eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

発電所トラブルも頻発か

2013年04月17日 | eつれづれ
火力高稼働、限界状態-九州電力、トラブル件数倍増  2013/04/11
東日本大震災後、九州電力の火力発電所における計画外停止・出力抑制件数が震災前からほぼ倍増していることが明らかになった。トラブルや簡易補修といった臨時作業による停止件数は2008~10年度に平均45件だったのに対し、11~12年度は平均82件と急激に増加。日常の設備パトロールなど保全業務が強化されていることを考えると原子力発電所の稼働停止を補う火力の高稼働が限界に近づいていることは明らかだ。


自然エネルギー発電もサシミのツマだし、原発再稼働の時期が来たのか...この様な薄氷状態では...大きな広域な停電が1日も続けば皆、考えも変わるだろう。
北のミサイル発射はアメリカのコメントを聞いてからか??、こちらも先行き不安定だ。



直流耐圧試験の実技指導

2013年04月17日 | eつれづれ
今日は、予てからの予定で電気管理技術者2名の来訪で直流耐圧試験の実技指導、教科書には無い...を行う。まず高圧ケーブルCV38sq*9.2m(実測長さ)の1芯当たりの静電容量を計る。1.75nF(0.00175μF)を確認する。(教科書的には0.003036μFの計算値)

20,700V他、数種類の電圧印加を行い、最後に30kV.10分間も実施する。さすがに唸ってくるが特に印加電圧、漏洩電流も変化無く終了。この時の試験は読みは0.34μA。

実技指導風景。高圧ケーブル、端末キットは、工事やのミス発注で不用となった一式を針金電気ヤが端末処理したもので、素人にしては完璧処理施工です!?。

ここからが高圧ケーブル静電容量と試験実測した漏洩電流値と計算式が近傍となるのを検証確認...耐圧試験10分、印加OKレベルでは...数値的根拠を示さないと電気工事やにオケケが生えた程度...試験結果は、みな近傍値で一致しているので納得の実技講習でした。

IP-701Gの直流耐圧試験器は今回、来訪者の1人が購入したものを持参して行った。←(株)ムサシインテックのPRですが...。