05月24日 14時30分 NHK NEWSWEB
JR芦屋駅南側の再開発事業をめぐって、兵庫県芦屋市の高島市長は現在の計画案を見直し、事業者の募集を一時中止すると発表しました。
JR芦屋駅南側の再開発をめぐっては、商業施設や住宅などが入る11階建ての再開発ビルの建設やロータリーの整備を行うための予算が去年(令和4年)3月、市議会で可決されています。
これについて高島市長は、24日開いた記者会見で、現在の計画案では駅前で市民が交流したり自然に触れたりできる空間が不十分だとして計画を一部見直すと発表しました。
そして、再開発ビルを建設する事業者の募集を一時中止し、芝生広場や図書館などを整備することを原則とした募集要項に修正したうえで、改めて募ると明らかにしました。
また、新しい駅前にふさわしいイメージをホームページを通じて市民からも募集する考えを明らかにしました。
高島市長は「市の玄関口にふさわしい、駅前の魅力を最大限に高める再開発事業を進めていく」と述べました。
一方、計画を見直しても令和10年としてきた完成予定には大きく影響させないとしたうえで、費用については「この段階で増えるか減るかはまだわからないが、税金を使う事業であり事業費は精査し、慎重に考えていく」と述べました。