![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/27/f3f92d96e625278db42507d40c144c9c.jpg)
実際にリアクトルを使用した耐圧試験で流れた電流例を図面に記載すると、この様な流れとなる。
リアクトルによるC分の相殺は10%程度出来ない事をこの実測数値が示している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/cd/0d2563e97ecdbdce93ee9f97e419a6f3.jpg)
ネットよりリアクトル使用の交流耐圧試験データを引用し、この数値をエクセルに入力してみる。リアクトルの計算上の理想的な相殺は80mAとなるが損失があるので10%程度、トランス電流は多く流れている事が判る...この時の角度は2.52°倒れている。θ3.4の角度入力は便宜上、同値とした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/ab/e01737753f1ec1d75e4db5864537a5af.jpg)
S製作所は双興電機製作所ですがMはムサシインテックが日本?!では常識です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/58/17769afd87bae2fddce28c0920270653.jpg)
図面上は電流計3個となっているが、実際の試験器(双興電機製作所TVD-1000K)の電流計は1つで切替スイッチにてトランス電流、充電電流、リアクトル電流を見る事が出来る。
これで交流耐圧試験リアクトル使用時の電流流れと計算根拠等は終わりだが、中々ここまで現場的な考察は教科書等には無くノーガキばかりで説明等しない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/30/f0e43866c2dd4c420fc49f2b80933b12.jpg)
試験器例として双興電機製作所TVD-1000Kタイプ。