ふくろう日記・別室

日々の備忘録です。

名犬ラッシー

2010-08-14 15:10:26 | Movie

名犬ラッシーオフィシャルサイト

監督:チャールズ・スターリッジ
プロデューサー:エド・ギニー
原作:エリック・ナイト(1940年)「名犬ラッシー 家路」

《キャスト》
ラッシー:イギリスのスコットランド原産の牧羊犬種であるラフ・コリーの雌犬
ジョー:ジョナサン・メイソン
ジョーの父親のサム:ジョン・リンチ
ジョーの母親のサラ:サマンサ・モートン
シーラ:ヘスター・オジャース
ラドリング公爵=シーラの祖父:ピーター・オトゥール
旅芸人のロウリー:ピーター・ディンクレイジ


すみませぬ。最近はお子様向きの映画ばっかりですねぇ。「戦後65年」に関することを考えてばかりいますと、こうした脳の余白に入るものがあるとすれば、もう観ただけでトロトロしてしまうような映画だけです。犬が大好き♪

過去に繰り返し、連続テレビドラマ化、アニメ映画化されてきましたが、これは劇場用映画として制作されています。原作に忠実なストーリー展開と、美しい自然が展開されて「ラッシー」のやさしさやひたむきさが見事に描かれています。普通、動物映画では容貌の似た数頭の動物が、演じることが多いのですが、この映画ではほとんど1頭の犬が頑張ったそうです。なんておりこうさん♪

舞台はイギリスのヨークシャーの小さな炭鉱の街。両親と暮らす9歳の少年「ジョー」を放課後になるといつも校門の前で待っているのが「ラッシー」でした。道行く人が振り返るほど美しい雌のラフ・コリー犬でした。「シーラ」も魅せられた1人でした。

ところが父親が働く炭鉱が閉鎖し、生活に困った両親がラッシーを裕福なラドリング公爵に売ってしまったのです。ラドリング公爵は気難し屋ですが、孫娘の「シーラ」だけは大層可愛がっていました。「ラッシー」を手に入れたのも、第二次世界大戦の影響でロンドンから疎開してきたシーラをなぐさめるためでした。(ほら。ここにも戦争の犠牲者が・・・。)しかし、両親と離れて寂しい思いをしている「シーラ」は「ラッシー」も同じ気持ちなのではないか?と感じます。

「ラッシー」は3度の脱走をします。まずは「ジョー」の下校時間に。檻の下の土を掘って、そこを潜りぬけて脱走!

2度目の脱走を図った「ラッシー」を、自らの手で公爵に返した「ジョー」は、父の言いつけに従い、「ラッシー」に別れを宣言します。「ここで幸せになれ。2度と帰ってくるな。お前みたいな悪い子は嫌いだよ。」それでもラッシーは3度帰ってきました。

しかし、公爵は遠いスコットランドの城に「シーラ」と「ラッシー」を連れて帰ることになりました。初夏のスコットランドの城で、「ラッシー」の規則正しい生活が始まりました。しかし「シーラ」だけが、ラッシーがまだ帰りたがっていることを知っていました。遠く離れたこの地でも、やはり「ジョー」を迎えにいく時間になると、「ラッシー」は落ち着きません。(これは「忠犬ハチ」に似ています。)「シーラ」は遂に「ラッシー」を城から開放します。

険しい岩山を越え、ネス湖の優美な湖岸線を走り、厳しい大自然の中をひた走る「ラッシー」は、心やさしい道連れと出逢います。人形芝居を子供たちに披露する旅芸人のロウリーと、彼の相棒の小型犬トゥーツです。仲間とのひとときの旅に別れを告げた頃には、厳しい冬がもうすぐそこまで近づいていました。

とうとうラッシーは、懐かしい街へとたどり着きます。その距離800キロ。泥で汚れ、痩せ細っていましたが、「ジョー」と再会できたのはクリスマスの夜でした。

しかし、公爵の忠実な犬係りは、しつこく「ラッシー」を見つけ出し、ヨークシャーの屋敷に戻った公爵のもとに連れていきますが、公爵は「こんな痩せた汚い犬を買った覚えはない。」としらばっくれて(^^)。。。

それから「シーラ」は自転車に乗って、「ジョー」の家の「ラッシー」に会いにゆくようになりましたとさ。元気になった「ラッシー」はやがてママになりました。少年と少女と母犬と仔犬が草原で楽しく遊びましたとさ♪

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