ふくろう日記・別室

日々の備忘録です。

モンスター・ママ(メモ2) やさしい虐待

2011-12-16 16:51:52 | Mama


15日、NHK「クローズアップ現代」において下記の内容が放送されました。

「やさしい虐待 ~良い子の異変の陰で~」

「やさしい"虐待……子育てについて考えてみませんか?」


このカテゴリーは、もしかしたらわたくしの遺言かもしれない。
(子供や孫が読んでいるのかどうか?知らないけどね♪)まぁ。思いつくまま(ママ?)にメモしておこう。


かつては「母原病」という言葉もあった。
母親のみが子供へ多大な影響を与えるわけではないし、しかし男は仕事、女は家を守るというかつての常識のなかで生まれた言葉か?
ならば「一族原病」である。


まずは、自分の忘れられない経験から記す。
子供を家庭の外に預ける時(この時代、我が子は4歳から幼稚園。仕事をするお母さんは0歳児から保育所。)
我が子を濁流に投げ込むような心境だった。できることなら行かせたくない。
しかし、これから善きにつけ悪しきにつけ、広い世界が待っている。その広さは母親にはない。
ならば、目をつむり幸運を祈って送り出すのみ。
母親が手を貸さずに、自分のことをできるように準備した。
大したことではない。ボタンをかけられること。トイレを一人でできること。自分の名前が読めること。

子供が、幼稚園、小学校、高校あたりまでの時期に、わたくしは否応なく母親集団のなかにあった。
そこはすさまじい熱気に満ちた世界だった。
日本の経済状態が、かなり楽観できる時代であったせいか、一億中流の時期であった。
どの子供にも、等しく望む教育を受けられる時代でもあった。
するとどうなるか?

算数の不得意な子供は「そろばん塾←まだ、こんなものがあった!」へ。
水泳授業についてゆけない子供は「スイミング・スクール」へ。
先手をとって「英会話スクール」へ。
後はなんだっけ???

のんびり構えているわたくしは「それでいいの?」とまで言われた。
いいのです。所詮わたくしと夫の血を分けた子供……その程度なのですから。
子供からの望みで、それぞれに「ピアノ」と「スポーツチーム」だけ。
水泳もスキーも家族で遊びながら教えた。

「子育ての外部委託」と密かに思っていた。
「あなたたちは競争馬を育てているのですか?」とも……。

さて、子供は小学校へ。
ここでわたくしはちょっとばかり張り切りすぎた(^^)。
学校から帰った子供に「ランドセルをきちんといつもの場所に置きなさい。」
「遊んで帰ってきたら、すぐに宿題を。」などなど何カ条かの約束事を繰り返した。
子供は答える。「ママ、覚えきれないから紙に書いておいて。」グッ!

ここで目が覚めた。子供はすごい!君たちは正しい!

「クローズアップ現代」で紹介していた、毎日の「母子交換日記」ですと?
会話すればいいじゃないか!子供を叱るとともに子供に叱られるママになれ!
「いい子」ってなんだ?どの子も「いい子」なんだよ。母親の勝手な基準が子供を苦しめるだけだよ!

暴言多謝。