ふくろう日記・別室

日々の備忘録です。

百人一首の一字勝負

2017-01-05 16:40:21 | Poem






村雨の露もまだひぬ真木の葉に霧立ちのぼる秋の夕暮  87 寂連法師



住の江の岸による波よるさへや夢の通ひ路人めよくらむ  18 藤原敏行朝臣



めぐり逢ひて見しやそれともわかぬ間に雲がくれにし夜半の月かな  57 紫式部



吹くからに秋の草木のしをるればむべ山風を嵐といふらむ  22 文屋康秀



さびしさに宿を立ち出(いで)て眺むればいづくも同じ秋の夕暮  70 良暹法師



ほととぎす鳴きつるかたを眺むればただ有明の月ぞのこれる  81 後徳大寺左大臣



瀬をはやみ岩にせかるる滝川のわれても末にあはむとぞおもふ  77 崇徳院


今朝の朝日新聞の「天声人語」では、一字勝負は「む・ほ・せ」とだけ書いてありましたが、省略したのだろうか?気になるので、一応書いてみました。

平仮名が読めるようになってすぐに、祖父から教えていただいた百人一首は、親族のお正月の楽しい遊びだった。「む、す、め、ふ、さ、ほ、せ」もそこで覚えました。
そして、高校生の時には、百人一首の対抗試合もありました。最も懐かしい遊びでした。