eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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リアクトル使用の耐圧試験最終考察

2018年03月30日 | eつれづれ

上のネット記事で実測mA電流値を入力する。(60Hz地区)


リアクトルは200mA出力を2台、並列に入れた。
交流耐圧試験で電流が流れる経路図。

エクセルの計算結果のベルトルイメージ。
耐圧トランス150mA容量に流れた電流は90mAなのでθ4.δ3の角度を2.6°.2.6°にすれば90mAとなり一致する。
リアクトル出力は200+200=400mAで、ここでは損失約7%程度なのでカタログ通り(10%程度みる)である。



上のエクセル結果に実際の数値を書込確認したもの。

別の試験した入力電流を入れた...追加でトランス容量(VA)も。
(株)双興電機製作所T-13K15(1.95kVA出力150mA)でも本例電流は余裕で耐圧試験が可能となるのが理解出来る。
但し、当然の如くリアクトル電流出力(例200mA)より二次側充電電流が、より大きい事が条件となる。