晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

鎮守の杜で

2022-01-04 06:11:49 | 地域の文化や出来事
正月三が日もあっという間に過ぎ、
世間一般では今日から仕事始めでしょうか。
定職を自ら解いてから早くも16年が過ぎます。
自分の行動を自由に決めれる自由人となった訳だが、
だからと言って社会との関わりは避けて通れません。

昨日は氏神様である「神明白山相殿社」で歳旦祭でした。

1633年に入鹿池が築造された時に宮嶋一族だけが、
上流の高地に移住してから営々と受け継がれてきた鎮守の杜です。
400年近く先祖の魂の拠り所だったと思う。

参列した古老から新しい話を聞いた。
今までは一族だけが即決で今の「入鹿」に移り住んだと思っていたが、
同じ池地にあった福昌寺の古文書によると、
一度は全戸が寺とともに「前原」へ移ったのだが故郷に愛着を持つ一族が、
池の満水状態を見定めてから再移住しその畔に住まいを構えたとのこと。
なるほど納得のいく話です。

その時分に植えられたか原植生であろうご神木の杉の木が、
今や外周2m以上の大木となって社への光を遮り落ち葉が屋根をむしばむ。
お宮全体が階段状の高みにあるため作業車が入れず切るに切れない。
氏神様が後世への「つけ」となってはならないのだが・・・

< 静寂の鎮守の森で歳旦祭 >

コメント
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