BIN山本の『映画にも程がある』

好きな古本との出会いと別れのエピソード、映画やテレビ、社会一般への痛烈なかくかくしかじか・・・

ゆきゆきて、

2019年05月29日 | 古本
原 一男さんのドキュメンタリー映画はどれもタイトルが秀逸だ。「極私的エロス・恋歌1974」それに
「全身小説家」そしてこれ「ゆきゆきて神軍」、同時代的に見てこれたのは幸せなことだ。(他にもあるが)
奥崎 謙三というキャラクターなしでは成立しない映画だが、戦時とはいえ裁判も無く上官の命令に従って
処刑した軍隊の在り方を具体的に自分の周りで起こった出来事を今、まさに問う。過っての上等兵などを
たずね、その罪を問い、昭和天皇の戦争責任をも曖昧にしない。みている方も熱くなってしまった映画だった。
製作ノートと採録シナリオ「ゆきゆきて、神軍」 監督 原 一男  話の特集 定価800円
 ( 1987年8月1日 発行 )

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