参照記事:2022-07-29 建設通信新聞
1階ロビー
吹抜けを介して上下階がつながり、見通しがよく開放的な窓口と待合空間
1階エントランス付近
総合案内と、イベントや臨時窓口にも活用される多目的スペース
2階窓口付近
窓口への距離が短く、見通しが良い、利用者にとってわかりやすい窓口
執務スペース
壁をつくらない開放的な執務スペースと、web会議や打合せ等に利用するブース状のコミュニケーションスペース
議場
北向きのノコギリ屋根から安定した採光を確保、内装材や家具には桐生市産木材や織物を活用
エコボイド
北向きのノコギリ屋根を利用して自然採光や自然換気を促進するとともに、4層一体空間の見通しの良い庁舎を実現
群馬県桐生市は28日、12月議会案件となる「桐生市新本庁舎建設工事」の総合評価一般競争入札を公告した。規模は約1万2000㎡。建築、電気設備、空調換気設備、給排水設備工事を一括発注する。申請は9月8日まで、提案書は20日から30日まで受け付ける。
10月19日に開札し、21日に落札者を決定する見通し。2023年1月の着工、25年1月の供用を目指す。
参加形態は3-4社JV。JV代表者は建築一式の総合評定値1300点以上、その他構成員は建築工事AまたはB等級であること。
概要は、S一部RC造(免震構造)5階建て延べ1万2185㎡の本庁舎建設工事。工期は24年10月31日まで。建設地は織姫町1-1の敷地1万4302㎡。予定価格は67億9047万円(税別、以下同)、調査基準価格は62億4723万2400円。
議事堂・車両棟の解体跡地に建設する。環境配慮型庁舎としてZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)ReadyとCASBEE(建築環境総合性能評価システム)の認証取得を目指す。新庁舎完成後、旧庁舎を解体し、盛り土した上で駐車場を整備する。基本・実施設計は久米設計が担当。
既存庁舎の規模は、65年竣工の本館がRC造地下1階地上4階建て延べ6250㎡、82年竣工の新館がSRC造地下1階地上7階建て延べ8675㎡。ともに耐震性能が不足しており、震度6強以上の大規模地震で倒壊する危険性が高い。