eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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破損PGSの試験検証

2012年10月12日 | eつれづれ
先の短絡、地絡事故で高圧電流が流れ込み方向性SOG制御装置基板パンク、本体内部の接地コンデンサもダメとなった。

別の方向性SOG制御装置を使いマトモに動作するのかを検証して見た。

方向性SOG制御装置に電源を入れたら直ぐにVoランプが点灯しIo電流+試験器よりVoを幾ら上げても動作せず、全く使い物にナラズ。この状態で位相を変化させたら+.-とも全く逆の範囲で動作する。取説ではOC.GR同時はOCターゲット優先とあるが、そんな事は無い...両方表示となった。ただ最初の事故時はOCのみの表示だったので判断が難しかったのだが結局は地絡も絡んでいた。ただ波及事故だけは免れたが...明日、PGSはゴミ処分予定。

上の第1柱高圧ガス負荷開閉器とは関係ない単なるスイッチとして使用していた中継ヶ所で短絡、地絡、電線吹っ飛び強烈な閃光とドカーン音...立木の接触が原因だった。ここは何とか業者が線をつないでOK、復帰。再発防止は高圧ケーブルを直線接続として撤去予定。

この時の第1柱高圧気中負荷開閉器ターゲットはOC.GR表示...なにもOC優先の表示だけでは無い事の証明か。これも再閉路成功したので波及事故には至らずセーフ...とにかくPASの継電器動作だけは確認しておく事に尽きるゾ。

方向性SOG制御装置に高圧絶監装置が付いたもの...説明。