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8%税は加工品まで含める

2015年12月10日 | eつれづれ
軽減税率の問題が結論に向け大きく動いています。自民党案では生鮮食品のみ、軽減税率の対象とされています。例えばカットレタスは軽減税率の対象ですが、ミックスサラダは加工食品とみなされて標準税率。加熱殺菌なしの牛乳は軽減税率、加熱殺菌されたものは標準税率なんです。さらにコンビニで売っているおにぎりや総菜、カップめんなどは税率の軽減はありません。ただ、これらは1人暮らしのお年寄りや若者に便利なものが多いです。
このため自民党案のままでは経済的に余裕のない人たちの負担が軽くならない恐れがあったわけです。公明党の激しい抵抗を受けて、安倍総理が9日、「加工食品も含めて軽減税率の対象にする」という考えを自民党幹部らに伝えていたことが明らかになりました。
果たしてカップめんは軽減税率の対象になるのか。スーパーの店頭に並ぶ納豆や豆腐、お総菜や弁当は入らないのか。連日のように総理官邸を訪れ、9日も安倍総理と会談した麻生財務大臣は会談の後・・・
「首相と2人だけで8分間、話した」(麻生太郎 財務相)
財務省と自民党側は、“当初は対象を生鮮食品を中心に”“2段階で加工食品にまで拡大を”と提案していて、安倍総理から了承を得ようと必死で動いています。
一方の公明党。
「生鮮食品に限るというのでは国民に理解を得られないと。“軽減税率を導入した”という国民の受け止めにはならない」(公明党 山口那津男 代表、8日)
支持母体の創価学会幹部から安倍政権幹部に対し、“生鮮食品だけなど妥協できない。当初から加工食品まで広げるべき”という強い意向を伝えていたことが分かりました。
「お母さんが子どもと買い物に行ったときに、“お菓子はダメ!”というのはおかしい」 (公明党関係者)
ある公明党幹部は「きのう(8日)、自民党の幹部から“公明党さんの希望どおりになる” と伝えてきている」と指摘しています。
公明党側は、“安倍総理は来年の参議院選挙での協力を意識して、公明党の主張を丸のみする”と強気の姿勢です。
ここにきて加工食品まで対象を拡大する時期が最大の焦点となってきました。対立が激しくなる一方の自民党と公明党ですが、10日までに軽減税率について決着を図りたいという認識は共通しています。
「(自民・公明)両幹事長は、 そうした日程感を頭の中に描きながら調整していただいていると思っています」(菅 義偉 官房長官)
 9日になって、安倍総理側から、10%に増税する“2017年4月から加工食品まで含めて対象にする”という意向が、財務省幹部と自民党幹部に伝えられたことが明らかになりました。交渉がいよいよ大詰めを迎える中、公明党が攻勢を強めています。


公明に配慮し対象品目は加工食品まで含める様に決着か。さて1兆円分減、社会保障の穴埋めは、どこから持ってくるのか。




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