最近のテレビはバラエティー番組が多く、
見て面白く納得するようなのが無くなった。
テレビは時間つぶしの娯楽であればいいのかもしれないが、
何か自分の知らない世界を得られる番組に惹かれる。
その一つが「ドキュメント72時間 」です。
夜にやっていて土曜日の昼前11時台は再放送らしいが、
私はいつも仕事を早く切り上げて見ている。
昨日は更に5年前の再放送だったが見飽きない。

店とかの場所で3日間72時間を定点観察するもので、
昨日は根室のコンビニが舞台であった。
その場で焼いてくれる「やきとり弁当」が人気で、
訪れる人の人間模様をルポしていた。

この番組のいいところは、
何処であろうと人々の脈々と息づく暮らしと人生を、
さりげなく表現しているところかな。
自分も含め圧倒的多数の人々は、
スポットライトが当たらなくても懸命に生きています。
それぞれの人生があって幸せを求めて生きている。
そんな人たちにちょっとだけライトを当てて、
語る一言に人生訓みたいなのをいつも見つける。
毎夜10時過ぎに半額となるパンを買いに来る80歳過ぎの漁師さん。
更に遅く来た日は大漁で今まで仕事をしていたと言う。
これで正月が迎えれると喜んでいた。
明るく話す姿には漁の厳しさはなく、
人生をいかに生きるかってことを示しているようであった。
北海道では焼肉と言えばジンギスカンは知っていたが、
豚肉をやきとりと言うのは初めて知った。

北の小さな漁師町で「やきとり弁当」が三日間で451食とは驚きです。
こんなコンビニがこちらにもあれば行ってみたいものです。
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