BIN山本の『映画にも程がある』

好きな古本との出会いと別れのエピソード、映画やテレビ、社会一般への痛烈なかくかくしかじか・・・

トンデモ本?

2021年05月25日 | 古本
こういう本のデザインは大概トンデモ本かハウツー本だ。ではこの本はどうなのかだが、相当に怪しい。
(アタシは買ったおぼえが無いので誰かが置いて行った本だ)
ただ、ではほかの本やテレビの戦国ものはどうかというと、ほとんど信用出来ない。あれらはただ面白くするだけで信長・秀吉
・家康・光秀、竜馬だって相当にいいかげんな内容・展開が多い。NHKの大河ドラマも内容も時代考証だって映像上の都合だけだ。

しかしこの本は思い切った記述、竜馬は対面相談していた中岡慎太郎が真犯人で彼が殺ったという説だ。それ以外状況的にはありえ
ないと。また明治天皇もいつの間にかすり替えられて、理由もあるのだと。つまりアタシらがよくみる明治天皇は別人の御真影だと。
西郷隆盛の肖像も別人を合わせた合成肖像画だと喝破。つまりはあの時代写真も映像も無かったので、権力者の都合でどうにでも
なったのだと。だからアタシは「歴史」という教科が嫌いだった、というのは言い訳かな(笑)中の1冊とみた。
 「禁断の幕末維新史」 著者 加地 奨一  水王舎 定価1400円+税
  ( 2016年10月5日 第3刷発行 )