期待が会場に一種の化学変化を起こしました。

アドリブの中にも、きちんとスコアを追う正統派のビッグバンドジャズ演奏。音の軽みと深み、広がり。そしてシンクロ。

何といっても圧巻は大ホールに雷鳴のように響きわたる音量でした。プレイヤー1人1人にきちんとソロの場も準備されていて、その演奏にはそれぞれ入魂の境地を感じました。

席のまわりはいつもの初老の女性方のほかに、今回は男性軍も多くて、さすがに山下洋輔のジャズは県立芸文センターにしっかり定着しているようです。




センターの前の公園の木はデコレイトされていました。

 ◎今朝の「題名のない音楽会」というTV番組は、『芸文センター』の会場から、センターの芸術監督である佐渡裕さんが『芸文センター』を紹介する内容だったので驚きました。

昨日自分がいた空間が、テレビの画面に映し出されていました。これはシンクロニシティと言う現象です。


  

 
チケットは一枚5千円でした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

西宮北口の『デリーキッチン』でお好みオーダーを楽しみました。 2012年12月16日

県立芸術文化センターの大ホールで「山下洋輔のビッグバンド」の演奏は腹の中まで入り込み、猛烈な空腹を感じました。

家を出る前から終演後は『デリーキッチン』へと決めていたので、迷わず店に向かいました。雨の土曜日だと楽観して行ったら、満席でした。

ウェイティング席の前にインド全土の地図がありました。

約30分ほど待って着席。即座にいつものジントニックを頼んで、

それからじっくりと、本日は何を食べるかの相談に入りました。

まずは野菜サモサとスパイシー温野菜サラダ。容器に入ったこの店のチャツネ(グリーンソース)とアチャール(ピクルス)はさすがのこしらえです

 温野菜サラダ(正確な品名を控えるのを忘れました)はじわっと辛味が口に広がります。定番品になりそうです。

辛さに相方は慌ててラッシーを頼みました。定食につくラッシーの2倍の大きさのコップで出てきました。

それからチキンティカ。あまり旨いので帰るときに半数を家へのお土産で、持ち帰りにしてもらいました。

カレーは2品。ラムとほうれん草のカレーと本日の野菜カレー(本日はカボチャとインゲンのカレーでした)。

それぞれがたっぷり出てきましたが、結局相方が0.5で私が1.5の割合で完食!3人で二つのカレーが丁度いい分量かも。

ナンはオニオンナンと、

ガーリックチーズナンを頼みました。

それぞれのナンはカレーを載せなくても、もうそのままでもどうしようもなくおいしい。これもこれからの定番品です。

さすがに食べきれずに二片づつ持ち帰りに包んでもらいました。食べ終わって帰るときに、キャッシャーの向こうにあるキッチンの3人のインド人のコックさんに、

「堪能しましたーFully enjoyed!! namaste!」と声をかけると、満面の笑みを浮かべて小さく頭を下げて挨拶を返してくれました。

いつもこのやりとりをするのでしっかり覚えてもらっているようです。ジントニック2杯、ラッシー1杯を含めて2人で合計6000円。この店はコスパも◎です。

2012.12.09 ~ 2012.12.15
閲覧記事数:  11151 PV
訪問者数:    4168 IP
週間ランキング:   800 位/1,799,987ブログ(gooブログ)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画「パーマネント野ばら」を観ました

2022年12月16日 | 音楽・絵画・映画・文芸

2010年06月07日(月)「阿智胡地亭の非日乗」掲載

おもしろうてやがて哀しき映画でした。人は、現実と幻視のあやうい境界線をいったりきたりしながら、周囲の人に頼り頼られすることで何とか生きている。

生きることの哀しみを、このようにスクリーンに留めた映画は北野武の「ハナビ」以来だと思いました。

 原作者の西原理恵子という女性は、高校生のとき学校と衝突して退校処分を受けました。

二人の父親とは早くに死に別れ、そして結婚して子供が二人できたあと、旦那も若くしてガンでなくしました。

少女時代から、ある意味じべたを這い回って来て、人はいつも生と死のはざまにいることを知って生きてきた。

そんなことを背景に、生まれ育った土佐の漁師町の、男運の悪い女たちの群像を画いている。

この映画を観てから、4年前に買っていた原作の漫画を読みましたが、絵も美しいけど彼女は詩人でもあったんだと思いました。

「人間は2回死ぬンよ、一回は息を引き取ったとき、もう一回は誰もその人のことをもう思い出さんようになったとき」・・

そんなセリフがありました。

出演者では菅野美穂と彼女の背中の演技に惚れました。小池栄子も、池脇千鶴もほんまもんの演技者になり、夏木マリはもうそのまま土佐の漁師町のパーマ屋のママさんでした。

自分が東予地方にいた時、土地の言葉に耳がなじんだせいか、この映画に流れる土佐弁は心地よい。

同じ四国だからか土佐と伊予の言葉は、アクセントもよく似ている。山内家が土佐に入ったとき、元の殿様である長曽我部家の家臣群は、

みな下士の身分に落とされた。それをよしとしない家臣の中には、土佐から伊予の国へ逃げた連中がいる。恭順の意を表してか、

「長曽我部」の名から“長”を取った「曽我部」さんは、伊予の国に多い。

土地の人が聴くとあんなんは土佐の言葉やないがやで、ということになるのだろうが俳優たちはみなよく練習を重ねたに違いない。

目にも耳にも心地よくドラマは流れ、映画は笑いをまぶしながら哀切な終末に向かいます。

映画の良さを十分味あわせてくれました。

この映画の脚本家・奥寺佐渡子もスグレモノの一人です。

観おわって、余韻が永くながく残る映画でした。

映画の公式サイトはこちら

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
映画『パーマネント野ばら』予告編

吉田大八監督が、西原理恵子のコミックを映画化した恋愛ドラマ。離婚の末に一人娘を連れて故郷に出戻ったなおこと、なおこの母・まさ子の2人で営む海辺の町の美容室「パーマネント野ばら」に集まる女性たちの悲喜こもごもの恋愛模様が描かれる。主演は北野武監督作「Dolls(ドールズ)」以来、8年ぶりとなる菅野美穂。共演に江口洋介、夏木マリ、小池栄子、池脇千鶴ほか。

2010年製作/100分/G/日本

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12月15日に目に留まったSNS・メディアの記事

2022年12月16日 | SNS・既存メディアからの引用記事

いずれも画像をクリックすると本文のサイトに飛びます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする