告知：９日の短答式試験分析会について

９日の短答分析会ですが，公法系を徹底的に解析することにしました。ボーダー未満が昨年刑事系の「大事故」を遥かに凌駕する「異様な人数」になっているので，不安に感じている人も多いと思うからです。当然，伊藤塾の短答リサーチ結果も利用します（これは全科目）。事態の変化に即応します。

問題別ではなく，肢別に「何故切れないのか」「何故間違えるのか」を，「正しい試験対策のあり方」という視点で指摘し捲くります。トコトンやりますので，絶対聞いて下さい。勉強の指針がイメージできるようにぶった切っていきます。「不安」を「一掃」します。

で，無料です（笑）。

公法系については本試験問題持参でお願いします（塾で販売もするみたいですが）。当然，喋くり倒します。

東大ＶＳ中大，早慶戦，一橋ＶＳ予備

早稲田ローの結果をどう見るかは難しい面もあります。早稲田は，昨年は出願者数566名，受験者数432名，合格者数291名でした。今年は，出願者数567名，受験者数472名，合格者数332名です。出願者数は同数と見て良いので，受け控えが40名ほど減り，合格者数が40名ほど増えた，と言えます。増加した受験者がそのまま全員クリアーしたというほど単純では無いでしょうが，入学試験からの既修コース組という（初の）卒業生軍団が健闘したと言えそうです。

実はＢＩＧローの昨年と今年を比較すると興味深いデータがあります。出願者数と受験者数について，中大と早大が共に増加しているのに対し，その他のローは減っていると言う点です。

中大は，出願者数538名→566名，受験者数461名→489名，合格者数366名→399名と増加しています。他方，東大は，507名→472名，416名→379名，345名→303名となっています。論文採点対象者数で比較すると，昨年は中大が21名だけ多かったのに対し，今年は96名も多いということになります。これは中大が東大を最終合格者数で上回る可能性が俄然出てきたということになります。

早稲田も合格者数が291名から332名に増加し，慶大が292名から285名に減らしています。早稲田が７回目にして初めて慶應を合格者数で抜き去るかもしれません。昨年慶應は，ボーダーラインをクリアした受験生の合格率は56.1％でしたので，仮に前年並みとすると，最終合学者数は162名ほどになります。早稲田がこれを抜くには，332名に対し50％程度の合格率が必要です。早稲田は前年は47％ほどでしたので，十分可能性があります。

最終的に東大ＶＳ中大，早慶戦の結果がどうなるか注目ですが，京大がこれらの間のどの辺りに食い込んでくるかも注目です。そして何と言っても予備組みの合格率ですね。一橋との「最終合確率対決」ということになりそうです。

２１５点

ボーダーラインは２１５点でした。「合格者」平均点は248.8点，受験者平均点は224.5点。論文採点対象者数は，5339名で，やや少ない印象を受けました。2000番ラインは，254点です。普段から指摘するとおり，250～260点が基礎体力としての「基準点」です。

最低ライン未満の数は，公法系が943人，民事系が268人，刑事系が115人でした。公法系が突出していますが，受験後の受験生の感想と見事に符合しています。憲法などで微妙な肢が多く，「40点縛り」で切られる人が多いのではないか，との意見を聞いていたのです。他方で，刑事系が例年比べても，くみし易い・少なくとも時間不足の懸念はなかった，とのことでしたので，115人という数字も頷けます。

ロー別の合格率ですが，合格者数を「出願者」数で割った数字でＢＩＧローの結果を見てみます。カッコ内は前年の率です。
京大73.04％（70％），慶大69.7％（70％），中大70.5％（68％），東大64.2％（68％），一橋75.5％（72.5％），早大58.6％（５１．４％），予備試験組88.4％となります。感覚的な話ですが，京大，一橋，早大が伸ばしています。東大，慶大，中大は前年並みといえそうです。

予備試験組は，受験者数は85名で合格者数は84名なので，「受験したら突破する」，という結果といって良いでしょう。やはり問題が共通している予備試験をクリアーした人達なので，「短答突破力」は相当あるのでしょう。あとは論文突破力如何ですね。

燃える旧ＢＩＧ３！！！

うわっ！！ボストンが、敵地マイアミでヒートを下して、３勝２敗に！イースト、ウエスト共に２連敗したチームが、王手をかけた！レブロン大ピンチ！
NBAの7回戦制のシリーズの統計では、0勝2敗から逆転勝利を収める確率はわずか6％。サンダーはNBA史上2連敗からシリーズを制した15番目のチームとなる可能性があるが、その前にボストンが１５チーム目になるか。しかし、ＫＧが本当に調子いい。レイジョン・ロンドばかりに目が行くけど、ＫＧは最後の一花咲かせている感じすらする。