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今度は北海道が全部停電

2018年09月06日 | eつれづれ

<北海道震度6強>295万戸停電 全ての火力発電所を停止

北海道災害対策本部が午前5時23分に北海道電力から受けた情報によると道内すべての火力発電所が停止した。
北海道電力によると全道での停電のきっかけとなったのは苫東厚真発電所(厚真町)の発電量低下で、午前6時現在、北海道内すべての約295万戸が停電しているという。
また泊原発(泊村)の非常用ディーゼル発電機は6台あって10日間もつといい、補給用に軽油を手配しているという。
道内5カ所の水力発電所は現在復旧した。
今後、水力発電所から火力発電所に電気を送り火力発電所の発電を再開させる予定という。
北海道電力は「たいへんご迷惑をおかけいたしますが、ご理解よろしくお願いします」としている。

電気は発電所でつくるが先ず発電所を起動する電源がいる...車と同じ、最初の走行は外部のバッテリーの電気を使うのと同じ事の様だ。
火力順次起動して全部の発電所の運転を再開する...広域停電は何時まで解消するものやら判らないが、まず設備状況の確認が先決だ。
こうなるとクソの役にもたたない自然エネルギー発電、太陽光発電も電源オフされている状況であくまでもベース電源があっての事...更にもう一つは地震予知...最近は聞かれないが!!。
こんなものが基幹ベース電源などには成り得ない事が今回の事で素人も判った様だ。

電力会社のリミッタブレーカは地震の時でも遮断しないので以降にある主漏電ブレーカに地震検知リレーが動作した時に遮断する様にしている。

感震リレーの感度は震度5で検知、3分後に先の漏電ブレーカトリップさせる。
原理は漏電ブレーカに疑似の漏電を感震リレーより送る。
北海道地震の震度を見ると5でも甚大な被害なので、このリレーが動作すると言う事は、危ないと判る。

気象庁「震度7の可能性」否定せず 【北海道地震】
北海道で初めて最大震度6強を観測した地震に関して震度計のデータが気象庁に届いておらず、震度7の地域がある可能性があることがわかった。
北海道安平町震度6強を観測した地震について気象庁は、強い揺れの影響で複数の観測点で震度の情報が送られてきていないことを明らかにした。
震度分布の情報から震度6弱以上と推定される観測点は4地点あるとして、このうち厚真町京町で震度6強が推定されるとしている。
さらに震度分布図からは震度7を観測している場所がある可能性は否定できないとしている。
気象庁は職員を観測点に派遣し、データの回収と原因調査を行うとしている。




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