あびこ雅浩の日記

仙台市議会議員あびこ雅浩の活動日記。

12月31日 大晦日

2008-12-31 | 国際・政治

今年もあと数時間。年末年始はテレビも活字も特集企画物が目白押しで、いつも時間に余裕があればなぁと勿体無い気持ちで過ごしています。今年は特に、経済/天災/政局/非情な事故と大きな事が幾重にも重なり、残念な話題ばかりの一年だったと思います。

米国発の金融危機は世界経済をどん底に落とし、これからの展望も全く拓けない状況に陥っています。経済が一気に後退していくと企業活動が落ち、税収は減り、雇用不安は拡大し、医療・年金など社会保障制度が崩れ、人生設計も立たなくなり、結婚もできず、子供はさらに少なくなっていきます。

六月に発生した宮城・岩手内陸地震、中国四川大地震、ミャンマーのサイクロンなど、自然の猛威に見舞われた多くの被災者の皆さんにお見舞い申し上げます。明日はわが身であることを自覚させられました。自助ができるか共助はどうだろうかと。

政治は首相がまた交代し、国民生活の不安感と危機感を他所に、自公政権と内閣は続いています。国民は倒れても政権与党は生き残るという、奇怪な政治状況を誰が容認するのでしょうか。今こそ、あらためて政治は生活であり、国民の生活を第一にする普通の政治を実現しなければなりません。この国に生まれ育ち、働き、家族を持ち、老後を暮らすことに当り前の喜びを感じられる国を、政治が造らなければならないのです。

事件事故は今の社会を映す鏡であるとはいえ、家族内殺人、無差別刺殺、虐待致死の陰惨さは病んだ社会を象徴しています。被害者の無念さには言葉もありません。加害者には厳罰を処すべしです。ただ加害者の心に巣くう闇は現代社会が生んだ病みなのだと思います。この国が戦後、一生懸命に築き上げてきた豊かさの先に、病んだ社会があるとは。先進国で年間3万人以上自殺する大国日本。何故だ。

最後に話題を変えて。今夏を焦がした北京オリンピックでは、さまざまな人間ドラマに感動しました。数多い中で特に、ソフトボールの上野投手の強さと陸上男子朝原選手の力には大感激しました。スポーツ選手の清々しさと爽やかさは、いつも観る者にとって最高の心の栄養剤でありますが、現代社会では尚一層、選手たちが輝いて見えるようです。オリンピック前に仙台ハーフマラソンを走った野口選手も、またいつか一段と輝いて私たちの前に戻って来てくれることを祈っています。

平成20年さようなら。今年一年ありがとうございました。すべてのことに感謝申し上げ新年を迎えさせていただきます。合掌


最新の画像もっと見る