eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

1000YEARS ENERGY

2011年04月26日 | eつれづれ
「1000年先の地球」を見据えて、原子力をリードする。...世界シェアNO1。
東日本大震災も1000年に1回の大きな天災、福島原発事故は今だ全く目途たたず。考えてみると原発以上の安定した電気エネルギーは近未来も作れないのか。1000年後は地球も放射能だらけとなり人類も既に住めなくなっている?!。このPRも今となっては空しい限りの様だ。日本の原発メーカーは東芝、日立、三菱でフランスアレバ、米国ウェスチングハウス等をグループ傘下に入れている。

何れにしても総合の技術力はすごい、某国の安物の原発受注は今後、一考を要するだろう。


1~4号機までGE、東芝、日立が建設した原発。廃炉の完全処理まで100年...。正常な原発廃炉処理でも数十年単位...数兆円規模の廃炉ビジネスが待っている...すぐさまフランス首脳、仏メーカーアレバが来たのもその為か??。(某記事の引用)
半年、1年程度で戻れるのか...全く考えが甘い...電力も今まで絶対、安全で事故の放射能漏れの危険性の話など無かったが今回で全てウソと判った。そして水が無ければ忽ち炉内の温度が暴走するシステム、非常用自家発電機設備のナント馬鹿でかい事。移動電源車、複数台高台に設置こんなチッポケナ電力では実際には使い物にならずと報道。常設されている非常用自家発電機設備の出力は1機6.6kV.5,000kVA程度あるのか。
下記の画像は6.6kV、500kW自家発電機設備(500kW*2台あるので1,000kW)。



裁判所も判断等、不可能

2011年04月24日 | eつれづれ
1973年の四国電力伊方原発を皮切りに20ヶ所(うち2ヶ所は建設中)55基の原発について、ほぼ全地域で建設や運転差し止め提訴が起こされたが原告の勝訴はたった2回だけ(その2回も最高裁で敗訴確定)。なぜ警告が現実となるまで訴えは省みられなかったか。
「敗訴には全て同じ論拠がある」専門技術的裁量論といい専門的な科学知識を持っていない裁判官は提訴された事実を一から審査するわけで無く専門家が合理的推論を経てOK出していれば、その判断を尊重すると言うもので国による安全審査は、主に単一故障指針に基づいており、一つの故障に何段階ものセーフ機能をつける。ところがこの方式では複数の故障が同時並行に起こる可能性は想定しないで良いことになっている。
地震、津波が起きればそれではひとたまりもない。いくらそう主張しても国や電力会社は「何千年に1回の確率など考慮しようが無い」とはねつけ裁判所もそれを「安全審査が不合理とまではいえない」と今まで追認してきた。科学的知識を持った学者、先生、国、代議士みんな電力より研究費、お金もらっているのもウソでは無い話の様だ又、原発立地県にも多額の補助金。今、生きている我々は運悪く千年に1回に当たり、津波に流され犠牲となった人々、放射能汚染で避難した人々も、これでは全く浮かばれない。自民の河野太郎は積極的に原発建設反対を言っていたが仲間からも無視され質問も出来なかったそうだ。
せめて中立的立場の地震学者も入れて建設GOの答申すれば...いままでも発言したがダメか。
とにかく原発は冷却するための水(海水)を多量に必要とするが日本には大河が無いので海のそばに作るほかない。他国はともかく地震国の日本だけは原発を作ってはいけなかった。
結局、1ヶ所のトラブルでも困難なのに同時、並行して4基のトラブル処理をこなす事など、何から手をつけて良いのか現場作業は机の論理は役にたたず状態、以前のブログにも載せたが残念ながら行くところまで行く...そして懸命の困難な作業を見守るしか無く時間との戦いだ。原子炉は5重の守りで完璧、放射能漏れなど起こる訳がない...今となっては、ウソ八百の戯れ言、もう誰も電力、国の言うことなど信用しない現実となった。
原発ルネッサンス学者、先生どこのどいつだ、土台、多額の研究費を頂いている手前、不利になる様な事は自らの首を絞める事...大学の講義もトホホ...されど原発か。




エレベータデモ機のトラブル

2011年04月24日 | eつれづれ
平成元年に製作したオリジナル4階建てエレベータデモ機で24時間、人が来ると運転していたが東日本大震災後に休止...省エネのためブレーカを切っていた。

久々にブレーカを入れたらシーケンサの異常、警報が点灯して運転中(RUN)とならず、マニュアルを見て色々やったがダメ状態。プログラムはEPPOMに書き込んであるのでバッテリーが無くなってもOKのハズ。位置のDMデータが消えたのか...マニュアル見ても当時の事を全く思い出せず事務所ウィンドゥより早々に撤去した。

昇降するカゴの現在位置を割り出すのは円板に穴を開けホトセンサーでパルスをカウントする。ロータリーエンコーダの簡単なもの。
駆動装置は機械やさんより旋盤等で製作してもらった。

撤去して解体バラバラの運命となりタダのゴミに変身したデモ機と制御盤一式。シーケンサはオムロン。23年間ゴクローサンでした。

撤去後に、ほどなく鎮座したのは平成20年に製作したタッチパネルを使ったversionアップ仕様のエレベータデモ機。どれが本職ナノと聞かれるが針金電気ヤです。



火力、原発の発電稼働状況

2011年04月24日 | eつれづれ


石炭、LNG、石油、原発の発電出力の大きさから比較すると水力、風発電は悲しい位に低出力の様だ...もっとも、これには記載されていないが。又、別に揚水発電所もあるがカウントはしていない。一刻も早く休止している発電所を稼働させ計画停電の回避を願うばかり。

2009年度の再生可能エネルギー等は1%で話しにならないが何せ元はタダ、ただ全く不安定な電力なので余りアテにならずだが全世帯にソーラーパネル設置すれば原発も増設しなく共良い時代も到来するのか。