eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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ノーガキ語るには何事も現場経験を積む

2020年07月05日 | eつれづれ


複数ある構内柱だが油断していると充電部に覆い被さってくる...雨降るとPASが地絡動作する事になる。
これは、その後に停電して伐採してもらった。

また別の配電柱でのリード線、立木接触、降雨にて短絡発生。
これはAS仕様なので第1柱高圧気中負荷開閉器にてOC動作の停電事故となった。

今は、殆ど見られなくなったPGSの方向性SOG制御装置はOCターゲット表示。

全溶接のPGS内部でロッド棒が刺さる...構造上、1相だけ残る可能性ある。
赤丸に亀裂入ったらリンクが動作せず外部の矢印切でも、切れていない事になる、信用せず必ず検電器で印加電圧確認する。
今のは2枚のベーク板リンクが多い様だ。
停電、検電は必ずやり3相の無電圧確認後、短絡接地取付する...こんな事も有り得るので。

地絡電流も走ったか...。

SOG制御装置内部基板も焼損。

急きょ、(VT.LA内蔵PAS)に交換する。

SOG制御装置が動作したら必ず試験をやり正常な動作確認する事。
本例は試験してNGだったので直ぐ、業者手配してPAS交換...開閉アクションも並行して確認する。
実際、他に影響あったのか確認の上でも直流絶縁診断もしなければPAS投入は出来ない。
判断ミスは致命的な事故の再来となるので的確な机上、そして現場経験を積むこと。
最後にPASは、短絡事故ドカーンとなったが運良く開放動作し再送電なったので波及事故の扱いとはならなかった...参考になったかシランが!。


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