BIN山本の『映画にも程がある』

好きな古本との出会いと別れのエピソード、映画やテレビ、社会一般への痛烈なかくかくしかじか・・・

洗われる

2017年05月17日 | 古本
もう一度南木さんを読んでみたくなった。「ダイヤモンドダスト」と「阿弥陀堂だより」。南木さんの書き物は
本人のその生活を色濃く反映したものばかりだ。いわば地に着いた、根をはった小説だ。アタシは何度もちょっと
涙をながしながら読んだ。
残念ながら映画化された「阿弥陀堂だよりは」観ていない。配役はだれだったのだろう。ネットで調べはつくの
だろうが、たぶんおうめ婆さんの役を有名スターがやっていたら幻滅だ。あの婆さん役は小説の中でしか成立
しないだろう。
4日間で2冊。心が洗われた。
 「ダイヤモンドダスト」 著者 南木 佳士  文藝春秋 定価980円
  ( 1989年3月5日 第2刷 )
 「阿弥陀堂だより」 著者 南木 佳士  文春文庫 定価505円+税
  ( 2002年8月10日 第1刷 ) ※初出は1995年


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