今日はお友達のシジュンとダニエレのおうちでの
Chinese tea ceremonyに参加してきました。
主催のシジュン(中国人)と彼のダニエレ(イタリア人)
クリスご夫婦(ベルギー人)と
わたしたち夫婦+まめちゃん
共通語は・・・もちろん英語です。
はぁ。
主催のシジュン(中国人)が茶器の説明などをしてくれます。
この茶器は烏龍茶用の茶器だそうで、ガラスの物は緑茶?
他にもお茶の種類によって茶器が変わるそうです。
目の前にまめちゃんの大好きな羊羹(シジュンお手製)があるのですが
まめちゃんもちゃんと説明を聞いて(聞いている振り?)います。
今回は鉄観音茶(てっかんのん)を入れてくれるそうです。
まずは茶器を順々にお湯で温めていきます。
時計とは逆方向にぐるぐる回して何度も何度も温めます。
とぅとぅ、まめちゃんは待ちきれずに目の前の羊羹をパクッ(笑)
他にもシジュンはたくさんお菓子を作ってくれていました。
(いちばん右のゴマおこしは既製品です)
小麦も卵も入っていないので、まめちゃんは全部たべれます♪
温めた急須に茶葉を入れ、お湯を時計と逆にぐるぐる回しいれます。
最初の1杯は茶葉を開かせるためなので飲まずに捨てます。
2杯目は急須から一旦このピッチャーに注ぎます。
(濃度を均等にするためだそうです)
ポイントは急須の中のお茶を注ぎきること!
3回振って出し切ります。
※3回という数がポイントだそうですよ
中国茶のコップが小さいのは熱いうちに
香りを楽しみながら飲むようにだそうで
細長い方は香りを楽しむためのもの
味を楽しむのは右にある口の広いコップを使います。
まずは香り用のコップに70%くらいのお茶を注ぎいれます。
そのコップの上に口の広い(飲むよう)のコップをかぶせ
180度上下を逆にしてお皿にのせます。
相手に渡すときは手で「ハートの形」を作りながら。
「ありがとう」の気持ちは人差し指と中指で机を
コンコンと2回叩くそうです。
香りを楽しむための細長いコップを親指、人差し指
中指で持ち、左手でそのコップを支え
回転させながら持ち上げます。
シジュンがひとつひとつレクチャーしながら教えてくれます。
持ち上げたコップは両手で挟みコロコロと
手で転がしながら香りを楽しみます。
シジュンのレクチャーが終わり、各々コップをコロコロと両手で
転がしながら香りを楽しんでいます。
それが終わると利き手の親指と人差し指でお茶の入った
口の広いコップをつまみ、下に中指を添えて
空気を入れながら飲み干します。
ほんのり苦く、そしてほんのり甘く
とてもおいしいです♪
しかし、ついついコップを両手で持ってしまい
「持ち方が違うわよ!」と・・・(笑)
飲み終わったら2滴ほど残しておいて、竹製の茶盤に捨て
次のお茶をいれてもらうため並べます。
この少しお茶を残しておく・・・というのが礼儀だそうです。
中華料理はあまるほど作るのが食べてもらう人への礼儀
というのと一緒なのでしょうか?
食べる人も出された料理をすべて食べてはいけないって
聞いたことがありますし。。。
(足りなかったと判断されるので少し残すのが良い?!)
そういえば、中国人のお宅でのお食事会は
本当にたくさんの種類と量のお料理が並びます。
いつも「お料理好きなんだかなぁ~」くらいにしか思っていませんでしたが
きっと文化なのでしょう。
蒸篭から出てきたのはダンプリング!
今回のは中に上のココナッツのお団子と同じ甘い餡が入っていました。
中央のお菓子は台湾のお菓子(既製品)でメロンの餡が入っています。
一番右の抹茶羊羹は寒天と抹茶と片栗粉で作って持って行きました。
中国茶のセレモニーなのに日本茶のお菓子・・・
もっと考えて持っていけば良かったです。
でもオーブン壊れているし、お手軽に出来て
お茶のお供になるものが思いつかず。。。
2杯ほどいただいた後は「チャレンジしてみる?」ということで
シジュンに横で教えてもらいながら
そして、まめちゃんが見守る中
着物の袖を紐で縛り「おかみさん風」でお茶をいれました(笑)
日本では急須でお茶を入れるときに急須を持っていない手は
蓋に添えるんだよ・・・と言ってみましたが
「中国茶は人差し指で蓋を押さえるの!」ということで
とっても熱くて重いお湯入りの急須を
「あつい!」「トゥーホット!」と言って
みんなに笑われながら、なんとかかんとかいれました。
クリスもシジュンに教えてもらいながらお茶をいれます。
クリスの旦那様はとっても陽気な方で
シジュンがレクチャーしている間、BGMや効果音を
口ずさんだり、ジョークを言ったり♪
そんな旦那様はとっても豪快にお茶をいれてくれました(笑)
最後は旦那さま
ダニエレは断ったので・・・(笑)
「おいおい、その手つきで大丈夫かい?」
というまなざしでみんな見ています。
熱い物が持てない旦那さま。。。
1回でピッチャーに注ぎきることが出来ず、3回も4回も急須を下に置きながら
「あついっ!」「あつすぎる!」と叫びつつ、ゆっくりゆっくり入れてくれました。
まめちゃんは旦那さまの叫びが楽しかったようで
叫ぶたびにキャッキャ笑っていました!
10杯目だからなのか、長い時間葉がお湯に浸かって
いたからなのか、旦那さまのいれてくれたお茶は
なんだか苦く感じました(笑)
次回は日本茶(抹茶)のセレモニーを開いて欲しいと言われました。
が、わたしは道具を持っていません。
さらに、お茶は小学生の頃、おうちでしかしたことがなく
ちゃんと習いに行ったことがありません。
ん~適当なことも教えられないし。。。
そうです。
旦那さまの亡くなったおばぁちゃんはお茶の先生でした。
(おうちにお茶室もあります)
旦那さまは小さな頃からおばぁちゃんとお茶を飲んでいたと・・・
お義母さんに連絡するとお茶のお道具を用意してくださると
いうことなので、日本から帰ってきたらベルギーでなんちゃってお茶会を
旦那さま主催ですることになりました(わたしはお菓子係)
せっかくだから旦那さまの着物も用意しようかな?
日本の文化に少しでもふれてもらえるのはとても嬉しいですが
嘘を教えてしまうのは心苦しいので、わたしも見よう見まねでも
勉強したいと思っています。
※現在、コメント欄を閉じさせていただいています。