今日は、はなの六月目の命日。父さんは、数カ月ぶりに黒糖カリントウを買ってきた。はなだけでなく、父さんも大好物なのだが、実物にお目にかかるのは久しぶり。何だかカリントウを食べる張り合いがなくなったのかも。でも、やはり美味い。
母さんが、2階の祭壇の骨壷の前にカリントウを供えたときのことだ。硬いものがぶつかり合うカチンという音がした。はながあわててカリントウをなめようとして自分の歯を皿にぶつけたのでは、と母さんは言う。
父さんもさっそく、はなの写真にお供えしたたが、はなはウンともスンとも言わない。(2023.7.12)