ふくろう日記・別室

日々の備忘録です。

百人一首我流解釈 61~62

2023-06-13 15:23:49 | Poem

 

61

いにしえの奈良の都の八重桜

けふ九重に にほいぬるかな (伊勢大輔・生没年末詳)

 

「九重」とは、中国の王城が、門を九重に囲ったところから、「九重」と言えば

「宮中」や「都」を指して言うようになった。

 

62

夜をこめて 鳥の空音ははかるとも

よに逢坂の関はゆるさじ (清少納言 ・生没年末詳)

 

夜が明けないうちから、鶏の声を真似ても、「逢坂の関」は、簡単には開きません。