BIN山本の『映画にも程がある』

好きな古本との出会いと別れのエピソード、映画やテレビ、社会一般への痛烈なかくかくしかじか・・・

残 念

2021年05月13日 | 古本
全くつまらないのにもホドがある。半径やく50メートルくらいな話を自虐的に書いて、読んでる内に
段々腹が立つってきた。なんどもぶん投げようとしたが、結局最後まで読んじまった。時間の無駄という
のはこういう事だろうと反省。しかしもう止めようと何度も思いながら棚につい手を出してしまうアタシ
ってバカにもホドがある(笑)
 「流されるにもホドがある」 著者 北大路 公子  実業之日本社文庫 定価620円+税
   ( 2017年6月15日 初版第1刷発行 )

インパラは四つ足なので速く走っても転ばない。しかも足元も見ずに前方だけをみて逃げる。四つ足の
草食動物は皆そうだという。転んだらそれで終わりだし。
池澤さんの軽い旅紀行もの。辺見庸さんとか、藤原新也さんなどとは随分違うタッチだ。
 「インパラは転ばない」 著者 池澤 夏樹  新潮文庫  定価360円
  ( 平成7年6月25日 二刷 )

佐藤泰志さん原作の映画も本も読んでるが、いつも脚本に不満を感じる。アタシならこう書くのにと不満
がつのる。もっといい映画になるのにと残念だ。もっとシナリオは練るべきとプロデューサーの菅原さん
には言いたいのだが、残念にも接点がない。
 「きみの鳥はうたえる」 著者 佐藤 泰志  河出文庫 定価650円+税
  ( 2018年8月30日 4刷発行 )