七技会のひろば

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名前の並べ方を考える

2017年02月09日 | お話サロン
        名前の並べ方を考える

 名簿が送られてきた。電友会の日比谷同友会が2年毎に発行する名簿である。
 新しい名簿が届くと自分自身の記載内容の確認はともかく、1ページ目から
順番に見流すのが通例である。
 知っている人、知らない人の名前が目の前を流れて行く。その中にあるはず
の名が無いことに気付くとそこで流れが止まる。通り過ぎて後戻りすることも
ある。
 あー、あの人はもう居ないんだぁー(暫し沈黙)、知らない人がたくさん並
んでいるなー、若い人が多くなったなー、・・・、等々思いが巡る。

 定期的に送られて来る名簿は、いろいろ有ったが順次お断りして来たので、
今はこれ一冊だけになった。

 名簿を眺めながら思ったことがある。
 名簿は、通常あいうえお順に並んでいる。この並びは目的の名前を探すのに
は便利である。
 だが、名簿の種類によっては「それでいいのかなぁー?」と、ふと思う。

 我々七技会の名簿は、一組・二組別のあいうえお順。
 だから卒業後に名前が変わった人は新しい位置にはまり込む。「す」から
「ゆ」に変わった方は当初は戸惑ったことだろう。「す」から「ろ」への人も。

 この並べ方について、お亡くなりになった方の並びが気になっている。

 亡くなった方の取り扱いは、当初はそれぞれ1人分のスペースを割り当てて
「故人」の表示をしていたが、平成7年(1995年)には名前がいったん消えた。
 しかし、平成11年(1999年)版では「物故者名簿」として復活。平成13年
(2001年)以降は各組の下段に「お亡くなりになった方」の欄を設けて、判
明する範囲で「お亡くなりになった年齢」と「命日」を記載するようになった。

 毎年、正月明けに年賀状をいただいた方の住所を名簿記載のそれと照合して
現状維持を図っているが、折角の名簿である。いっその事「卒業時点の名簿の
並び」に戻してはどうか?と思う。すなわち、既に亡くなった方も名簿上では
存命者と同じに取り扱ってはどうだろうか!と。

 何故そう考えるのか?

 我々が共に過ごした教室の席順は、一組二組が左右に分かれ、前方の席から
始まるあいうえお順であった。これは2年間変わらなかった。
 それ故、この席順、この配置で、皆さんの紅顔の美少年時代の顔が頭の中に
刻み込まれている。

 同じように頭にこびり付いている言葉がある。
 詠み人知らずではあるが『居なくなった人は、誰にも思い出してもらえなく
なったとき、その人は本当に居なくなる』

 先立ったクラスメートを時折思い出す、これが彼等に対して我々が出来る最
大の供養である、と思うが故である。

 皆さんの賛同が得られれば、次回の名簿からそのような編集方法にしたい、
と思っている。

 どうでもいいような話だが、皆さんは如何お考えであろうか。

                          以上





2017.02.09 米田書き込み





次回更新は24日の予定です。