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3kV、160kW高圧電動機の始動リアクトル焼損品を直流絶縁診断6kV印加してみる。

2022年08月05日 | eつれづれ

焼損した3kV.160kW電動機用の始動リアクトルだが試しに直流絶縁診断6kV.10分間印加してみる。

特に問題無く終了したが、焼損しているので絶縁抵抗値はアテにならず、3kV印加などしたらドカーンとなるだろう。

これはEV自動車の電動機コイル抵抗をはかるミリΩテスター。4端子法。

これでリアクトル抵抗をはかりレアショートしているか判断、電動機もしかり。

高抵抗計は絶縁抵抗計となる。

焼損した原因は短時間の運転、停止をやったためリアクトルの自然冷却が出来ず熱が蓄積、焼損したものである。

再起動はリアクトル本体が十分冷えるまで40から60分運転してはNG。

リアクトル本体にサーマルプロテクタを入れて強制的に運転出来ない様にインターロックをかける、そして何より操作員に

指導しておくべき。だが人が代わると伝わらなくなるので注意マニュアルを掲示しておく。

 


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