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PASのVT容量とY1-Z2間には約50mV発生確認

2018年07月31日 | eつれづれ


開閉器がVT(制御電源用変圧器)内蔵形のSOG制御器の試験を行う場合、試験器の電源は発電機を使用するため、結合試験の動作時間が取れない。
SOG制御器の電源(開閉器内蔵VTの二次出力)にオムロン製MY形補助リレー(コイル定格10mA)を使用して接点を取り出すことは可能か?
ANSWER
VTの定格容量は25VAですので基本的にSOG制御器以外に負荷を接続することを避けてください。容量の大きな電気機器(試験器、電動機器等)を接続して使用した場合、容量不足となりVTが焼損します。
オムロン製MY形補助リレー程度であればご使用可能と思いますが接続時の短絡等の懸念もありますので、出来るだけ避けていただきますようお願い致します。VT内蔵形の開閉器で、開閉器の開極までの時間を測定する場合は、試験器にもよりますが一般的な試験器には接点端子部に、無電圧のa/bと有電圧のトリガ設定がありますので有電圧に設定していただき、トリガ用電線をSOG制御器の制御電源(P1,P2)に接続してください。
この結線をすることで開閉器が開放しSOG制御器の電源(VTの二次出力)が0Vになったときが開閉器の開極トリガと解釈することができます。

高圧気中負荷開閉器(VT内蔵PAS)の容量は25VAで(写真コメント2.5VAは記載ミス)仮にP1.P2の端子よりDGR試験器の電源にしてオンだけでAC100Vコンセント電流は190mA流れる...既にVT負担の76%程度の負荷がかかっている。
メーカー回答もVT焼損するとあるがPAS本体内で短絡、爆発して波及事故の取り返しがつかない重大事故に発展すると絶対NGと強く書かないとダメだ...素人技術者はやりかねない。





DGR試験器でY1-Z2間に教科書通り約50mV出るのか方向性SOG制御装置で確認してみた。


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