我が山里の畑は一日中降った次の日が晴れていても、
仕事をさせてくれません。
これが木曽川沿いの砂地系の畑だと、
多少の雨なら降っていても仕事が出来ると言う。
昨日は晴れているのにべたつく畑土に足をとられながら、
土いじりしない作業を行った。
それは『案内棒』の設置です。
前日までに畑へ埋め込んだ自然薯の栽培容器ですが、
近いうちに施肥してから畝を作ります。
そうすると全てが土の中に隠れてしまうため、
種イモをどこへ置いたらいいか分からなくなってしまいます。
その目印が『案内棒』です。
以前は竹を割って箸状にして挿していたが、
現在はダンポールを使っている。
毎年竹割りしなくて良く長く使えるのと、
設置する位置が安定したのが一番かな。
竹だと容器の横へ挿すのだが畝を作る時にずれる場合があり、
結果として種イモが容器から外れてしまうことがあった。
ダンポールだと波板に開けた穴へ挿すため外れが少なくなった。
このやり方は私のひらめきから始まったんですよ。
20cmにカットした1本あたりの単価は10円だし、
5年以上は使えます。
ダンポールはトンネル栽培時に使いますが、
同じように品名と思わせる商品はいっぱいあります。
「マジックペン」「ホッチキス」「セロテープ」「シーチキン」等々
余りにも売れてしまったので一般名称として通じるんですね。
今日は部会の共同作業を塔野地の網室で行います。
そもそも個人農業でもいい自然薯づくりですが、
種イモだけは共同して作っていたため、
今日のような40人からなる農業集団となったが所以の作業です。
部会の最も基本となる作業です。
今日の作業をスムーズに進めるため、
昨日の夕方に前作業の溝掘りを2人で行っておきました。
< ダンポール使い道トンネルだけじゃない >