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釜山お墓参りをパクったブロガーに画像一覧をいたずらされ見られない記事がありますが発見次第修正していますのであしからず。

旨い店はタクシー運転手に訊け! 板橋で絶品すぎる「山形冷やしラーメン」の名店『大木』がスゴい

2020年03月28日 | ラーメン

(3/28(土) 10:02 食楽web)




旅先で旨いものが食べたければ、タクシードライバーに聞くのが一番」と言います。そこでB級グルメに精通する現役運転手・荒川治さんにイチオシのお店へ案内してもらいます。

 季節は巡り、もう春ですね。暖かな陽差しで、早くも汗ばむ陽気の日もあって、ちょっとひんやりスッキリしたものが食べたくなります。そこで今回ご紹介したいのは山形のご当地ラーメン「冷やしラーメン」です。

 最近では東京でも食べられるお店が増えてきましたが、私がとくに好きなお店は板橋区大山にある『大木(たいぼく)』。ご主人が山形のご出身で、こだわりの「山形名物冷やしラーメン」(800円)がいただけます。



山形が生んだ冷やしラーメンとは?

 店先の大きなのぼりには「牛骨あっさり山形ラーメン」とあります。私がお気に入りの理由は、まさにその牛骨スープなんです。

 ところで「山形冷やしラーメン」を食べたことがない人のために少し説明しておくと、温かいラーメンを冷やしただけのものでもありませんし、酸味のある「冷やし中華」や「冷麺」とも全く別物です。醤油味の中華そばを、冷たくして食べられるように、新しくスープを開発した食べ物なのです。では、なぜ東北の地で冷やしラーメンが誕生し、発展を遂げたのかというと…。

 まず、山形県民は、年間1世帯あたりの外食における「中華そば」の支出金が全国トップと言われるほどラーメン好き。だから春夏秋冬いつでも中華そばを食べます。そして夏の山形といえば、日本でも最も暑く、最高気温40℃以上を叩き出す猛暑の地。そこで県民はクールダウンするための様々な習慣が身についており、中でも猛暑日は「冷やしラーメン」が定番なのです。



そして「冷やしラーメン」の元祖が、山形市にある『栄屋本店』。同店のホームページによれば、そばやうどん、中華そばを出していたところ、お客さんから「冷たいそばと同じように冷たい中華そばが食べたい」とリクエストされ、1年がかりで冷やしスープを完成させて、昭和27年に発売したんだそうです。そのスープこそが、あっさりとした牛骨スープなのです。

『大木』の「山形名物冷やしラーメン」の牛骨スープは、濃い醤油色で、ひと口飲むと、胡麻油がふわりと香り、牛脂の旨みが押し寄せます。冷たいスープというのは、熱々のスープにはない直球勝負なところがあって、旨みや塩味の塩梅がダイレクトに伝わってきます。ですから最初の一口目のインパクトはかなり大事です。

 そして、ポイントがもう1つ。温度変化が少ない冷たいラーメンは、途中で飽きがち。しかし、ここのは不思議なくらい、最後の一滴までくどくならず、むしろ癖になってくるような味わいなんです。

 山形から取り寄せているという多加水麺をこのスープにくぐらせると、ツルッ、モチッとした麺の表面にスープがしっかりとまとわりつきます。さらに秀逸な点といえば、トッピングの牛肉です。低温調理の柔らかい牛肉は、まるでローストビーフのよう。お肉の旨みがたまりません。

ご主人の大木茂さんによれば、決めてはやはりスープだそうで、牛骨と香味野菜、煮干しなどの魚介系で出汁をとっているとのこと。この配合比率にも非常に試行錯誤したと言います。また、冷やしラーメンと温かいラーメンの大きな違いは油。くどくなく、それでいてコクとインパクトを持たせる工夫は、お見事だと思います。

 牛肉をたっぷり使って作るのに、良心的なお値段が嬉しくて、私は、暑くなると『大木』に足が向きます。ぜひ、皆さんもあっさり牛骨スープの「山形冷やしラーメン」を試してみてください。ちなみに、同じ牛骨スープで作る温かいラーメンの「チャー牛めん」(限定20食1000円)は牛肉がたっぷりのっていてまるで肉料理。こちらも美味しいですよ!


店名:大木
住: 板橋区大山東町60-15
TEL:03-5944-2615
営:11:00~21:00 (コロナウィルスの影響により当分の間、閉店を18:00にしています)
休:月曜

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