七技会のひろば

投稿、ご意見及び情報は米田へどうぞ
更新:毎月9日と24日が努力目標

Tさんの奥さま、おめでとうございます。

2013年06月24日 | お話サロン
Tさんの奥さま、おめでとうございます。

会員の「Tさん」からメールをもらいました。
奥さまが全国屈指の画壇の絵画展で「理事長賞を受賞した」とのお披露目でした。
追い掛けて郵便でその絵画展の「招待状」もいただきました。

絵画展は「日本自由画壇」の「公募展」、場所は「国立新美術館」。
やや梅雨空ではありましたがさっそく見に行きました。

東京・六本木の一角を占めるやさしい曲線美の「国立新美術館」
初めてです。
立派な建物でした。





ストレートにお目当ての会場に向かいました。
日頃ローカルな地方自治体の公設ギャラリーにしか馴染みのない身には、
天井の高さ、照明の明るさ・均一度、全く違う世界が広がっています。

さて、お目当ての作品展、2階展示場の大きな一角を占め、
500点に近い大型作品が整然と並んでいました。

主催団体は超一流の
「水墨画の精神・伝統を踏まえた現代水墨・墨彩画の探求を標榜する画壇」であり、
集うは「和紙に墨を主として描き、彩色を従とした自由作品」
言い換えれば、老練・新鋭の作家が新しい日本画を競う場と言えましょう。

私自身は絵心に乏しく日常絵を見ることの少ない生活故、
国立新美術館の優美な建物を見る興味 1/4、
招待状への義理 1/4、
どんな絵を描くとグランプリになれるのかな? の興味 1/4、
日本画とはなんだろう? 1/4、
で出掛けて来たのが本心。

ところがどっこい!
会場はとてつもなく広く、14のブロックに区画され、
大は畳二枚大、小さくても新聞紙大の作品が整然と並び、迫力に圧倒されました。
大いに勉強になりました。

初めは目指す作品を求めて歩き出したが、
所々で作品の放射に足止めを喰らい魅入り、結構な時間を費やしました。
作品の中味は幅広く、
これぞ水墨画! あれーこれ日本画?
仏様あり 子供あり、
広大な風景あり、さらには劇画風、・・・ 
要するになんでもありでした。

次から次へといろいろな作品を眺めながらの末に目的の作品を見付けました。
Tさんの奥さまの作品は「フランスの街の散歩の思い出(これは私の感想です)」
を画いた秀作でした。

余り華やかとは言えない印象を醸すいかにも外国の裏街、
石壁の建物に挟まれた石畳の街路を散歩するお二人(多分作者とそのご主人Tさん)を、
力強く、渋いながらも色彩豊かに描かれた風景画。
さすがグランプリとも言える栄誉に輝く作品だけに他を圧していました。
(お隣も何かの賞をいただいた作品でしたが大きく凌駕しています。)

一流の日本画の作品群を見る機会を与えてくださったTさんと奥さま
ありがとうございました。
お礼とともにお祝いを申し上げます。

Tさんの奥さま、おめでとうございます。

また、Tさんにもお祝いを申し上げます。
Tさん、さぞや内助の功を発揮なさったことでしょう。
おめでとうございます。



帰り際に出口で作品の絵はがきを販売していたので、
「理事長賞の作品の絵はがき、ありますか?」と聞いたら
「用意していません」とつれない返事。
そのため、このブログに作品を掲載できませんでした。
悪しからずご理解ください。



ここまで書いてふと思いました。
私自身、家内への「内助の功」よりも、
「介護の労」を掛けないように日常生活を過ごす義務が優先する、と。

こう考えたのは、昨日の朝早々に、会員のOさんから電話が掛かってきて
「身体の調子が悪いよ!」
「誰だってそうさ、大なり小なりどこかに不都合不具合があるさ」
「梅雨が明けたら美味しいモノを食べようや」
「冷たいビールもね!」
と話したばかりだったからかも、多分。
ずっと以前からの「成田山へ一緒に行く」約束があります。
梅雨明けの楽しみです。


2013.06.24 米田書き込み