最近,民法に関する相談事が格段に増えたような気がする。民訴は前々からであるが,やはり民法の難易度がここ2,3年上がってきているのが何となく自覚され始めたのではないだろうか。
「小問3セット制」が固定化しつつあり(各設問間の独立性も高い),分量的にもきつくなった上に,旧司法試験的な論点的な部分と新司法試験的な部分が上手くミックスされているからであろう。他の科目に比べても,L2とL3が程よく融合してきているので,確実に難易度が上がっている。
また民事系は普段から判例の事実関係をあまり読んでいない受験生が多いと思われ(民法はケースブックも無い),その結果,問題文を一読して事実関係を把握するのが苦手な人が非常に多い。刑事系や公法系で事実関係を把握できない,問題文を読むのに時間がかかる,という悩み事は聞いた事が無いのと対照的である(なので民法の論文突破レジュメで判例を引用する場合,事実関係部分を長々と引用しているのである)。
行政法に続いて,民法と商法がさり気に難敵になりつつあるということである。
「小問3セット制」が固定化しつつあり(各設問間の独立性も高い),分量的にもきつくなった上に,旧司法試験的な論点的な部分と新司法試験的な部分が上手くミックスされているからであろう。他の科目に比べても,L2とL3が程よく融合してきているので,確実に難易度が上がっている。
また民事系は普段から判例の事実関係をあまり読んでいない受験生が多いと思われ(民法はケースブックも無い),その結果,問題文を一読して事実関係を把握するのが苦手な人が非常に多い。刑事系や公法系で事実関係を把握できない,問題文を読むのに時間がかかる,という悩み事は聞いた事が無いのと対照的である(なので民法の論文突破レジュメで判例を引用する場合,事実関係部分を長々と引用しているのである)。
行政法に続いて,民法と商法がさり気に難敵になりつつあるということである。